Invitation の商品レビュー
+++ 八人のミューズがささやく八つの物語。とてつもなく甘美で、けっこう怖い…絶品短篇小説館。 +++ 江國香織 蛾 小川洋子 巨人の接待 川上弘美 「天にまします吾らが父ヨ、世界人類ガ、幸福デ、ありますヨウニ」 桐野夏生 告白 小池真理子 捨てる ...
+++ 八人のミューズがささやく八つの物語。とてつもなく甘美で、けっこう怖い…絶品短篇小説館。 +++ 江國香織 蛾 小川洋子 巨人の接待 川上弘美 「天にまします吾らが父ヨ、世界人類ガ、幸福デ、ありますヨウニ」 桐野夏生 告白 小池真理子 捨てる 高樹のぶ子 夕陽と珊瑚 高村薫 カワイイ、アナタ 林真理子 リハーサル +++ うれしくなってしまうような豪華な顔ぶれである。それぞれがそれぞれらしく上手い。気だるさ、ちょっとした捻れ、しんとした恐怖、官能・・・。それぞれの著者のエッセンスが効いた一冊である。
Posted by
巨人の声が小さいのは、死者に向かって語りかけているからだ。死者はとても耳がいいから、小さな声で充分なのだ。/小川洋子「巨人の接待」 (P.52)
Posted by
文芸雑誌に連載されていた短編を一冊にしたものらしい。なかには「こんなふうにひとくくりにされちゃって・・・」と憤慨する作家もいそうな、めずらしいラインアップだ。内容はともかく、各々作者は見事に作風を確立しているなぁと読後改めて思った。
Posted by
川上弘美さんの作品は、笑える。 小川洋子さんの作品は、不思議な世界に足を踏み入れてしまったカンジ。 それ以外は、皆、ちょっと怖い。 特に林真理子さん高樹のぶ子さんのは、ゾクッとした。
Posted by
様々な話がありましたが、何の「招待」なのかと読み終えた後考えました。「老い」の世界への招待状の様に感じました。痴呆症と偽った昔の女性に殺される話は、怖ろしいです。この話に限らず、怖い物語が沢山あります。
Posted by
2010.03.12. それぞれの作家さんらしさが出ていたけど、どれもそんなに好みじゃなかった。久しぶりに読んだ高村薫さんの文章のタッチが、妙に気になる感じ。また、読んでみようか。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
8人の女流作家の短編集。川上弘美「天にまします吾らが父よ、世界人類が、幸福デ、ありますヨウニ」過去の男との再会をとおして、自分の心、体、の気持ちを整理?していく様子がおかしい。結局、結論なんてないのだけど。 それぞれ良い短編なのだけど・・・。
Posted by
100307byWingsKyoto 八人のミューズがささやく八つの物語。とてつもなく甘美で、けっこう怖い…絶品短篇小説館。
Posted by
八人のミューズがささやく八つの物語。とてつもなく甘美で、けっこう怖い…絶品短篇小説館。 女が描くお話は真に迫っているからこそ、面白くて怖い。
Posted by
不思議で、美しくて、ちょっと怖いお話が並んだアンソロジー。 好みだったのは、小川洋子、川上弘美、桐野夏生、あたり。
Posted by