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スロウハイツの神様(上) の商品レビュー

3.9

705件のお客様レビュー

  1. 5つ

    201

  2. 4つ

    245

  3. 3つ

    197

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    4

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2024/06/05

上巻は下巻のための前段階という感じで、ずっと何かが起こりそう…という感覚で終わった。 どの登場人物にも感情移入はしにくかったけど、設定が面白く、スロウハイツに住む登場人物のそれぞれの感情や人間関係を覗き見してる感じがして面白かった。 下巻で何が起こるのか楽しみ。

Posted byブクログ

2024/06/05

主要人物が多いが、各々キャラが立っていてすんなり入ってきた。 住人たちの日々が素敵で、ずっと観ていたいと思うほど感情移入できた。 ラストの下巻への引っぱりがえげつない、すぐに下巻を手にとってしまった。

Posted byブクログ

2024/06/02

上巻は登場人物の紹介や人間関係がメインで、ラストになってかなり面白くなってきたってイメージ。 辻村深月だから文章が読みやすくて普通に読めたけど、他の作家さんならもしかしたら挫折してるかもしれないって感じ。

Posted byブクログ

2024/06/02

登場人物一人ひとりが個性的でどのような人物なのかが分かりやすく書かれている。最後の終わり方からこの後の展開がどうなっていくのか気になる。

Posted byブクログ

2024/05/28

人はイベント性を見出そうとする というセリフが印象に残っていた。 そして、本の影響だろうか、こんな夢をみた。 私は複数の知らない人と旅館のような場所で食事をすることになっていて、 それを見る旅館で働いているらしき人達は私達を驚かそうとするべく1人ずつ演技を披露するんだという姿勢...

人はイベント性を見出そうとする というセリフが印象に残っていた。 そして、本の影響だろうか、こんな夢をみた。 私は複数の知らない人と旅館のような場所で食事をすることになっていて、 それを見る旅館で働いているらしき人達は私達を驚かそうとするべく1人ずつ演技を披露するんだという姿勢で私達の食事スペースに入ってくる。 その人達の、嬉々とした狂気じみた興奮の様子を私は透明人間のように見ていた。怖さを感じつつ私自身も何が起こるのか楽しんでいるのかも知れなかった。

Posted byブクログ

2024/05/27

正直、私には感情移入しにくい登場人物が多かった。しかし、随所に刺さるセリフが散見されること、次はどうなるんだろう?という構成の妙から読み飽きない。くれぐれも、上巻で読むのをやめることはないでほしい!

Posted byブクログ

2024/05/24

スローハイツという、文学界のトキワ荘みたいな場所で起きる青春物語。 面白かった! たくさんの伏線を全て回収して、読後感もさっぱりとしていて、自分の思う小説の楽しさが全て詰まっています。 プロットめちゃくちゃ凝ってるんだろうな。頭の中でどう整合性を保ちながら書いているのか知りたいも...

スローハイツという、文学界のトキワ荘みたいな場所で起きる青春物語。 面白かった! たくさんの伏線を全て回収して、読後感もさっぱりとしていて、自分の思う小説の楽しさが全て詰まっています。 プロットめちゃくちゃ凝ってるんだろうな。頭の中でどう整合性を保ちながら書いているのか知りたいものです。

Posted byブクログ

2024/05/19

初めて読んだ辻村作品。すごく良かった。 漫画家や脚本家の卵の中に、有名小説家のチヨダ・コーキが一緒に暮らすボロアパート、『スロウハイツ』。 夢を追いかける彼らが織りなす、人生の一瞬。 絶望も期待も、すれ違いも。 鮮明に、リアルに描かれた物語に夢中になります。 下巻が楽しみな特別な...

初めて読んだ辻村作品。すごく良かった。 漫画家や脚本家の卵の中に、有名小説家のチヨダ・コーキが一緒に暮らすボロアパート、『スロウハイツ』。 夢を追いかける彼らが織りなす、人生の一瞬。 絶望も期待も、すれ違いも。 鮮明に、リアルに描かれた物語に夢中になります。 下巻が楽しみな特別な物語。

Posted byブクログ

2024/05/08

人は2種類のタイプに分類できる。 真剣に生きている人とそうでない人だ。 スロウハイツに住む彼らはみな真剣に生きているが故に、衝突し、悩み、泣き、笑い、怒っている。「しょせんバイトじゃん」と言い切る裏切り者が出るが、それはスロウハイツの正しい住人としての資格はなく、最終的に居たたま...

人は2種類のタイプに分類できる。 真剣に生きている人とそうでない人だ。 スロウハイツに住む彼らはみな真剣に生きているが故に、衝突し、悩み、泣き、笑い、怒っている。「しょせんバイトじゃん」と言い切る裏切り者が出るが、それはスロウハイツの正しい住人としての資格はなく、最終的に居たたまれなくなり出て行く。そういう場所に暮らす若者たちの物語だ。 本作をトキワ荘に例えている人もいるが、読んでいてそんな感じは全くしなかった。手塚治虫的な人がいるとかいないとか、昭和の雑多な雰囲気とは違うとか、そんな理由ではない。単純にシビアなエピソードが多いために、底抜けに明るくは読めなかった。 いくつかの謎については伏線もたくさんあったのである程度は予想通りだったが、そこは辻村深月だけあって、最後は驚きと心が温かくなる感動を与えてくれた。青春群像劇として佳作だと思う。

Posted byブクログ

2024/05/03

スロウハイツの住人達の日常。 20代の頃の青春時代を。 夢を語りあったあの頃を思い出させるストーリー。 そんなほのぼのとした感じが りりあちゃんの正体を知ると同時に なにやら雲行きが怪しくなってきた。 下巻が楽しみな一方、胸騒ぎもする...

Posted byブクログ