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ねにもつタイプ の商品レビュー

4.1

187件のお客様レビュー

  1. 5つ

    63

  2. 4つ

    54

  3. 3つ

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  4. 2つ

    8

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2026/04/22

翻訳家のエッセイ?というか妄想? 読んでて、この人大丈夫かな?と不安になる数ページの連載小編が、てんこもり。 どこまで本気なのか判別し難い、とぼけた文章が連綿と続く。 それだけなら、ただの奇書なのだけど、何がすごいって、その文章が端正なこと。 軽妙なリズム、絶妙な言葉選び、なんだ...

翻訳家のエッセイ?というか妄想? 読んでて、この人大丈夫かな?と不安になる数ページの連載小編が、てんこもり。 どこまで本気なのか判別し難い、とぼけた文章が連綿と続く。 それだけなら、ただの奇書なのだけど、何がすごいって、その文章が端正なこと。 軽妙なリズム、絶妙な言葉選び、なんだかよくわからないのだけど、なんだか読み続けてしまう魅力。 技術と人間性が見事に結実した作品。 御本人に会いたくなること必至な一冊。

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2026/03/20

作者独自の視点で、日常に潜む不思議やユーモアが描かれている。 私なら見逃してしまい、何事もなく通り過ぎてしまうような出来事に目が向けられていて、「こんな視点もあったのか」とハッとさせられる。 自分でも気になったことはあったはずなのに、ここまで深く考えたことはなかったなと気づかさ...

作者独自の視点で、日常に潜む不思議やユーモアが描かれている。 私なら見逃してしまい、何事もなく通り過ぎてしまうような出来事に目が向けられていて、「こんな視点もあったのか」とハッとさせられる。 自分でも気になったことはあったはずなのに、ここまで深く考えたことはなかったなと気づかされる場面も多い。 なかなか他人の思考を体験することはできないが、この本は岸本さんの思考回路に入り込んでいるような感覚で読み進めることができた。

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2026/03/10

 すごい本。こんな本にまだ出合えるなんて、まだまだ本の世界は広く深いのです。まぁ、自分の読書力の限界にも気づかされましたが。1週間もかかっての読了。ゆっくり読めたことで良し。

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2026/02/05

幼少期の、少し不思議な世界の捉え方の話が多い。文章も心地よく、リズムよくさらりと読める。 自分の幼い頃の気持ちを思い出して、よく頑張っていたねと自分を労いたくなる。うちの子どもも、今まさに同じような世界に生きているんだろうなと愛おしくなる。願わくばその世界が少しでもご機嫌なもの...

幼少期の、少し不思議な世界の捉え方の話が多い。文章も心地よく、リズムよくさらりと読める。 自分の幼い頃の気持ちを思い出して、よく頑張っていたねと自分を労いたくなる。うちの子どもも、今まさに同じような世界に生きているんだろうなと愛おしくなる。願わくばその世界が少しでもご機嫌なものになりますように。

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2026/02/05

楽しく読めるエッセイでした。 翻訳家として活躍する著者の、日常に潜む ちょっと気になることに対して、鋭い目線を 送っています。 岸本さんの翻訳作品も読んでみたいです。 

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2026/02/01

https://x.com/nobushiromasaki/status/2017961473579135155?s=46

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2025/12/29

面白すぎた。どのエピソードも担々と書かれているがうんうん、と頷かされたり、そうそう、と相づちを打ったり、にやっとさせられたり。 でも簡単そうに見えてこういう短い文章で思いをまとめるのはさすがと思いました。 次はどの作品も読もうかと探したくなりました。

Posted byブクログ

2025/12/14

岸本さんの脳内に広がる、現実と空想の狭間のような世界に少しだけ足を踏み入れた気持ちになるエッセイ集。 特に印象的だったのは、「ピクニックじゃない」というお話。岸本さんが悲しい気分の時に歌うという「ピクニックじゃない」は、私も取り入れようと思った。 面白いエッセイには、その中でもジ...

岸本さんの脳内に広がる、現実と空想の狭間のような世界に少しだけ足を踏み入れた気持ちになるエッセイ集。 特に印象的だったのは、「ピクニックじゃない」というお話。岸本さんが悲しい気分の時に歌うという「ピクニックじゃない」は、私も取り入れようと思った。 面白いエッセイには、その中でもジャンルがあるような気がした。今回の『ねにもつタイプ』は、作者が出会った人や出来事が面白いというよりも、日常をどのように捉えたり、物に対してどのように想像を巡らせたりするかに面白さを感じるエッセイだと思った。

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2025/10/15

これは、妄想エッセイと呼べばいいのだろうか。初めて読むジャンル。ただならぬ筆遣いに終始、舌を巻く。この人は変人なんだろうか。日本国民みんな大好きなオリンピックを堂々と嫌いと言ってのけたり、ニュースでよく聞く犯人の供述「むしゃくしゃしてやった」の「むしゃくしゃ」って大雑把に括りすぎ...

これは、妄想エッセイと呼べばいいのだろうか。初めて読むジャンル。ただならぬ筆遣いに終始、舌を巻く。この人は変人なんだろうか。日本国民みんな大好きなオリンピックを堂々と嫌いと言ってのけたり、ニュースでよく聞く犯人の供述「むしゃくしゃしてやった」の「むしゃくしゃ」って大雑把に括りすぎじゃない?って読者に投げかけたり。 確かにそうだ、と、どうしてそういう発想に?!を行ったり来たり。話が飛躍する振り幅がすごい。笑

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2025/09/19

『とにかく散歩いたしましょう』で、小川洋子さんが、愛読書のうちの1冊と紹介していて気になったので(もう一冊は同じ著者の『気になる部分』)。 岸本佐知子さん、誰だっけって思ったけど、『じゃむパンの日』の巻末で、赤染晶子さんと交換日記してた人だ!その時も、この人の文章面白いって思って...

『とにかく散歩いたしましょう』で、小川洋子さんが、愛読書のうちの1冊と紹介していて気になったので(もう一冊は同じ著者の『気になる部分』)。 岸本佐知子さん、誰だっけって思ったけど、『じゃむパンの日』の巻末で、赤染晶子さんと交換日記してた人だ!その時も、この人の文章面白いって思ってたはずなのに、すっかり忘れててごめんなさい。今回再会できて本当に良かった。 はじめは、岸本佐知子さんの妄想ワールドに「?」って感じで(「△△山の思い出」とかちょっと怖かった)、ついていけるか自信を失いかけたけど、なんか中毒性があって、読むうちにやめられなくなってきて、気づいたら夢中になってた。 「奥の小部屋」に出てくる殺意とか、ちょっと身に覚えがあるから、そのアイデアもーらい!って思ったし笑、 どうでもいいことに頭が支配されていって、どうしようもなくなる状態の描写(「ホッホグルグル問題」、「毎日がエブリデイ」、「Don’t Dream」、「ツクツクボウシ」とか)なんか、はじめは分かる!と思って読むけど、だんだん著者の妄想が明後日の方向に向かっていって、笑わされて、でもなんか妙にその考えに納得させられてしまうような感じも面白かったし、 「ピクニックじゃない」とか、私も悲しい気分になったら口ずさんでみたくなったし、 「疑惑の髪型」は、他の人にも納得のいく説明を考えてもらって、議論してみたくなっちゃうし、 「かわいいベイビー」を読むと、その他にも「実体を知らずに字だけ見たら大変なことになりそうな言葉」を探したくなるし… あと、挿絵がいちいち精密で、それも楽しいし笑 『気になる部分』も早く読んでみたい。

Posted byブクログ