V.T.R. の商品レビュー
これが“スローハイツの神様”、チヨダコーキの デビュー作かぁ サイバーパンクというかフィルムノワールというかハードボイルドというか…「シティハンター」みたいなソリッドな味つけ 辻村先生らしからぬチヨダコーキ作品
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179ページ 780円 8月6日〜8月7日 怠惰な生活を送るティーのもとに、三年前に別れた恋人アールからかかってきた一本の電話。『アタシの酷い噂話や嘘をたくさん聞くことになると思う。ティーにだけは知っておいてほしいと思って。アタシは変わっていない』街に出たティーが友人たちから聞くアールの姿は、まるで別人のように痛々しく、荒んだものだった。彼女が自らを貶め、危険を恐れずに求めたものとは... 『スロウハイツの神様』という小説に出てくる作家チヨダ・コーキのデビュー作という設定。どこか宮部みゆきのドリーム・バスターを思わせる世界観だった。アールが狙っていたトランス・ハイが、ティーのことだと最後にわかるが、それを知った上で最初から読み返したくなる。
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ついに始まりました「辻村深月さんコンプリート大作戦!」 先日読んだ『Another side of 辻村深月』に触発されて辻村深月さん既刊読破を目指します! 期間は新作の発売日6月30日まで! たぶんあと8本かな? そしてまずは『VTR』です! あの『スロウハイツの神様』に...
ついに始まりました「辻村深月さんコンプリート大作戦!」 先日読んだ『Another side of 辻村深月』に触発されて辻村深月さん既刊読破を目指します! 期間は新作の発売日6月30日まで! たぶんあと8本かな? そしてまずは『VTR』です! あの『スロウハイツの神様』に登場するチヨダコーキの作品とういう作りになっております チヨダコーキっぽい仕上がりにするために普段の辻村深月さんとはかなり遠い文体 かなり遠い文体というのが誰にでもすぐ分かるような文体 苦労してるな〜 そしてやはりまず思ったのが これってさ〜 なかなか面白くはあるんだけどさ〜 ひとりの女の子が人生変えちゃうほどのめり込むほどの作品?(『スロウハイツの神様』の中の話ね) 作中作って大変だね でもワタクシは、この大変なことにチャレンジした辻村深月さんを讃えます ファンだからw
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今ひとつよくわからなかった 何故名前がアルフベット アルフベットもtだったり、アールだったり 殺し屋だから?
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オチの見事なこと。 描ききれていない感じはチヨダコーキのデビュー作という設定だからか? 社会で追いやられている存在が多く出てきて、印象的。
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まさかTが、、。最後にはっとさせられるのは辻村深月さんならではだった。この本が、スロウハイツの神様の登場人物に影響を与えてたのか、チヨダコーキの作風はこんななんだ、アニメ化されたら、、など想像が膨らんだ。
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『スロウハイツの神様』のチヨダ・コーキのデビュー作。まず表紙がいい!裏表を入れ変えることにより辻村先生仕様にもチヨダ先生仕様にも可能!そしてやはり辻村さんが創り出したチヨダ・コーキ。どうして気付かなかったのか。最後の最後でまたしてもやられた。細かい描写でもやっぱり辻村さんの作品だなぁと思わせる。ウサギとか乾燥機とか。内容的に正直アールが具体的にどうしたかったのかがいまいち理解できなかったのが悔しい。でもあの終わり方は好きです。
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「スロウハイツの神様」の作中に登場した、小説家のチヨダコーキのデビュー作がこの作品とのこと。同じく作中の脚本家でスローハイツのオーナーでもある赤羽環が愛してやまない作品でもあり、これが実際に読めるなんて嬉しいなと思い手にとりました。 内容は、主人公のティーとその彼女であったアール...
「スロウハイツの神様」の作中に登場した、小説家のチヨダコーキのデビュー作がこの作品とのこと。同じく作中の脚本家でスローハイツのオーナーでもある赤羽環が愛してやまない作品でもあり、これが実際に読めるなんて嬉しいなと思い手にとりました。 内容は、主人公のティーとその彼女であったアールのお話、ともにマーダーの認定を受けているが恋人関係は3年前に破綻していた…久しぶりのアールからの連絡を受けて、別れていた間に何があったのか…ティーは知人、友人にアールのことをたずねてあるく…。 スローリー的には引き込まれることもなかったかな…ラストはちょっと意外な展開になってはいたけれど、もう一度読みたいかといえば微妙な感じ…。この作品、解説とか装丁とか文庫本なら別の楽しみもあったようですね…図書館で借りたので、ノベルになってしまいちょっと残念に感じました。
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スロウハイツの神様の後に読んだので、チヨダ・コーキの脆さと、優しさと深さがひしひしと迫ってきた。 ラストは衝撃的だし、そちらのショックさが読後感を占めるけど、登場人物の性格の奥行きがすごい。 表紙がとても素敵で読む前からテンション上がった!!
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KL 2021.7.11-2021.7.13 チヨダコーキのデビュー作。 文庫版に環の解説があるらしいので、ノベルスで残念だった。 ところで、ネタバレ感想はネタバレボタン押しましょう。
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