“聞き上手"の法則 の商品レビュー
会社の上司に読むように言われた一冊。正直こういうコミュニケーションの本は嫌いだった。なぜなら、「そらそうだろ」と思うような内容が多いからだ。例えば、相手の気持ちに配慮しましょう、言外の意味や動作もよく観察しましょうなど、コミュニケーションの本は、当たり前のことを偉そうに書いてある...
会社の上司に読むように言われた一冊。正直こういうコミュニケーションの本は嫌いだった。なぜなら、「そらそうだろ」と思うような内容が多いからだ。例えば、相手の気持ちに配慮しましょう、言外の意味や動作もよく観察しましょうなど、コミュニケーションの本は、当たり前のことを偉そうに書いてあるからだ。 本書は、極めてわかりやすく例を豊富に述べているので、実感が湧きやすい。 興味深かったのは、以下の点。 1 相手の得意な話題を探す、すぐに求められていないアドバイスをしない すぐに助言をする人は自分の有能さをアピールしているだけでしんどい印象を与える 2 場面を質問すれば相手は答えやすい、自己申告する短所は長所になるということである。 音楽が好きですという話に対して、どんな時に聞きたくなるのですか?と言う。 3 相手の話に共感する ○○してるなんて大変っすなぁとか言う。 4 言葉の意味を変えて言う 神経質なんですよっていう人に対して、細かい気配りができるんですねとか言う。
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・聞き役に徹するというのは、会話の主導権を相手に渡し切ること。 話し手から出てきていないキーワードを勝手に付け足さない。 ・相手から出てきたキーワードを、共感をつけて返す。 話し手「今回の出張は、移動時間が長くて、大変だったんですよ」 利き手「移動時間が長いと、大変ですよ...
・聞き役に徹するというのは、会話の主導権を相手に渡し切ること。 話し手から出てきていないキーワードを勝手に付け足さない。 ・相手から出てきたキーワードを、共感をつけて返す。 話し手「今回の出張は、移動時間が長くて、大変だったんですよ」 利き手「移動時間が長いと、大変ですよね」 ・話し手は、十分に話させてもらえる、相手の話も聞いてあげたくなる。 ・無能になって聞き、無知になって教わる。 ・求められていないアドバイスをしない。 これは、相手の能力を認めていない「不信感の証明」になり、 聞き手が「有能感のアピール」をしている ・人間関係を良好なものにする秘訣は、「相手が評価してほしい部分を、評価する」こと。 人は承認された喜びを感じ、相手に好意を持つ。
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とてもわかりやすく参考になった。 ・受容→共感 *共感→受容ではない。 確かにこれはわかる。共感が先にあると、勝手に共感されていて自分をわかってもらっていないという気持ちになったことがある。 受容→共感に通じることだが、 ・相手の「否定的な気持ちや捉え方」を否定しない。 相手...
とてもわかりやすく参考になった。 ・受容→共感 *共感→受容ではない。 確かにこれはわかる。共感が先にあると、勝手に共感されていて自分をわかってもらっていないという気持ちになったことがある。 受容→共感に通じることだが、 ・相手の「否定的な気持ちや捉え方」を否定しない。 相手はそう思っていると否定的な気持ちを肯定する。 今までは「そんなことがない」と相手の意見を否定していたが、これでは相手の受容になっていない。 ・無能になって聞き、無知になって教わる ・聞かれていないことはアドバイスしない ・相手の目の色(カラー)をみる(目線をあわせるのが苦手な人の克服対策。見るという能動にすることで克服できる) ・自分自身を受け居ているかどうか!! 自分自身を受け入れていない人には、この人は自分を受け入れていない、だから話しても自分は責められると感じてしまう。これは目から鱗!! けっこう深いことが書いてある。手元においておきたい本。
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当たり前のことだけどこれを出来ない人のほうがきっとわたしも含めて多いはず。やっぱり聞き上手は憧れです。
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[ 内容 ] この人といると何だか居心地がいい―。 「もっと話したい」「また会いたい」。 そう思わせるのは、話し上手よりも聞き上手。 自分の話を上手く引き出し、よく聞いてくれる人に、人は好意と信頼感を抱く。 それが人間関係を良くする基礎になる。 相手に好印象を与える「聞き上手」に...
[ 内容 ] この人といると何だか居心地がいい―。 「もっと話したい」「また会いたい」。 そう思わせるのは、話し上手よりも聞き上手。 自分の話を上手く引き出し、よく聞いてくれる人に、人は好意と信頼感を抱く。 それが人間関係を良くする基礎になる。 相手に好印象を与える「聞き上手」になるには、どうすればいいか? 臨床心理カウンセラーの著者が、実例を交えながら、分かりやすく解説する。 [ 目次 ] 相手の「得意なフィールド」を尊重する 自分の「承認欲求」と「防衛反応」を知る 話し手が使ったキーワードを共有する 無能になって聞き、無知になって教わる 相づちは「話し手のトーン」に合わせる 「同調効果」の実用的な使い方 相手の意見を「受容」してから「共感」する 言葉の意味よりも「気持ち」に耳を傾ける 求められていないアドバイスをしない 話し手の存在価値を大きく感じさせる 前向きさを取り戻させる技術「リフレーム」 「見えない言葉」で相手の気持ちを支える 話し手のキャラクターを尊重する 相手が「評価してほしい部分」を評価する 「聞き方のクセ」と「心のクセ」を知る [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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話し手(相手)に興味関心を持って気持ちよく話してもらうこと。 緊張させない。 それには、 受け入れる、観察すること、決めつけをしないこと。 また、 自分が無意識にしている「癖」「反応」も知っておくこと。 意識に上げておくことで、セルフコントロールしやすくなる。 NGワー...
話し手(相手)に興味関心を持って気持ちよく話してもらうこと。 緊張させない。 それには、 受け入れる、観察すること、決めつけをしないこと。 また、 自分が無意識にしている「癖」「反応」も知っておくこと。 意識に上げておくことで、セルフコントロールしやすくなる。 NGワードや、踏み込まれたくない領域、 話を聞いている時に無意識にしている態度など。 いくつかの章ごとに「まとめ」がある。 目次と併せていつでも目を通せるようにしておくと、すぐに復習ができる。 とても親切な作りの本。
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生徒とのcommunicationに関するセミナーに参加し、カウンセラーに興味を持ち読んだ本。「話し上手」に関する本は読んだことがあったし、自分は聞き上手だと自負していたけれど、客観的に見るとどういうところに自分の聞き方に問題があるのか、どこに意識するべきなのかが、この本を読んで...
生徒とのcommunicationに関するセミナーに参加し、カウンセラーに興味を持ち読んだ本。「話し上手」に関する本は読んだことがあったし、自分は聞き上手だと自負していたけれど、客観的に見るとどういうところに自分の聞き方に問題があるのか、どこに意識するべきなのかが、この本を読んで分かる。分かりやすい言葉で、辞令を用いながらの説明で理解しやすい。定期的に読み返したい一冊。
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