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北帰行 の商品レビュー

3.2

31件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    13

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    1

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2011/02/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

旅行代理業者関口がアテンドしたロシア人女性タチアナの来日目的は、殺された妹の復讐だった。巻き込まれた主人公は彼女と共に逃亡することに。東京から新潟、北海道へと続く逃亡と反撃の旅はスリリングで面白かった。最後の恋愛要素はいらなかったなぁ。

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2011/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

しかし、私はこれをなぜ予約したんだろう・・・。逃げても逃げても藤倉が追いかけてくるのが、ほんとに怖い。かなりスリリングな展開。しかも新潟が現場?になるなんて。やっぱ、こういうロシアとか韓国とか北朝鮮とかの息のかかった会社は実際にあるんだろうな。なんせ、新潟は距離が近いもの。新々バイパスとか、河渡とか、実際の地名が出てくるのが嬉しい。最後はほんと、救いのない展開。こんな急に恋愛関係になるものか。つり橋の効果じゃなかろうか。急に娘を殺されて途方にくれる母を置いて、自分はロシアに逃げるなんて、そんなこと考えるだろうか。そこまでして生きたいだろうか。生きたいか。警察に捕まっちゃうもんね。あーしかし、藤倉のしつこさといったら。

Posted byブクログ

2011/01/16

佐々木譲作品としてはキャラ造形も仕掛けもいまいちの部類。ディテイルのちょっとしたアラや不自然な振る舞いが脳裡に残ってストーリーに集中できなかった。

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2011/01/12

ふうん。 最後はラブロマンスになるのか。 2010年のミステリでランキングされていたので読んでみた。 ロシア人のダンサー(売春もしていた)が殺されたところから事件は始まるが、自営旅行代理店を営む卓也と、美人女スパイナーターニャの逃亡劇。 あまりにも日本やくざが「あほ」っぽく描...

ふうん。 最後はラブロマンスになるのか。 2010年のミステリでランキングされていたので読んでみた。 ロシア人のダンサー(売春もしていた)が殺されたところから事件は始まるが、自営旅行代理店を営む卓也と、美人女スパイナーターニャの逃亡劇。 あまりにも日本やくざが「あほ」っぽく描かれているが、(殺されるわ、ミスはするわで・・・)、まあスムーズに読めました。 東京→新潟→北海道と舞台を移しての物語も面白かった。 ターニャ・・・エイズだったとはな。

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2010/12/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読了、55点。一部ネタバレあり。 自分としては品質安心の、佐々木譲さんの冒険小説。 だったはずですが、結構微妙な評価になってしまいました。 殺された妹の復讐の為にロシアから来日した美人ヒットウーマンと、その案内役を任された堅気で旅行業者の主人公が事件に巻き込まれて行くというストーリ。 旅行業者は偶然にも、ヒットウーマンの狙う暴力団の人間と顔見知りな上に、過去に自身の身の上話もしているという一種の板挟みに苦しむ設定が、その後どう話が転がっていくのだろうと想像を駆り立てますが。 読みながらずっと納得し難かったのは、主人公が何故ヒットウーマンに着いていくのかという部分。 作中ではこれに関して、アテンドとしてのプライド、と度々表現されてはいますが、これだけだと弱過ぎるように感じました。 自身に、また家族にまで身の危険が及ぶ可能性に至るもこちらの心配が刹那的であることと、明らかに犯罪行為に加担している事に対する配慮の無さがどうにも。 偶然としては出来過ぎてはいますが、冒頭に殺されたヒットウーマンの妹とモスクワ勤務当時に助けられた、など簡単にでもヒットウーマンに加担したくなる事情が配置されていても良かったのではないかと。 それかもっと野心的に暴力団抗争の関係者としての利権を狙ったか、女性の体が目当てだったと分かり易過ぎる位分かり易ければよかったのですが。 あと個人的な好みで駄目な所としては、主人公の妹に関して。 この手の、主人公が動き回り危機を脱するタイプの小説で、主人公の手の届かない部分で、不幸な目に遭いかつフォローがない、というのはかなり嫌いというか苦手です。 主人公の手の届く範囲にいながら主人公の選択の結果助けられなかった、または最後に何らかの救いがあった、あるいは主人公に心情を投影しても助けたいとは思わない人物ならそのようには感じないんでしょうが。 他の方のレビューに少しだけ目を通しましたが、その中で目に付いた結末の後味の悪さに関しては、自分は特に問題ではありませんでした。 ということで『うたう警官』から始まった佐々木譲ブームはひとまず終息です。年数冊程度には多作な作家さんなので今後も新刊が出れば読むかとは思いますが。

Posted byブクログ

2010/11/23

刻々と場面が変わる面白いサスペンスでしたが、ラストが非常に中途半端に感じました。 それが残念です。

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2010/09/29

スピード感があって最後まで一気に読めたが、ラストが・・・。 もう少し違う感じで終わらせて欲しかった。

Posted byブクログ

2019/03/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

救われない暴力の連鎖の話。 新潟でユーリーとエミをためらいなく助けだすシーンは格好よかったけど、それ以外のヒロインはただの迷惑かける厄介者としか思えませんでした。 (ここから先はネタバレ) カップルになってからはもうどうでもよくなりました ああいう状況でカップルになると「愛してる」の言葉が薄っぺらく感じます。(あと死亡フラグ)

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2010/07/23

多分、テレビドラマならもっと楽しめたかな? 文字で読むと、リアリティにかける。 もう少し地味に展開するストーリーならリアリティが増すし、作者の真骨頂なのでは?

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2010/07/12

直木賞を受賞した佐々木譲の受賞後の第1作。 この人の小説は、北海道を舞台にした小説が多いけど、 (これもそうだった。) 小説を読むたびに北海道に対する自分の無知を 思い知らされる。 日本に出稼ぎにきた1人のロシア人の女性が、元締めの 暴力団によって殺された。 そしてその女性を世話...

直木賞を受賞した佐々木譲の受賞後の第1作。 この人の小説は、北海道を舞台にした小説が多いけど、 (これもそうだった。) 小説を読むたびに北海道に対する自分の無知を 思い知らされる。 日本に出稼ぎにきた1人のロシア人の女性が、元締めの 暴力団によって殺された。 そしてその女性を世話したロシアのマフィアは、ケリをつけるために タフな女性スナイパーを送り込む。 女性の待遇があまりにも残酷で、女性読者にはちょっとキツイ内容だった。

Posted byブクログ