お願いサプリマン My Pure Lady(7) の商品レビュー
前半のより子さんと後半の女将の間にあの娘が!
前巻でのプロポーズが玉砕した田上が、それでもなお、と再度の情交におよぶところから始まる第7巻。しかし、無意識とは思うが実に小悪魔で悩ましい一言を呟く愛子さんである。貴方の想いを全部は受け止められないけど私も想いが無い訳ではないからあまりよそ見しないでね、とも受け取れる。田上でなく...
前巻でのプロポーズが玉砕した田上が、それでもなお、と再度の情交におよぶところから始まる第7巻。しかし、無意識とは思うが実に小悪魔で悩ましい一言を呟く愛子さんである。貴方の想いを全部は受け止められないけど私も想いが無い訳ではないからあまりよそ見しないでね、とも受け取れる。田上でなくてもまだ脈はあると思うだろうが、その曖昧さに心が折れてしまいそうにもなる。再チャレンジを目指す田上にエールを送るばかりである。 そんな田上が「サプリマン」らしからぬ慰めを求めてより子さんと交わる前半は、より子さん自身が田上との関係に一区切りを付ける展開として描かれていたように思う。田上と交わりながら別の男がよぎる両天秤の悩ましさと、冷静に考えれば田上の心は自分に向いていないことを諦観した時にニクい演出で訪れた再会。より子さんの心は緩やかに次のステップへ向かったようである。 後半は新展開。愛子さんの中学時代の恩師(今は旅館の女将)との関係が始まる。年齢からすると物凄い守備範囲かと思うが、若々しく美しい熟女として登場してくる女将。ここから愛子さんの情報を得ようと接近する田上に女将も同調する展開には何か別の因縁もありそう。田上が回想した教育実習生との関連に期待が高まる。何げに出てきた若い仲居さんの動向も気になるが、それにも増して前半と後半とを繋ぐ【第62話】がエポックメイキング。未だに想い(未練?)を残していた「あの娘」が思わぬ形で執念を燃やしたことで俄然面白くなってきた。これはこれで応援したいところだが、接点も途絶えた今から彼女はどんな行動を起こすのだろうか。愛子さんに正々堂々と宣戦布告するのでは?と勝手に想像してワクワク期待もしてしまう。これまで田上の本線1本だったストーリーに文字通りの伏線が走りそうな気配を見せたことが本巻の大きな特色である。
DSK
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