音無き世界 の商品レビュー
「──妬いてるの?」 フリーの映画ライターとして活躍している水原英之は、ある日、かつてひと月だけ一緒に暮らした笹塚遼と再会する。十年前、無口な子どもだった遼は、その頃の面影を残しながらも、印象的な青年へと変貌していた。けれど、遼は子どもの頃の経験から、誰も好きにならないと決めてい...
「──妬いてるの?」 フリーの映画ライターとして活躍している水原英之は、ある日、かつてひと月だけ一緒に暮らした笹塚遼と再会する。十年前、無口な子どもだった遼は、その頃の面影を残しながらも、印象的な青年へと変貌していた。けれど、遼は子どもの頃の経験から、誰も好きにならないと決めていた。でも、それでも遼は英之に惹かれていく。英之もまた遼にやましい思いを抱いていて…… ひそかに、熱く、恋は生まれてくる──!! (出版社より)
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描写がすごく丁寧なので、暗い過去の回想シーンもあまり重く感じなかった。テーマが映像だったからか、一本のフィルムを見ている感じ。 ベッドシーンもあるにはあるんだけど、生々しい表現を避けているし、閑話休題程度なのでそういうのが苦手な人も気負いなく読めると思う。 英之(攻)の包み込む...
描写がすごく丁寧なので、暗い過去の回想シーンもあまり重く感じなかった。テーマが映像だったからか、一本のフィルムを見ている感じ。 ベッドシーンもあるにはあるんだけど、生々しい表現を避けているし、閑話休題程度なのでそういうのが苦手な人も気負いなく読めると思う。 英之(攻)の包み込むような優しさとちょっと強引なところが、遼(受)の不安定さと可愛さを上手く引き立てていて良かったです。
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杉原さんと宝井さんという大好きな組み合わせ。 フリーの映画ライター×映画サークルの大学生 結構歳の差ラブ
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なんていうか、凄く繊細だし、お話としても面白いんだけれども、きちんと萌え要素もあるっていうなんだかBLの鏡のような作品だった。 個人的に受けのアンバランスさがたまらなく魅力的だった。
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第一部は英之視点、第二部は遼の視点。 派手さのない、地味なストーリィですが… しっとりと心に染みいる作品です。 第二部での、遼の閉ざしていた心が開いていく過程。 幼い遼と父親の8ミリの映像に込められた想い。 英之に宛てた手紙。 自然と涙があふれてきます。
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