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北帰行 の商品レビュー

3.2

31件のお客様レビュー

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2010/07/01

日本の暴力団に殺された妹の復讐にロシアから送り込まれたヒット(ウー)マンと日本人男性ガイドが、東京、新潟、稚内と逃げる度に犠牲者が増えていく。 暴力団の理屈、警察の牽制、ロシアンマフィアの計算。 テンポが速く、474頁がすぐ読めた。 裏返せば、出来事すべてが都合よすぎだろ。

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2010/06/11

「殺された妹の仇討ちに来日したロシア女と巻き込まれたカタギ男の逃亡劇」という惹句にひかれて読んでみたモノの、なんか大沢在昌の出来損ないみたいな感じ。何よりこの結末はいただけない。あまりの救いのなさに読後感は最悪です。

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2010/05/22

妹の復讐のためだけに日本にやってきたタチアナ。 タチアナをアテンドする個人旅行代理店の関口。 組長を射殺され組織の面子にかけてタチアナを追う藤倉。 タフでクールで熱い女性ヒットウーマンタチアナの無謀にも思える無敵さがたまらなくかっこよく魅力的ですが理不尽な逃避行に巻き込まれた職業...

妹の復讐のためだけに日本にやってきたタチアナ。 タチアナをアテンドする個人旅行代理店の関口。 組長を射殺され組織の面子にかけてタチアナを追う藤倉。 タフでクールで熱い女性ヒットウーマンタチアナの無謀にも思える無敵さがたまらなくかっこよく魅力的ですが理不尽な逃避行に巻き込まれた職業意識満点の関口も男っぽいしそれを追い詰めるヤクザの藤倉のキレもまたかっこよい。 東京~新潟~稚内と逃亡を続けるうちにタチアナと関口の間に芽生える愛情もベタっぽいけどよかった。 単純明快なストーリーにハラハラドキドキして楽しめました。

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2010/05/11

魅力的なロシアヒットウーマン、それに巻き込まれて妹を殺される旅行代理店のお人好し、頭の悪いヤクザ、だめな刑事、 筋書きはおもしろい、人物にいまいち魅力がない

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2010/05/10

反・警察モノ。美しいロシア人女性と堅気の日本人青年がヤクザがらみで・・・書名からなんとなく結末は予想してしまいましたが、切ない。一気でした。

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2010/04/13

なんとなく読んでみた本。 頭の悪い暴力団組長が、 不用意にロシア娼婦を殺したばっかりに、悲劇は起こった。 組長は姉の復讐に遭い、あっさり殺されるが、 それだけでは終わらない。 たまたまその姉を案内することになった 堅気の旅行エージェントの運命も狂わし、 舞台は六本木から新潟、稚内...

なんとなく読んでみた本。 頭の悪い暴力団組長が、 不用意にロシア娼婦を殺したばっかりに、悲劇は起こった。 組長は姉の復讐に遭い、あっさり殺されるが、 それだけでは終わらない。 たまたまその姉を案内することになった 堅気の旅行エージェントの運命も狂わし、 舞台は六本木から新潟、稚内へと移っていき、 500ページ近い目くるめく大長編。 直木賞を獲ったばかり作家が書いた万を期した新作 のようだが、どうだろう。 分量の割には、展開にリアリティが感じられなかった。 Vシネとか、B級映画で見たら、 意外と面白いのかもしれないが、 姉が無敵のスナイパーという設定は、 小説で表現するにはいささか無理があり過ぎる。 で、2人はかなり上手く逃げているのに、 相手の藤倉というヤクザが悉く見破ってしまうというのも、 不自然に思えた。 とかなんだ言いながら最後まで読んでしまったのだから、 そこそこ面白かったのかもしれないけれど、 出来れば映像で見たかった。

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2010/04/06

つまらない小説です。 この作家、根本的な人間造形が浅すぎるのです。 物語も陳腐です。 ロシア女とロシア語通訳青年の「道行」? 噴飯物ですね。底が浅すぎるのですよ。

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2010/04/05

佐々木譲「北帰行」 題名からすると演歌っぽいのですが、内容はハードボイルド。 主人公とやくざの追いつ追われつ、がんがんピストルを撃って、ばたばた死にます。 しかし、そこは佐々木譲。うらさみしい雰囲気を漂わせつつ、ドラマチックにセンチメンタルに物語が進行していく独特の世界に、完...

佐々木譲「北帰行」 題名からすると演歌っぽいのですが、内容はハードボイルド。 主人公とやくざの追いつ追われつ、がんがんピストルを撃って、ばたばた死にます。 しかし、そこは佐々木譲。うらさみしい雰囲気を漂わせつつ、ドラマチックにセンチメンタルに物語が進行していく独特の世界に、完全に酔いしれました。そしてラストのハードボイルドらしい華々しい終わり方は、涙なくしては読めません。 直木賞の「廃墟に乞う」とは全く違う世界ですが、この作品、何かの賞にノミネートされてもおかしくない、ものすごい完成度の作品です。

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2010/03/25

借りた後、偶然LEEで紹介されてたのを知った。もう、すごくおもしろい。常に、緊張感がある中でどんどん次が読みたくなる。この方の本、初めてだったけど、他のものも読んでみたいと思う。

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2010/03/12

妹をヤクザに殺され、復讐の為に来日したロシア系の女性ターニャとそのアテンドをすることになった卓也の逃亡劇。 とにかく、無事に逃げ切れるかが気になって一気読みした。ヤクザやロシアン・マフィアとの駆け引きも緊張感がありよかったけれど、追い込まれていくにつれ急速に近づいていく2人の感情...

妹をヤクザに殺され、復讐の為に来日したロシア系の女性ターニャとそのアテンドをすることになった卓也の逃亡劇。 とにかく、無事に逃げ切れるかが気になって一気読みした。ヤクザやロシアン・マフィアとの駆け引きも緊張感がありよかったけれど、追い込まれていくにつれ急速に近づいていく2人の感情の描写が印象に残った。

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