夜魔 怪 の商品レビュー
首なし少年の話は怖かったなぁ。 なんとなく先は見えてるけど持っていき方が上手いからか飽きさせない。 全体に言えることだけど、これで悪意がない話だから怖い。
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「君の『願望』は――何だね? そして、君の『絶望』は――」 闇の使者との出会い。 それは、死だったのか。 それとも、、、 これぞ現代の怪談。 怖ろしいなかに、 どこか悲しさを垣間見れる。 どこか、美しい、死。 怖い。けど、見たい。
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「奇」と同時発売の、魔女と魔人が関わる短編集。 元はハードカバーだったものを分冊して文庫化したみたいですね。 作者さんいわく、「怪談性の強い話が怪、幻想的な話が奇」に分けたらしいですが・・・どちらにしろ、痛々しくて救われない物語であることには変わりないんですよねぇ。
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幻想的怪奇譚。美しくも禍々しさに彩れた内容には、ぞっと身の毛がよだった。 文章も端麗で読みやすく、リアリティがある。個人的には"夜桜"の話が好き。描写や雰囲気がいい。 思わず引き込まれる、妖しげな世界観だった。
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絶望的な、救いのない。甲田学人の短編集。 Missingに登場する≪魔女≫十叶詠子、及び≪魔神≫神野陰之が各話に登場する、基本的に各話は独立しており、Missingが未読でも楽しめる。 会話部分などでは文体が軽いが描写の密度が濃く、音の描写と空行の取り方が非常によい。
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「視覚」の気持ち悪さを刺激されるお話です。 文学的な表現に、幻想的な発想が相変わらず素敵。 Misingシリーズの「始まり」が読めます。 魄線奇譚 子供の無邪気さと大切な妹を守ろうとする姉の狂気が怖いです。 姉のシスコン気味なところは、どこの家庭にもありそうな微笑まし...
「視覚」の気持ち悪さを刺激されるお話です。 文学的な表現に、幻想的な発想が相変わらず素敵。 Misingシリーズの「始まり」が読めます。 魄線奇譚 子供の無邪気さと大切な妹を守ろうとする姉の狂気が怖いです。 姉のシスコン気味なところは、どこの家庭にもありそうな微笑ましいものがあります。 しかし、十叶詠子と神野陰之との邂逅により一転。 一瞬で「異界」を知り、「幽霊」に怯える生活になります。 そして、妹の死で瓦解した姉の精神。 日常と異界の落差。 微笑ましいシスコン気味なお姉さんから、狂気のまま自分達を追い詰め壊した異界にすがるお姉さん。 「微笑ましい無邪気さにひそむ狂気と落差」にゾワッときました。
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2011 9/1読了。WonderGooで購入。 『Missing』の魔女と魔王(闇)が導くホラー短編集。 1本くらいは救われる話があるんじゃないかと思ったけど根こそぎバッドエンド(最後の1編は微妙だけど)でした。 なんていうか、こいつらに出くわした時点でもう詰んでいるんだな。 最後の話、左手の指を自分でバチン、バチンと切り落とす描写がとても痛い。
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相変わらず何故か夜に読みたくなる作品で安心しました。接鬼奇譚のラストで油断してた、とばかりに苦笑してしまった。綺麗なままで終われない、流石です。接鬼奇譚は-奇-に載っていた桜下奇譚とリンクしてるっぽく感じたのですが、どうでしょう?個人的には-奇-の方が怖さも美しさも上な気がします。この人の作品にしてはライトな方かと。
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