知っておきたい日本の文学 太宰治 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ざっと太宰治の人生をなぞっていくとロクでもないんだけれど、作品と合わせると時々心底「うわぁ…」となる。人間失格とか特に「どうしたらこの心情になっちゃうの?」と心配になる。要約されていることもあるけれど、やっぱり太宰作品は読みやすい。
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この本は、太宰の原文の途中に要約を挟みます。 純粋に太宰作品を楽しみたい人にはモノ足りず、 さっさと太宰作品を把握したい人にはまだるっこしい。 中途半端な本でした。 太宰読みたい人に、まったく他人の文章読ませてどうするんだ。
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太宰治の作品を書かれた順番に原文をおりまぜつつ紹介している。ゆかりの地も合間に紹介。 作品からだけでは読み取れない太宰の人生も知りながら読むことができたので、前作より親しみを持つことができた。 作品を読みはじめる前の入門書としてよかったと思う。
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人の力ではどうにもならないことが、この世にはあるのだという、絶望の壁の存在を生まれてはじめて知ったような気がした。 僕は自分がなぜ生きていなければならないのか、それが全然わからないのです。生きていたい人だけは生きるがよい。 僕には希望の地盤がないんです。さようなら。結局僕の死は自...
人の力ではどうにもならないことが、この世にはあるのだという、絶望の壁の存在を生まれてはじめて知ったような気がした。 僕は自分がなぜ生きていなければならないのか、それが全然わからないのです。生きていたい人だけは生きるがよい。 僕には希望の地盤がないんです。さようなら。結局僕の死は自然死です。人は思想だけでは、死ねるものではないんですから。
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