大河ドラマ入門 の商品レビュー
NHK大河ドラマの「原作」「キャスティング」「音楽」「史実との差」をマニアックに語る。 比較文化を専攻、大学で教職にもあった著者だが、裏表紙の略歴を見ると、今は筆一本なのだろうか。ポピュラーな読み物として知名度を上げ原稿料を稼ぐために書いた本のようだ。内容は、役設定と俳優のマッチ...
NHK大河ドラマの「原作」「キャスティング」「音楽」「史実との差」をマニアックに語る。 比較文化を専攻、大学で教職にもあった著者だが、裏表紙の略歴を見ると、今は筆一本なのだろうか。ポピュラーな読み物として知名度を上げ原稿料を稼ぐために書いた本のようだ。内容は、役設定と俳優のマッチングについての批評部分が、さすが専門家なのか快刀乱麻で面白い。 私は、平成になってからはほとんど見なくなったが、原作はかなり読んだ。そのため、司馬遼太郎や吉川英治の作中世界が、本当の歴史であるかのように感じてしまっているようだ。山川日本史を読んでもつまならく感じてしまう。小谷野のいうように永井や橋田は歴史物としては何か変な感じで面白くない。 NHKも何度も家康や秀吉や忠臣蔵ばっかりではなあ。黒岩重吾の飛鳥物もやってほしい。
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以前、エッセイで偏愛ぶりを書いていた著者が、本格的に大河ドラマを取り上げ、論評した一冊。俳優、女優は権利の関係からか、写真ではなく、著者と奥さんがイラストを書いています。これがなかなか面白いです。
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