狂人失格 の商品レビュー
今でいうメンヘラ女に興味を自分を重ね合わせコンタクトしてしまったら、相当な恋愛モンスターしかも無垢、という強敵だった。。 筆者のハードな生きざまから得られた確かな分析力でモンスターの本性を解明するには至ったが大きな代償を払うことに。 ユーモアもあるので読後感は悪くない 君子危...
今でいうメンヘラ女に興味を自分を重ね合わせコンタクトしてしまったら、相当な恋愛モンスターしかも無垢、という強敵だった。。 筆者のハードな生きざまから得られた確かな分析力でモンスターの本性を解明するには至ったが大きな代償を払うことに。 ユーモアもあるので読後感は悪くない 君子危うきに近寄らず
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ホントの狂人に会った事ある? ってな事で、中村うさぎの『狂人失格』 太宰の人間失格の様なタイトルじゃが… 前半は読むの辞めようかと思う程、アホくさいと言うか中村うさぎさんって面倒臭い人じゃなってか、誰にも相手にされないけど自己主張の強い面倒臭い奴って感想。 じゃが、その上...
ホントの狂人に会った事ある? ってな事で、中村うさぎの『狂人失格』 太宰の人間失格の様なタイトルじゃが… 前半は読むの辞めようかと思う程、アホくさいと言うか中村うさぎさんって面倒臭い人じゃなってか、誰にも相手にされないけど自己主張の強い面倒臭い奴って感想。 じゃが、その上を行く恐ろしい女の話が浮上して、中村うさぎさんが面倒臭いのにその女に興味を持ち泥沼にハマってくノンフィクション話かな その名も優花ひらり。 勿論、本の中の話なんで別名になっとるけど、ネットで検索すると必ずヒットして、実在の恐怖の女へと繋がって行くよ 決して関わってはいけない。 マジで怖い。 中村うさぎさん、よく殺されなかったなって思う。 ちょっと間違えばホントそんな事になりそうって思った。 こんな人とは絶対に関わっちゃ駄目っ!ってええ勉強に成りました。 ってか、普通は絶対に関わらんわな(笑) この本は読みながらネット検索して読むと断然オモロいけど、本だけ読むと気が病むじゃろね 渚 水帆 マジでヤバい! もう、ホラー。 ホラー好きな方は是非読みながらネット検索してね♪ 2021年24冊目
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筆者、49歳の時の本。2010年。ネットで見つけた優花ひらりという作家になりたい女の話。 この女性、会話が成り立たないくらいのデンパ女。そんな彼女がどのような生態か興味を示し、共著を出そうと提案した中村うさぎさんのエッセイ。 すごい毒づいてるし、ほんとにこんな人がいるのか?という...
筆者、49歳の時の本。2010年。ネットで見つけた優花ひらりという作家になりたい女の話。 この女性、会話が成り立たないくらいのデンパ女。そんな彼女がどのような生態か興味を示し、共著を出そうと提案した中村うさぎさんのエッセイ。 すごい毒づいてるし、ほんとにこんな人がいるのか?という内容。どこまでフィクションなのか…よく優花さんはこの本が出ることを許したなぁという内容。読み物としては面白く読ませていただきました。
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狂人失格。中村うさぎ先生の著書。とことん自己中心的、自分勝手で自分勝手な人、究極的利己主義人間とでも言うのでしょうか。そういう究極的利己主義人間、世の中に少なくないと思います。でも人間も含めて自然界の生物の全ては本来自分勝手で利己主義なのだから、究極的利己主義人間が自分に素直、正...
狂人失格。中村うさぎ先生の著書。とことん自己中心的、自分勝手で自分勝手な人、究極的利己主義人間とでも言うのでしょうか。そういう究極的利己主義人間、世の中に少なくないと思います。でも人間も含めて自然界の生物の全ては本来自分勝手で利己主義なのだから、究極的利己主義人間が自分に素直、正直に生きている姿が羨ましく見える人も多いと思います。
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ネガティブな部分には無理やり目をつぶり全てを自分に都合よく解釈して物事を真っ向から解釈しようとしない逃避的思考。強引な善意の解釈があまりに不自然かつ欺瞞的。揶揄と侮蔑の対象でありながら群がらずにはいられない。何かやらかしてくれるのをワクワクしながら待っている自分がいる。プリミティ...
ネガティブな部分には無理やり目をつぶり全てを自分に都合よく解釈して物事を真っ向から解釈しようとしない逃避的思考。強引な善意の解釈があまりに不自然かつ欺瞞的。揶揄と侮蔑の対象でありながら群がらずにはいられない。何かやらかしてくれるのをワクワクしながら待っている自分がいる。プリミティブな感じのする呪力の正体は何なのか。他人事ではない自分自身の戯画として著者の模索が始まる。自分より弱い者を見つけて踏みつける自己誇示欲。特定の他者嘲笑することで己の優越を確認したいという自己誇示欲。真実でも現実でもなく脳内ファンタジー。言葉にはできない深層心理の混沌を言語化しながらその正体を見極める。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
興味を持って近づいた相手が、 自分が思った以上に手強くて手に負えなくなった話。 「坂本龍一さんが絵本を書いた」って勝手に言って自分のサイトに誘導するURLを貼り付けたってところは本当に驚いた。 あと「~メデューサは他者の瞳を通して「自分の姿(人からどう思われているか)」を見ているけど、鏡の盾にはね返った自分の姿を見ることは耐えられない~」 ってくだりは面白かったです。(つまり、自分自身を真正面から考えることに耐えられない)
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これはダメでしょ…なんでこの本を書いてしまったんだろう。裁判のニュースにつられ、好奇心で読んだ私もダメだ。すみませんでした。 これはとても小説とは呼べない。 私小説に分類されるのかもしれませんが、創作と言える部分が多分モデルの方の名前だけでは? ここまで「まんま」だと引いてしま...
これはダメでしょ…なんでこの本を書いてしまったんだろう。裁判のニュースにつられ、好奇心で読んだ私もダメだ。すみませんでした。 これはとても小説とは呼べない。 私小説に分類されるのかもしれませんが、創作と言える部分が多分モデルの方の名前だけでは? ここまで「まんま」だと引いてしまう。 そりゃ、裁判にもなりますよね。 (モデルの方について、いくらか分かりましたが、感想は変わりません) この本を書いた理由について、著者は色々と理由を重ねてはいるけれど、正直理解ができない。それは私が“凡人”だから、と著者は言うだろう。 まあ、凡人でいいわ、と思う。 凡人でいいわと思えることもまた幸せなんだなと。
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自称「京大のマドンナ」こと優花ひらり。彼女の狂気性に興味を持った中村うさぎが彼女の実態に迫った、というか迫ろうとしたルポ。 彼女は外の世界を持たない、つまり客観性を持たない。ネットでの罵詈雑言もポジティブに受け入れ、自分が大作家となって憧れの河村隆一と会えることを夢見る。他者の言...
自称「京大のマドンナ」こと優花ひらり。彼女の狂気性に興味を持った中村うさぎが彼女の実態に迫った、というか迫ろうとしたルポ。 彼女は外の世界を持たない、つまり客観性を持たない。ネットでの罵詈雑言もポジティブに受け入れ、自分が大作家となって憧れの河村隆一と会えることを夢見る。他者の言うことは都合よく捻じ曲げ、ありもしない現実に身を沈める。まるでアダムとイヴが知恵の実を食べてしまう前の、あの「エデンの園」にいるかのよう。彼女は、客観性を持った"普通の"人間が持つ苦しみ、つまり自意識という葛藤を持たない。 自意識の問題は中村うさぎ氏がずっと追い続けている問題だ。自分が満足できればいい?いや、やっぱり他者からの承認こそが必要?その狭間に置かれた人間はもがき苦しみ続ける。多くはその狭間でバランスをとりながら無理やりに自分を納得させる。だが優花ひらりは違う。そもそも自己と他者の区別が曖昧としている中で、彼女はそんな苦しみを持つことがないのだ。 ひたすら夢の中で暮らす彼女は果たして幸せか?それとも現実の中でもがき続けながらも生きていく方が幸せなのだろうか?それを判断するのは個々人だが、もし仮に、自分の夢の中のみで生きてきた人間がある日突然その夢から覚めてしまったら…これぞまさに絶望の体現かもしれない。 キリスト教的世界観で語るならば、やはりアダムとイヴが知恵の実を食べて客観性を持ってしまったことこそが、人間の苦しみの元凶だ。だからこそ、多くの人がキリストに救いを求めるのであろうか。
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優花ひらりという登場人物は実在している人のようです。中村うさぎさんとその方とのやりとりから出来上がった内容です。 優秀な人は、ある意味狂人なのかもしれない。
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優花ひらりの自分世界、中村うさぎの他者との世界。神が歓迎してくれる世界か追放される世界か。 なんだかわかりやすい哲学書を読んでいるよう。 私もうさぎさんと優花と同じ世界はまっぴらごめん。生きててもなにかしらの反響がないとつまらないし。
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