シャーロック・ホームズの冒険 新訳版 の商品レビュー
今読んでも、ほんとうに傑作ぞろいのすばらしい短編集。とくに赤毛組合は、みごとですわ~。 これ、「ストランド誌」に掲載されていた当時の熱狂を想像すると、ちょっとテンションあがる。しかもドイルはものすごい速筆だったらしく、こんな完成度の高い短編をほんの2週間かそこらで書いていたらしい...
今読んでも、ほんとうに傑作ぞろいのすばらしい短編集。とくに赤毛組合は、みごとですわ~。 これ、「ストランド誌」に掲載されていた当時の熱狂を想像すると、ちょっとテンションあがる。しかもドイルはものすごい速筆だったらしく、こんな完成度の高い短編をほんの2週間かそこらで書いていたらしいんですよね(というのは、ほかの本で読んだ。) 子どものころポプラ社版のホームズを片っ端から読んでいた記憶はあるものの、ちゃんと発表順にしらみつぶしに読んだわけではないので、この機会にちゃんとぜんぶ読んでみようと思います。つぎは「帰還」かな?(ちがった。回想だ。)
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「子供の頃に読んだから」からって児童書と思ってはいけない。現代のビジネスパーソンの心にも響く元祖ハードボイルドです。 「まだらの紐」「ボヘミアの醜聞」など、小学校の図書館で親しんだ代表作が盛りだくさん。 確かに読んだことがあるはずなのに、社会人になってから再読すれば、こんなに名...
「子供の頃に読んだから」からって児童書と思ってはいけない。現代のビジネスパーソンの心にも響く元祖ハードボイルドです。 「まだらの紐」「ボヘミアの醜聞」など、小学校の図書館で親しんだ代表作が盛りだくさん。 確かに読んだことがあるはずなのに、社会人になってから再読すれば、こんなに名文・名語録がちりばめられていたのか、と関心しきり。 「判断の根拠となるデータもなしに、やみくもに理論を立てるのは、愚の骨頂だよ。それをやると、事実にそって理論を立てるのではなく、つい事実のほうを理論に合わせてねじまげるようになる」 「きみは確かに見てはいる。だが観察はしない。見るのと観察するのとでは、大ちがいなんだ」 などなど。 社会人になってようやく身につまされることを、小学生の頃にはすでに目にしていたとは。まさしく 「見えなかったんじゃなくて、気づかなかったんだよ、ワトソン。どこを見るべきか知らないから、大事なところをみんな見落としてしまう」 ということかもしれない。 大人の鑑賞にも耐えうる、というか、大人だから魅力に気がつく一冊。 シャーロッキアンも、女性に痛い目に遭わされた経験のある人も、ぜひ再読して欲しい一冊。
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ボヘミアの醜聞を読んで、あの女性に敗れたシャーロック ここから始まったのかと感動! あの女性との戦いは映画とかでよく描かれていたけど、本ではどんな風になっているのかは知らなかったので読めてよかった
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観察と推理というやりかたをするホームズが携わった事件をワトスンが記録した、という形式の作品です。“日常的な謎を扱っている作品が多い(p519)”です。 『ボヘミアの醜聞』 ボヘミア王家を揺るがした一大スキャンダルをホームズが解決しようとするのですが、ホームズが“あの女性”の機知...
観察と推理というやりかたをするホームズが携わった事件をワトスンが記録した、という形式の作品です。“日常的な謎を扱っている作品が多い(p519)”です。 『ボヘミアの醜聞』 ボヘミア王家を揺るがした一大スキャンダルをホームズが解決しようとするのですが、ホームズが“あの女性”の機知の前に破れ去ります。まさかホームズが負けるとは、意外でした。 『赤毛組合』 赤毛の男子ならばちょっとした仕事で週給四ポンドもらえるという“赤毛組合”、質屋の店主に勧める店員、最初からとにかく怪しいです。奇妙で、重大な事件でした。 『花婿の正体』 結婚式当日に消えてしまった花婿は、血も涙もない悪党でした。こういった悪党は、許せません。 『ボスコム谷の惨劇』 マッカーシーという男が殺されます。状況証拠から、ワトスンやレストレード警部は犯人はその息子だと考えてしまいますが、ホームズは違いました。 『五つのオレンジの種』 五つのオレンジの種をK・K・Kから送られた伯父、父が次々と殺されます。自分のもとにも種が届いたジョンは、ホームズに相談に来ます。ホームズは犯人を見つけ、報復も仕掛けたのですが、謎が残ってしまい、もやもやする事件でした。 『くちびるのねじれた男』 ネヴィル・シンクレア氏がいなくなり、シンクレア氏が最後に目撃された部屋にいた物乞いヒュー・ブーンが捕らえられます。単純そうに見えながら、難問をつきつけてくる事件でした。 『青い柘榴石』 使丁(コミツシヨネア)が街で手に入れた鵞鳥の餌袋から、青い柘榴石(ブルー・カーバンクル)が出てきます。神々しい宝石だからこそ、犯罪の核心にも標的にもなるのです。 クリスマスーひとを許す季節のため特に、ホームズの優しさが見えました。 『まだらの紐』 ロイロット家の姉は、死の間際に“まだらの紐”という謎めいた言葉が叫びます。その意味とは…。 昔読んで忘れてしまった話も多いのですが、一番印象に残っていました。この事件が奇々怪々な様相を呈しているからかもしれません。 『技師の親指』 技術が親指をなくした事件です。“本来、親指のあるべき箇所には、毒々しく赤い海綿状のものが見えるだけ。(p349)”という描写には衝撃を受け、想像するだけで恐ろしく感じました。 『独身の貴族』 結婚式後の披露宴で、花嫁が消えてしまいます。不可解で奇妙な事件ですが、確かに、自然な成り行きなのかもしれません。 『緑柱石の宝冠』 民営銀行の頭取が、イギリスの高貴な方から担保として緑柱石(ベリル)の宝冠を預かりますが、その一角が盗まれてしまいます。宝冠を持って立っていた息子のアーサーが怪しまれますが、口を割ろうとしません。それには立派な理由がありました。 『橅の木屋敷の怪』 よすぎる給料を支払う家庭教師先に不安になりますが、やはり、背後には強力な動機がありました。家庭教師先のルーカッスルは恐ろしい人物でしたが、雇われたハンター嬢は独力で人生を切りひらいてきた強い女性で、惹かれました。
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世界中でこれだけ人気なのもうなずける。 イメージよりホームズがおとなしげで紳士。 個人的には、宝石だの王様だの、ちょっとファンタジックなところが好き。 ボヘミアの醜聞 赤毛組合 花婿の正体 ボスコム谷の惨劇 五つのオレンジの種 くちびるのねじれた男 青い柘榴石 まだらの紐 技師...
世界中でこれだけ人気なのもうなずける。 イメージよりホームズがおとなしげで紳士。 個人的には、宝石だの王様だの、ちょっとファンタジックなところが好き。 ボヘミアの醜聞 赤毛組合 花婿の正体 ボスコム谷の惨劇 五つのオレンジの種 くちびるのねじれた男 青い柘榴石 まだらの紐 技師の親指 独身の貴族 緑柱石の宝冠 橅の木屋敷の怪 個人的にはまだらや橅の木みたいな怪奇趣味のが好き。
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今なお読み継がれる古典的名作推理。 ホームズは超人的能力によって事件を解決するのではない。そのような推理にいたった理由・根拠を全て最後には示し、決して当て推量や思い付きで推理を展開しているのではないことが分かる。毎年、夏の一冊にも選ばれるのは、ホームズ物語の中でも傑作といわれる作...
今なお読み継がれる古典的名作推理。 ホームズは超人的能力によって事件を解決するのではない。そのような推理にいたった理由・根拠を全て最後には示し、決して当て推量や思い付きで推理を展開しているのではないことが分かる。毎年、夏の一冊にも選ばれるのは、ホームズ物語の中でも傑作といわれる作品が、この短編集に多く含まれているからであろう。
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5年ほど前に購入して積ん読状態だった文庫本だが,明智小五郎のシリーズを読んで,ホームズも読みたくなった。12話の短編が収録されており,一気に読むにはストーリーは単調に思えて途中で疲れてしまい,休み休み読むことに。それでも,小学生の頃に子ども向けの翻訳を読んだりして,その内容や結末...
5年ほど前に購入して積ん読状態だった文庫本だが,明智小五郎のシリーズを読んで,ホームズも読みたくなった。12話の短編が収録されており,一気に読むにはストーリーは単調に思えて途中で疲れてしまい,休み休み読むことに。それでも,小学生の頃に子ども向けの翻訳を読んだりして,その内容や結末は概ね分かっていても,ホームズの謎解きは楽しめた。 19世紀イギリスと現代日本とでは科学技術だけではなく社会の制度も違っており,ホームズと同じ推論は今ではできない部分もあるが,見るだけじゃなくて観察することが必要というのは,現代でも通用する考え方だと思う。 なかなかシリーズのを続巻を書店で見つけられないが,見つけたら購入して同じシリーズで続きを読みたい。
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アーサー・コナン・ドイル著 『シャーロック・ホームズの冒険』を読了しました。 言わずとも知れた古典探偵小説の短編集ですね 読まれた方も多いと思います。 僕はと云うと今まで、映像では何度もシャーロック・ホームズの物語を視聴していたのですが、恥ずかしながら活字で読むのは初めてなので...
アーサー・コナン・ドイル著 『シャーロック・ホームズの冒険』を読了しました。 言わずとも知れた古典探偵小説の短編集ですね 読まれた方も多いと思います。 僕はと云うと今まで、映像では何度もシャーロック・ホームズの物語を視聴していたのですが、恥ずかしながら活字で読むのは初めてなのです。 映像では知り得ない事象の数々は、活字にて明らかにされます。 勿論、時代背景に古さは感じますが、ホームズの推理の切れ味の鋭さは、他の探偵小説を圧倒し不朽の名作です。 作品の解題には、「ドイル作品の偉大さは、ドメスティックとみえる物事の裏に、さまざまな奸計が隠されている、その発端と結末の落差にある」と書いていました。 まさしくそこがシャーロック・ホームズ譚の面白さだと思います。
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これまで本は読んだことなく、BBCのドラマ『SHERLOCK』が面白かったので本にも興味が湧きkindle版をダウンロードしてみました。(BBCは『SHERLOCK』とか『ダウントンアビー』とか面白いドラマ結構作ってるなぁ) ドラマは現代版なので本の中のシャーロックとはイメージが...
これまで本は読んだことなく、BBCのドラマ『SHERLOCK』が面白かったので本にも興味が湧きkindle版をダウンロードしてみました。(BBCは『SHERLOCK』とか『ダウントンアビー』とか面白いドラマ結構作ってるなぁ) ドラマは現代版なので本の中のシャーロックとはイメージが若干違いますが、その推理は想像を超え、ワトスンがシャーロックによく言われている「見てはいるが観察していない」という言葉がそのまま自分に言われているかのように感じてしまう。 もちろん時代背景は古いものだが、今読んでもその内容に古さを感じることはなく面白い。世界中に多くのシャーロキアンがいるのもうなずける。
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昨年末図書館で借りてきた一冊。 ホームズとは小学校4年生の時にコナンを読んで出会った。 その後は図書室にある本を借りまくった覚えがある。 内容は全然覚えていないけど…(笑) 大人になって読んでみると面白いの何のって♪ 早く他の話も読みたいな~ヽ(^0^)ノ
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