八朔の雪 みをつくし料理帖(1) の商品レビュー
高田郁さんの料理人時代小説「みをつくし料理帖」シリーズ第一作の漫画化されたものです。 大洪水で両親を亡くし、天涯孤独の身の上となった少女「澪」が持って生まれた料理に対するセンスを生かして、立派な料理人めざして一歩一歩成長していく物語です。 深川牡蠣の白みそ仕立ての土手鍋やサト...
高田郁さんの料理人時代小説「みをつくし料理帖」シリーズ第一作の漫画化されたものです。 大洪水で両親を亡くし、天涯孤独の身の上となった少女「澪」が持って生まれた料理に対するセンスを生かして、立派な料理人めざして一歩一歩成長していく物語です。 深川牡蠣の白みそ仕立ての土手鍋やサトイモの煮っ転がし。 江戸時代のお料理を漫画で描いているので、 みるからに美味しそうです。 私は原作は読んでないのですが、 主人公の澪は口の悪い小松原さんから「下がり眉」と呼ばれています。 細めの眉尻が下がっているからです。 小説でもそうなっているのでしょうか。 漫画だとはっきりと描かれているので、よけいに澪が愛らしく見えます。 若干17、8歳の澪がこれからどれだけ成長していくのでしょう。 幼いころに占いで言われた「雲外蒼天」の相。 苦労に耐えて精進すれば蒼い空が見えてくるとう相なのですが、 これを心のささえに生きていく澪と その生みだす料理の数々が、先行き楽しみなシリーズ第一巻でした。
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原作があって、コミック化したもの・・・とは知らずに読みましたが、面白かった!原作も読んでみたい。 江戸時代、大阪から江戸にでてきて料理屋「つる屋」で働く澪。大火で身寄りを失ってしまったが、くじけず、鋭い味覚と、真心こもった料理で客の心をつかんでゆく。
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『みをつくし料理帖』のコミック化とのこと。 原作を知らずに、読んでみました。 7/1の大火で両親を失い、身寄りがないままに上方から江戸にやってきて、料理の見習いとして働く主人公。 気の毒な身の上ながら、明日に向かって頑張る姿が描かれています。 江戸時代は、今以上に、上方と江戸で...
『みをつくし料理帖』のコミック化とのこと。 原作を知らずに、読んでみました。 7/1の大火で両親を失い、身寄りがないままに上方から江戸にやってきて、料理の見習いとして働く主人公。 気の毒な身の上ながら、明日に向かって頑張る姿が描かれています。 江戸時代は、今以上に、上方と江戸では味付けが違ったようで、感覚の違いにとまどうばかりの主人公。 江戸は職人が多く、作業をして汗をかくため、上方より塩味が濃いものが好まれるそうです。なるほど。 火事やききんが多く、それぞれに皆、つらい過去を持つものばかりが、寄り添って暮らしている江戸の町。 江戸の人々の無骨な温かさが垣間見られます。 まだ1巻なので、物語は始まったばかりですが、おもしろそうな展開が期待できそうで、原作も気になります。 まずは文章の方から読んでみようと思います。 ちなみにタイトルの『八朔の雪』とは、8/1(八朔)の日に、遊女が着る白無垢のことを指すそうな。 どんな風に、話に関係してくる言葉なんでしょうか。
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江戸時代、大阪の女の子が、運命にもまれてもけなげに努力して、東京で料理や修業をする話。 いや、そのお嬢ちゃんがやたらめったらよい子なのだけど、だんだん胃にもたれてくる感じ。 小説であれば良かったかもしれないが、小説1冊ぶんを数冊の漫画にして、ビジュアル負われると、返って重くなる...
江戸時代、大阪の女の子が、運命にもまれてもけなげに努力して、東京で料理や修業をする話。 いや、そのお嬢ちゃんがやたらめったらよい子なのだけど、だんだん胃にもたれてくる感じ。 小説であれば良かったかもしれないが、小説1冊ぶんを数冊の漫画にして、ビジュアル負われると、返って重くなるものか。 悪くはないが、というところ。
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