あなたがここにいて欲しい の商品レビュー
いつもと同じテイストと言ってしまえばその通りなのだが、それが好きなのだから仕方がない。吉田君はどこにでも居るような普通の学生で普通に生活しているのだが、こだわるところはこだわりやる時はやるのである。それが他の人には見えなくても。1番強いのは象って確信している吉田君は凄い。彼の生き...
いつもと同じテイストと言ってしまえばその通りなのだが、それが好きなのだから仕方がない。吉田君はどこにでも居るような普通の学生で普通に生活しているのだが、こだわるところはこだわりやる時はやるのである。それが他の人には見えなくても。1番強いのは象って確信している吉田君は凄い。彼の生き様を感じる。 『ハミングライフ』は素敵な話である。こんなことあったらいいのになって思う。
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社会からの疎外感を感じながらも社会と隔絶したい訳ではない、ややもすれば自己中心な考えに陥り思い込みやすい人物がうまく描かれている。私もそうだし著者もそうなのだろうか。そんなときにはこう考えてみるとよいよ、となるほど教えてくれる。子供時代はどうだったかを振り返りながら大人になるとは...
社会からの疎外感を感じながらも社会と隔絶したい訳ではない、ややもすれば自己中心な考えに陥り思い込みやすい人物がうまく描かれている。私もそうだし著者もそうなのだろうか。そんなときにはこう考えてみるとよいよ、となるほど教えてくれる。子供時代はどうだったかを振り返りながら大人になるとはこういうことだと、いい気分に読ませてくれた。中年(老年?)の私も楽しめました。 他に短編2編。男子五編はおそらく自伝だな。
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吉田くんの話。 幼稚園の頃から現在に至るまでの、学校生活とかキャンパスライフとか恋愛とか友情とか、そういう青春のお話。
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自分のここにいて欲しいものを考えさせられました。 自分の大切な人だけじゃなくて、 モノや形に無いもの全部いろいろ考えました。 笑えたり、泣けたり、心が温かくなったり。 一気に読んでしまいました。
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■こんなにも優しい、友情と恋の物語 懐かしいあの日々、温かな友情、ゆっくりと育む恋――常に目立たず控えめな吉田くんは、さまざまな思いを秘めて大学生活を営んでいた。小学校時代の図書室での幸福感、小田原城のゾウ、親友でヤンキーの又野君、密かに恋心を寄せる舞子さん……。やがて、高校卒...
■こんなにも優しい、友情と恋の物語 懐かしいあの日々、温かな友情、ゆっくりと育む恋――常に目立たず控えめな吉田くんは、さまざまな思いを秘めて大学生活を営んでいた。小学校時代の図書室での幸福感、小田原城のゾウ、親友でヤンキーの又野君、密かに恋心を寄せる舞子さん……。やがて、高校卒業後に音信が途絶えていた又野君と再会。2人に去来する思いとは。そして舞子さんとの恋の行方は?(表題作より)名作「ハミングライフ」を含む、新たな青春小説の傑作!
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間違い無く好きな作家。 この装丁とは違う文庫を買ってしまったんですが…同じ本?なぜ??? 二冊あってくやしい
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やっぱり終わりが・・・ 気になりました。いろいろな想像はできるのですが・・・。 この本は「僕」や「私」といった一人称が少なかったような気がします。 主人公が名字で書かれていることが多くて・・・ 『なんでやろう?』 ・・・違和感ありながら読んでた気がします。 読んで思っ...
やっぱり終わりが・・・ 気になりました。いろいろな想像はできるのですが・・・。 この本は「僕」や「私」といった一人称が少なかったような気がします。 主人公が名字で書かれていることが多くて・・・ 『なんでやろう?』 ・・・違和感ありながら読んでた気がします。 読んで思ったのは、青春時代の友達は心強いし、 力強い友達はそばにいてほしい。 こんなエネルギーがある友達は。
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中村航さんの書く告白のシーン好きだなぁ。舞子さんの「俺たち付き合ってるんだよね、って言って」って台詞は絶妙。こんなに純粋に、かつ自然に付き合いが始まるなんてあんまりないもんなぁ。お互いに惹かれ合うって素晴らしい。
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吉田くんが話し出すことにとても惹かれてしまう。 軽やかだけど、気持ちがこもっていて、ほほえましい。 「ハミングライフ」も、こんなふうにちいさなイトナミを発見しながら暮らせたらいいなと思う。 とても幸せな気持ちになる。
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エピソードのひとつひとつがとにかくかわいい。 中村さんの小説のなかでこれまでに嫌な奴に一度も出会ったことがありません。
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