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浦島太郎の真相 恐ろしい八つの昔話 の商品レビュー

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28件のお客様レビュー

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2021/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

鯨統一郎 堀北真希フアンである(天地真理フアンでもある) 昔の大好きを大事に胸に秘め・・・ず語りつくす 本書の3分の1(10ページ前後)は懐かしい思い出 だけが延々と続く、ムダに詳しい、妙に面白い そんな推理8つの短編小説は、三人の同い年の男 (おそらく昭和30年代生まれ)の思い出話の中 にキーワードが出て、無理やり事件の話になる 大学院でメルヘンの研究をしている美人の桜川東 子が、最近研究の幅を広げた日本のおとぎ話に擬 えて一言で事件と「おとぎ話」の真相を話す 感動する、浦島太郎の真相とは、海難で息子を亡 くした母親の「あの子は生きている」「海の底に あるステキな場所で」「少し楽しんでいるだけ」 自分に言い聞かせるように夢物語で幸せな息子の 生活を物語とする・・・泣ける(ノД`)・゜・。

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2021/11/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

桜川東子シリーズ。「九つの殺人メルヘン」が好きだったので、続編となる本作を読んだが、前作のような切れ味はない。ヤクドシトリオも厄年ではなくなったし、桜川さんも院生になった。 昭和の小ネタが満載だが、私より少々年上の人が対象のようで、少ししか分からない。でもそこは、あまり気にならずに読むことが出来る。 推理が明快でもなく、昔話の解釈も釈然としない。 マスターが「スリーバレー」で働いていた、とあったが、確か「スリーバレー」は「邪馬台国はどこですか」のバーではなかっただろうか。 桜川さんと早乙女静香さん(邪馬台国はどこですか、に出てくる人)がともに出てくる話もあったはずだ。 桜川東子シリーズ、制覇するつもりなので次作に期待しよう。

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2021/08/19

再読、シリーズモノ このシリーズの魅力は謎解きではない ヤクドシトリオの懐かしい蘊蓄話だ 懐かしいといっても、私より世代が上なので分からない話ばかりなのだけど、それでも興味深く面白い なので、それにこじつけられた謎解きには実はあまり興味がない 昔話になぞらえた謎解きだから、昔話...

再読、シリーズモノ このシリーズの魅力は謎解きではない ヤクドシトリオの懐かしい蘊蓄話だ 懐かしいといっても、私より世代が上なので分からない話ばかりなのだけど、それでも興味深く面白い なので、それにこじつけられた謎解きには実はあまり興味がない 昔話になぞらえた謎解きだから、昔話が詳しく説明されてて、あっその話そんなだったっけ…って思い出すのが良かった

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2020/01/27

桜川東子シリーズ、第2弾。 前回シリーズに引き続き、設定は同じ。 題材は日本の民話に変更。 これまた興味深い。 民話の裏の意味を元に事件を解決。 読みやすい。 ヤクドシトリオの裏設定がちょっとよく伝わってこないのが残念。 前回からそう時間は経っていないはずだけど、出所したの?

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2015/04/23
  • ネタバレ

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各章の半分以上を占める昭和の小ネタ。対象世代が極めて限定的なので、膝を打って楽しめる人は少ないだろう。その小ネタもまた「昔話」である、というオチ。気軽に読めるが、昔話の新解釈も含めて、どうしてもデビュー作を超えてはこない。6.0

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2013/08/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日本の代表的な童話である浦島太郎、桃太郎、カチカチ山、猿カニ合戦、一寸法師、舌切雀、瘤とり爺さんなどをヒントに事件の解決を考えるという推理小説集。アイドル、フォーク、昔のTVドラマ、映画、スポーツ名場面などにおっさん達が話の花を咲かせる場面が多く、雑談として楽しく読ませる部分でありますが、著者には「ずるいよ」と言いたくなります。童話が何を語ろうとしていたのか、実は子供を思う母の気持ちであったりとか、なるほどと思わせる部分は多くありました。

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2013/04/29

著者のぶっ飛んだストーリー構成が冴えすぎて何だかわからないくらい独特な推理連作。 「邪馬台国はどこですか?」と雰囲気は似ているが、本書のモチーフはタイトルの通り「昔話」や「お伽話」。 主人公は探偵稼業を営む中年男性なのだか、本書の真の「探偵」役は、彼らが集うバーの常連である、う...

著者のぶっ飛んだストーリー構成が冴えすぎて何だかわからないくらい独特な推理連作。 「邪馬台国はどこですか?」と雰囲気は似ているが、本書のモチーフはタイトルの通り「昔話」や「お伽話」。 主人公は探偵稼業を営む中年男性なのだか、本書の真の「探偵」役は、彼らが集うバーの常連である、うら若き女性である。いわゆる「安楽椅子探偵もの」の範疇だが…トリッキーな作風(芸風?)を特徴とする作者のこと、そんな表現では事足りないのだ。 彼女が、主人公の抱える事件を、昔話になぞらえて解き明かしていく(それが本当に真相かどうかはわからない)わけだが…なぜか前半は毎回、アニメやらスポーツやらラジオ番組やらの昭和ウンチクが長々と…(笑)。 かなり無理やりな展開ではあるが、これもお約束と思えばそれなりに…肝心の推理部分はほんの少しだし、なのにうっかり読んでしまう。 いずれにしろ、著者にしか書けない作品であることは間違いないだろうなあ。

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2013/04/07

こんな蘊蓄話を飽きさせずに読ませるなんて、筆力のある作家さんなんだなあ。でも再読はないだろう。 日本酒が飲みたくなってきます。

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2013/02/07

前作のメルヘン篇を読んだのが、かなり前だったせいもあるが、こんなんだったかな…と。3分の1が昔話とも、事件とも関係のないムダ話に充てられているので、昔話と事件の絡みが浅く、物足りない。 このシリーズも「邪馬台国は…」シリーズも、二度と読まないと決めた。というか、鯨統一郎作品は二度...

前作のメルヘン篇を読んだのが、かなり前だったせいもあるが、こんなんだったかな…と。3分の1が昔話とも、事件とも関係のないムダ話に充てられているので、昔話と事件の絡みが浅く、物足りない。 このシリーズも「邪馬台国は…」シリーズも、二度と読まないと決めた。というか、鯨統一郎作品は二度と読まない。 無駄遣いしてしまった。

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2012/11/14

前半の薀蓄とメインの謎解きが、ほとんど関係ないところがすごい。 自分より10歳上の人だと、薀蓄がはまるんだろうな。

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