娚の一生(3) の商品レビュー

西炯子(著者)

2010/04/10

やっと行き着いた、つぐみの恋。
昔の恋にちょっとグラついたけれど…

中川の登場と震災の被害でやっと重い腰が上がってその気になった…？　と話を強引に畳んだ印象を受けたけれど、大人の恋は多くを語らず…と解釈をしておこっと。まだまだ語ってほしいけれど。
※雑誌のほうでスピンオフが掲載されるようです

2010/04/06

昔から好きと言うか惹かれる作家。特にコレは電撃が来ました。
確実に私も海江田教授にイカレます（自信あり）。

2010/04/05

第3巻（最終巻）
星3-（全体評価　星3）2010年3月27日

　1巻が一番よかったです。
押し押しの海江田氏になった2巻、そしていきなりな3巻は、
かなりがっかりな尻すぼみ展開でした。

ポイントが絞れていないのが原因なのかも、と分析してみたり。

　普通の日常を大切に描こうとしている割に、
起こることが全然日常じゃない感じのこと（感じてしまうこと）が多くて。
捨てられている子供に始まり（これって、ちょっと見え見えの狙い路線では？と思ったりしましたが）、
これから、仕事の進み具合を丁寧に書くのかな、過去の男との確執でどう変わるのかなと思いきや、
地震と海江田氏によるほとんど犯罪レベルの喧嘩とその後、で終わり。

　ちょっとどうかなぁと思ってしまいました。
ウエディングドレスのエピソードとかがいいだけに、かなり残念。
これじゃ、全然アラフィフである必要ないじゃん。

がっかりな完結巻で、全体評価は、私の中で、かなり下がりました。

2010/04/04

ついに最終巻。完結。
三十半ばで恋に疲れ、人生にも疲れたワーキングウーマン、つぐみ。
つぐみの祖母、十和に片想いをして数十年、五十代にして独身を貫いていた大学教授、海江田。
この二人が十和の死をきっかけに出会い、ひょんなことから片田舎で同居することになる。
そんな普通じゃない出会いと、一筋縄じゃいかない二人の、どこにでもある普通の恋のお話。
枯れたはずの中年男の情熱や、やきもちや、割り切ったふうで割り切れない想いとか。
仕事も家事も完璧にこなせる女が、恋だけはままならないとか。
そんな二人のなかなかくっつかない所にやきもきさせられたり、ドキドキさせられたり。
恋ってのは若者の特権じゃないのだと、こんな大人の恋も良いなあと、そんなふうに思わせられる。
ちなみに海江田先生は、単なる中年男ではない。
渋くて、大人で、でも少年の心も持ち合わせてる、カッコよすぎるオッサンなのです。侮るなかれ。（笑）

2012/02/01

カイエダ先生のつぐみサンとの20歳差からくるセリフが良いですね。

きれいに終わってはいますが、えっ？これで最終刊？？って感じでとても続きが気になります。

2010/03/29

全巻読了。「恋をしているから仕方ない｣と己に忠実な50代男、仕事上手恋愛下手な30代女の関係を描く物語。性描写はないに等しいのに色香る2人の距離感が最高。これぞ大人の恋愛という話に久々に触れました。人生が有限性のものであることに改めて気付かされます。「恋愛ってやっぱりいいな」と素直に思える作品でした。1人じゃないという安心感はこの2人みたいなことなのかも。抱えきれないものを半分持ってくれる存在というような。私はそこまで求めないしそれ以前に限界まで強がるから論外だけど。あー。だから1人でも大丈夫そうとか言われるのか。自爆。とりあえず、現時点で今年1番漫画。さすが、選ばれただけあります。ただ3巻の急展開過ぎるベタベタな事件の起こりっぷりはどうかな。ご都合主義にもほどがある。けど、この関係性にちょっと憧れてしまう。

2011/09/03

いやああ。終わってしまった。ラストが好みによって分かれそうだけれど。私は好きです。いきなり時間が未来に飛んで、ちょっとした描写で全部わかる。というか、ちょっとした描写から読み取るみたいなの。以下ネタバレ地震と、過去の恋人の登場の両方はいらなかったかなと思うけれど。

2010/03/27

今更ながら、表紙が続き絵だったことに気付いた最終巻。

「おとこ」とルビ打つ「娚」の漢字。元の読み方は「めおと」。
最終話を読んだ後に表紙を見ると、何とも感慨深い。

少ない巻数でこんだけ読ませる漫画も珍しい。
マイ・フェイバリット・ブックスの１つになりました。
（余談ながら、各巻末の４コマも良かった）

2010/03/26

あっという間に終わってしまって、「もっと色々見たい！」と思ってしまいました（笑）結婚式見たかったな！

2010/03/25

最終巻です。

うーん、なんか１巻と２巻のノリと大分違った３巻で
個人的にはあまり好きじゃないという感想になってしまう。

ただ、西園寺さんはすげー好きっす！