板尾日記(5) の商品レビュー
―――卵の黄身が白身より大きい非現実的な世界に生きているようだ――― 2009年の板尾さん。 想像も及ばない悲しい出来事が、わたしの誕生日に起こる。 それでも毎日綴られる日記。 シャボン玉の歌がとても辛い。 ママの悲しみを受けとめようとする板尾さんの父親と旦那としての姿が刻まれ...
―――卵の黄身が白身より大きい非現実的な世界に生きているようだ――― 2009年の板尾さん。 想像も及ばない悲しい出来事が、わたしの誕生日に起こる。 それでも毎日綴られる日記。 シャボン玉の歌がとても辛い。 ママの悲しみを受けとめようとする板尾さんの父親と旦那としての姿が刻まれている。 同年は、松本人志の結婚もあり、昔の仲間達への愛しさも記されている。彼らとの写真を―――こんなに他人に見せたくなる写真は初めてだ―――と表している。 うれしいも、かなしいも、決まっちゃあいない。 とつぜんきて、とつぜんおわる。 しあわせがおおきければおおきいほど 残酷。
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- ネタバレ
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「空気人形」を見た後だったので、読みたくなったのが「5」。 その時の背景が、独自の感性で綴られる一冊で、読んで満足しました。 娘さんがお亡くなりになる時期とも重なり、 一概にそれまでのシリーズと同じ視点で読むには難しい一冊でもある。 奥さんと娘さんへの呼び方に変化が出るのが、辛くなる。
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娘さんが亡くなった正直な心情が記されていて、子を持つ母親としては号泣しながら読みました。他にも、板尾さんの仕事への姿勢・本音も知れて興味深かったです。
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板尾日記を1から買い続けもう5巻。 勿論板尾創路さんのファンで読んでいたのですが、アンバランスさが好きでした。 短い文章とかなだけにストレートにこちらに伝わってきて、5巻は悲しかった。 6巻に期待!
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同じ舞台は二度と無い。一度舞台が始まれば、その舞台は先に進むが、後には戻らない、二度と同じことを繰り返せない儚さと贅沢さが同じぐらいある。 (P.52)
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切なすぎて言葉にならない。 読む前からどんな感じになってるのか不安だったが、やはり悲しかったし、衝撃的だった。 改めて板尾のプロ根性を感じた。芸人って余計に辛いな~。
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出た時に拾い読みをしていたが、通して読むとまた格別の余韻が。多方面にわたる順調な仕事ぶりに時折挟まれる家族の幸せの様子が一転。何度読んでも心が痛い。淡々とした描写がそれをまた増幅させるんだよなあ。
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お子さんが亡くなった悲しい年だったので本は出ないかと思ってたけど、ここまで書かなくていいんじゃないかと思うくらい、リアルに書かれていて、読むのが辛かった。 正直、人の感情を覗き見してしまったような気がして、読んでしまったことを後悔しました。
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1年間の日記を本にして出版する。この作業を4年間務めて、5年目の8月に著者に起きた悲劇。それでも著者は5巻目を完成させた。 どんな不幸があろうと、作品を完成させる。これがプロ表現者の義務なんだろう。その義務感の強さに加えて、他人に気を使わせないようにする気遣い。 著者の人間と...
1年間の日記を本にして出版する。この作業を4年間務めて、5年目の8月に著者に起きた悲劇。それでも著者は5巻目を完成させた。 どんな不幸があろうと、作品を完成させる。これがプロ表現者の義務なんだろう。その義務感の強さに加えて、他人に気を使わせないようにする気遣い。 著者の人間としての強さに感動してしまった。
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出ないのではとちょっと思っていましたが、出ました。 眉間に皺が寄りっぱなしの鼻の奥がツンとしっぱなし。 ちゃんと活字にして伝えてくれて有難うございます。
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