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人は愛するに足り、真心は信ずるに足る の商品レビュー

4.5

20件のお客様レビュー

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2024/05/04

何かの本に出てきて読もうと思ったのだけど、何だったか忘れた…積んでる「アフガニスタンの診療所から」も読む。

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2020/03/29

小さな体で医師としての人を根底から愛し信じて、アフガンに身をうずめたすごい人だった。生半可な心ではここまでできないだろう。なくなってからも表に出てこない奥さん家族も素晴らしい人たちなんだろう。中村さんは普通の九州女だと言っているがそれが一番難しいのではないか。日本にいればドクター...

小さな体で医師としての人を根底から愛し信じて、アフガンに身をうずめたすごい人だった。生半可な心ではここまでできないだろう。なくなってからも表に出てこない奥さん家族も素晴らしい人たちなんだろう。中村さんは普通の九州女だと言っているがそれが一番難しいのではないか。日本にいればドクターとしてそれなりの生活が約束されていたのに、アフガンに火中の栗を拾って水路を作るなんてよほどの意思がないとできない。クリスチャンとして汝の敵を愛せよの心ではなかったのか。

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2020/01/28

ノンフィクション作家の澤地久枝さんが徹底した事前調査と、対談における見事な切込みで、中村哲氏の人となりや活躍を伝えてくれる。アフガン近辺で25年(当時)の長きにわたり、医療や灌漑に取り組んできた中村氏の頭の下がる活動は心を打つ。氏はアフガンの灌漑に命を懸けて取り組んできたのだが、...

ノンフィクション作家の澤地久枝さんが徹底した事前調査と、対談における見事な切込みで、中村哲氏の人となりや活躍を伝えてくれる。アフガン近辺で25年(当時)の長きにわたり、医療や灌漑に取り組んできた中村氏の頭の下がる活動は心を打つ。氏はアフガンの灌漑に命を懸けて取り組んできたのだが、脇目も振らずというのではなく、昆虫と山と家族を日々愛し、本当に人間的な謙虚な人であった。周りの人たちへの配慮も驚くほど。視点は偏らず全体をよく見ている。「人は愛するに足り、真心は信じるに足る」を地で行った人だ。〝あとがきに添えて”:『もし現地活動に何かの意義を見出すとすれば、確実に人間の実体に肉迫する何ものかであり、単なる国際協力ではなく、私たち自身の将来に益するところがあると思っている。』

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2020/01/24

カテゴリ:図書館企画展示 2019年度第6回図書館企画展示 「追悼展示:中村哲氏執筆本等」 展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。 開催期間:2020年1月6日(月) ~ 2020年2月28日(金) 開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧...

カテゴリ:図書館企画展示 2019年度第6回図書館企画展示 「追悼展示:中村哲氏執筆本等」 展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。 開催期間:2020年1月6日(月) ~ 2020年2月28日(金) 開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース

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2021/09/29

中村哲氏(1946~2019年)は、1984年にパキスタンのペシャワールに赴任し、ハンセン病の治療やアフガニスタン難民の診療に従事、その後、長年、戦乱と旱魃に苦しむアフガニスタンで、井戸・水路建設などの復興事業を行ってきた医師。NGO「ペシャワール会」現地代表。2003年にマグサ...

中村哲氏(1946~2019年)は、1984年にパキスタンのペシャワールに赴任し、ハンセン病の治療やアフガニスタン難民の診療に従事、その後、長年、戦乱と旱魃に苦しむアフガニスタンで、井戸・水路建設などの復興事業を行ってきた医師。NGO「ペシャワール会」現地代表。2003年にマグサイサイ賞、2018年にアフガニスタンの国家勲章を受章。2019年10月7日には、アフガニスタンでの長年の活動が認められ、同国の名誉市民権を授与された。また、2014年には自伝『天、共に在り―アフガニスタン三十年の闘い』で城山三郎賞も受賞している。 2019年12月4日、アフガニスタン東部のジャララバードにおいて、車で移動中に何者かに銃撃され、亡くなった。享年73歳。 本書は、ノンフィクション作家の澤地久枝(1930年~)が、中村医師の生い立ちから、アフガニスタンでの活動までをインタビューし、2010年に発刊されたものである。 私は、長年、世界の紛争地と国際支援・協力の現場に関心があり、本書も出版直後の2010年に読了し、『天、共に在り』(絶版になっていたが、氏の死去後、復刊されたようだ。ただ、書店では見かけない)も読んでいるが、国際支援・協力に携わる多くの日本人の中でも、稀有な存在であった中村医師が銃撃され、亡くなられたことには強い衝撃を受けた。 中村医師は、パキスタン・アフガニスタンに赴任当初、医師として患者の治療にあたっていたが、医学の恩沢から完全に見捨てられている現地の村々を歩き、わが目でその惨状を確かめるに至り、遂には白衣と聴診器を手放し、「百の診療所より一本の水路を」と現場で井戸掘り、水路建設の陣頭指揮をとることになる。以来現地人と協力して掘った井戸は1,000本を超え、1万6,500ヘクタールの農地を潤した。 また、現地に深く根差した中村医師が、見、聞き、感じ、触れた紛争地の状況、そこで生きる人びとの生活というのは、関係国の政府の発表や大手メディアの報道は言うまでもなく、危険を伴いつつ現地に潜入し、我々に貴重な情報をもたらしてくれるジャーナリストたちの取材とも異なるものであった。 そうした中村医師だからこそ、現地の人びとに深く愛され、心から信頼されたことは間違いなく、その存在は、日本よりもアフガニスタンでより多くの人びとに知られ、その死は、より多くの人びとに悼まれたのだ。。。 現地のために尽くし、それによって名誉市民権まで授与されたことが、過激派勢力のターゲットとなった原因なのだとすれば、こんな皮肉・理不尽なことはない。 世界のあらゆる人びとが、「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」という思いを共有する日が来ることを願うばかりである。 (2010年9月了)

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2019/12/14

「九条を守る会」の澤地久枝さんが、アフガニスタンで井戸を掘るお医者さん、中村哲さんにインタビューしています。中村さんの他の著書は、アフガニスタンの現場報告が主で、彼の個人的な生い立ちや家族のことはわかりません。このインタビューは、そこを聞き出しているところが、ぼくには嬉しかった。...

「九条を守る会」の澤地久枝さんが、アフガニスタンで井戸を掘るお医者さん、中村哲さんにインタビューしています。中村さんの他の著書は、アフガニスタンの現場報告が主で、彼の個人的な生い立ちや家族のことはわかりません。このインタビューは、そこを聞き出しているところが、ぼくには嬉しかった。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/201912140000/

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2014/05/20

中村さんの偉業を素直に讃えたい。 中村さんから、「今」を一生懸命に考えることの大切さを教えてもらった。 アフガニスタンにとって、もっと言うと、ペシャワールの「今」を真摯に見つめ、何をするのがベストなのか。その「今」が続いて、現在に至っている。 それに対して、澤地さんの国際情勢批判...

中村さんの偉業を素直に讃えたい。 中村さんから、「今」を一生懸命に考えることの大切さを教えてもらった。 アフガニスタンにとって、もっと言うと、ペシャワールの「今」を真摯に見つめ、何をするのがベストなのか。その「今」が続いて、現在に至っている。 それに対して、澤地さんの国際情勢批判がものすごくミスマッチ。この違和感が最後まで続いており、中村さんの名前を借りて、国際政治批判しているだけなように感じた。 この本を上梓した意図がどっちなのか分からない。

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2013/08/24

中村哲さんの講演後にこの本を読んだ。講演が頭に残っているので書きあらわされていない部分も思い浮かべることができた。中村さんの私生活が書かれており、その背景を知るとその誠実さ、29年の間に成し遂げたことの偉大さが如実に伝わってきた。「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」この言葉に...

中村哲さんの講演後にこの本を読んだ。講演が頭に残っているので書きあらわされていない部分も思い浮かべることができた。中村さんの私生活が書かれており、その背景を知るとその誠実さ、29年の間に成し遂げたことの偉大さが如実に伝わってきた。「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」この言葉に崇高な人の生き方を見出せた。

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2012/10/14

、「人として最後まで守るべきものは何か、尊ぶべきものは何か、示唆するところを汲んでいただければ幸いである」という中村氏のメッセージ。 私は何を汲みとっただろう・・・。 http://glorytogod.blog136.fc2.com/blog-entry-1287.html

Posted byブクログ

2011/10/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日本の自衛隊の海外派兵は意味の無いことだったのか。ただ、アメリカに寄り添うことで日本の中東のイメージを汚しただけ。 中村医師は、現在も一人でアフガニスタンの地で支援を行なっている。多くの人に知って欲しい。

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