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般若心経の教える幸せになるための智慧 の商品レビュー

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2022/08/22
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 ひろさちや&阿純孝「般若心経の教える幸せになるための智慧」、2010.2発行。この本から、私は次の3つの智慧を学びました。①「欲」を捨て、「我」を捨てて自由になる。→とても難しいです。今ある自由で満足していますw ②乱暴で無理な問題解決の道を探らない。→心掛けます。③忍耐とは我慢するのではなく諦めること。→これも難しそうですが、ある意味、仕方ないことですね。

Posted byブクログ

2019/09/10

宗教は苦手だ。 それはたぶんどこかに危うさを感じてしまうためだろう。 オウム真理教の事件があった。 アメリカの同時多発テロで飛行機がWTCビルに突っ込む姿をリアルタイムの映像で見守った。 物心ついてからずっと宗教を原因(の一つ)とした紛争が続いている。 もちろん宗教の教義その...

宗教は苦手だ。 それはたぶんどこかに危うさを感じてしまうためだろう。 オウム真理教の事件があった。 アメリカの同時多発テロで飛行機がWTCビルに突っ込む姿をリアルタイムの映像で見守った。 物心ついてからずっと宗教を原因(の一つ)とした紛争が続いている。 もちろん宗教の教義そのものと、そうした出来事との間には直接の関連性はない。 それでも宗教を避ける気持ちが私の中にあるのは事実だ。 ただ今回近親者の死が相次いで、お経を読む機会が多くなった。またたまたま和尚がそのお経を解説してくれるような機会もあった。 そうした中で、興味が湧いて何冊が仏教関連の本を読んでみた。 うん、やっぱりいいこと言っているよ。 でないと何千年も人々に支持されたりしないよね。 本書でも「空」の思想は、「こだわらないこと」だとされている。それはつまり、一つの物差しで世界を捉えないこと、言い換えれば伸縮自在の物差しを持つことだと言う。 勝ち組/負け組などと言うけれど、いったいその「勝ち/負け」の基準はどこにあるのか。 基準そのものにこだわらなければ、そのような組み分けはそもそも意味を持たないものとなる。 個人的には、もう競争原理の社会にはいい加減疲れてきた。もっとのんびりと自由になりたい。 でもそんな自分を縛っているものは何か。 結局金銭や物質的な豊かさにこだわっているだけではないのか。 もちろんそうしたものを全て捨て去ることなどできはしないのだけれど、「少欲知足」でいけばもっと平穏でいられるのではないか。 実践できるかどうかは別として(私は僧侶ではない)、 宗教の教えは人を豊かにするものであることは間違いない。 それが確認できただけでも貴重な読書体験であったと 思う。 無有恐怖 結局問題は宗教ではなく人間だ。ということか。

Posted byブクログ