大河ドラマ入門 の商品レビュー
著者の大河ドラマについての知識の豊富さを知る。自分の年齢的に本に書かれている作品について観ていないものが多く腑に落ちなかった。ただ、著者のようにドラマだけでなく、キャストや音楽、史実、原作などについても、まとめて俯瞰してみるのも面白い。
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他の著作からしても、歴史小説のみならず、大河にもその興味が向かうことは容易に推察できる。本書も、自分の趣味主張を、いつも通り気持ちの向くままに曝け出したもの。いつものように、あまりに唐突な話題の転換も頻出するし、自分史観に基づく極論もちらほら。あとこれも毎回だけど、主語と述語のつ...
他の著作からしても、歴史小説のみならず、大河にもその興味が向かうことは容易に推察できる。本書も、自分の趣味主張を、いつも通り気持ちの向くままに曝け出したもの。いつものように、あまりに唐突な話題の転換も頻出するし、自分史観に基づく極論もちらほら。あとこれも毎回だけど、主語と述語のつながりがおかしい文章が、必ず数回は出てくるのは、確信犯なんかな。これを読んだからといって大河を見たくはならないから、入門書としてはダメなのでは。
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自分と著者の年齢とがほぼ同じなので、共感ネタが多い。あくまで趣味的に書いていて、大河を全部きちんと見てああだこうだというのではなく、つまらないから見ていないのがあったりするゆるさがいい。気楽に読める。
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NHK大河ドラマのマニアを自称する著者が、これまで放映された大河ドラマを、原作、キャスト、音楽、そして歴史考証の視点から、自由に語った本です。 かつて三田村鳶魚が歴史小説の考証のずさんさを批判し、後年には本書でも紹介されているように大岡昇平が井上靖の『蒼き狼』を「借景小説」と批...
NHK大河ドラマのマニアを自称する著者が、これまで放映された大河ドラマを、原作、キャスト、音楽、そして歴史考証の視点から、自由に語った本です。 かつて三田村鳶魚が歴史小説の考証のずさんさを批判し、後年には本書でも紹介されているように大岡昇平が井上靖の『蒼き狼』を「借景小説」と批判したこともあり、本書もそうしたスタンスの本なのかと思いましたが、やや違った印象でした。著者も、これまで一貫して実証主義の立場から発言を続けているのですが、本書では考証にまつわる薀蓄は控えめで、むしろファンとしての立場から熱く大河ドラマの魅力を語っているように思えます。 とにかく、著者の大河ドラマへの「愛」が、こちらにも響いてくるような本でした。
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著者の持論による大河ドラマ評論。結構好き嫌いがはっきりしてます。芸能系を知らない私はそれが評価としてどうなのか判断はつきませんが、あまり楽しめませんでした。入門本だと思ったら全然違ったのでがっかりです。題名変えろ。 むしろNHKの盗用や締め出しに関するところが目を引く。NHKの偏...
著者の持論による大河ドラマ評論。結構好き嫌いがはっきりしてます。芸能系を知らない私はそれが評価としてどうなのか判断はつきませんが、あまり楽しめませんでした。入門本だと思ったら全然違ったのでがっかりです。題名変えろ。 むしろNHKの盗用や締め出しに関するところが目を引く。NHKの偏向が凄まじいのは経験上知っているが、こんなところまで…。 1年間打ち切られることなく、じっくり自分の好きな原作や題材のドラマを観たいという願望と、こんな局と今の大河じゃ嫌だという気持ちがせめぎあっていますが、この本を読むと後者の気持ちが断然強くなりました。
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まあまあ適当な分量と質かな。 ブログっぽい展開とサラッと感。あー、あんなのあったなーと思うには向いてる。
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[ 内容 ] 最高傑作は? 最高のキャストは? 全48作を徹底検証。 放送開始から年齢をほぼ同じくし自称マニアの著者が、『花の生涯』(’63年)から『天地人』(’09年)まで縦横無尽に論じる。 [ 目次 ] 第1章 大河ドラマの原作(著者別原作採用数;司馬への疑問 ほか) 第2...
[ 内容 ] 最高傑作は? 最高のキャストは? 全48作を徹底検証。 放送開始から年齢をほぼ同じくし自称マニアの著者が、『花の生涯』(’63年)から『天地人』(’09年)まで縦横無尽に論じる。 [ 目次 ] 第1章 大河ドラマの原作(著者別原作採用数;司馬への疑問 ほか) 第2章 大河ドラマのキャスティング(増殖する織豊ドラマ;郷ひろみ、五木ひろしの違和感 ほか) 第3章 大河ドラマの音楽(私が選ぶ大河の名曲;主題曲をCDとDVDで鑑賞 ほか) 第4章 史実と大河ドラマ(人物を諱で呼ぶのはありえない;「偏諱」とは? ほか) 第5章 『春の波涛』事件(人物の架空の名前が盗用された;孤高の抵抗者・山口玲子) 終章 これからの大河ドラマ [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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戦国武将の配役比較など、自分と気になるところが似ていて、楽しく読んだ。自分自身は葵徳川三代が一番ハマった時期だったが、それ以外でも慶喜、義経、利家とまつなど、思ったよりも見ていることに気付いた。
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大河ドラマとの付き合い方入門。 著者はNHK大河ドラマファンという文筆家。 自分が著者と同じ世代ということもあり、大河ドラマを見始めた時期も同じなので、なかなか面白く読めました。内容は大河ドラマの入門書というより、むしろ大河ドラマと著者の付き合い方という感じで、ややミーハーな見方...
大河ドラマとの付き合い方入門。 著者はNHK大河ドラマファンという文筆家。 自分が著者と同じ世代ということもあり、大河ドラマを見始めた時期も同じなので、なかなか面白く読めました。内容は大河ドラマの入門書というより、むしろ大河ドラマと著者の付き合い方という感じで、ややミーハーな見方でドラマをザックリと紹介しています。 原作とキャスト、音楽、史実との関係などのまとめ方になっていますが、キャストに割かれたページが多すぎて、読んでいてやや退屈でした。(著者の好みの女優の話は、いらない情報です)それ以外は、手短に要領よくまとまっていて面白い。最後は今後の大河ドラマに対する期待となっているけれども、本としての構成は、やや尻すぼみの印象。大河ドラマが好きだった時代が著者と被っているが、アイドルタレントや歌手を起用し始めた頃から興味が無くなり、今は全く見ていません。大河ドラマは、視聴率を意識した人気ドラマではなくて硬派な歴史ドラマであってほしいと思います。だいたい武士は四角い顔というイメージだったのに、細面のイケメンタレントに武士は似合わない。できればイケメンには現代ドラマ、無骨な四角顔の役者には大河ドラマという住み分けをして欲しいと思いますが、、。
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大河ドラマは私も大好きで毎年ドラマストーリーを欠かさず買う。 この本は、作者が好き勝手に演出家、出演俳優、音楽等虚仮降ろす。演技の良し悪しは私にはわからない。私は懐かしいなあ、こんなドラマもあったのと、振り返りながら、この本を読んだ。
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