バガボンド(32) の商品レビュー
武蔵と伊藤一刀斎の戦いが描かれます。戦いは、武蔵の刀が一刀斎の身に届くことで決着がつきますが、一刀斎は「小次郎の方が強い」と彼に告げます。 みずからの我執にどのように対処するべきかと自問自答を繰り返す武蔵と、みずからの大きな我執をも肯定してしまうような闊達さを見せる一刀斎との対...
武蔵と伊藤一刀斎の戦いが描かれます。戦いは、武蔵の刀が一刀斎の身に届くことで決着がつきますが、一刀斎は「小次郎の方が強い」と彼に告げます。 みずからの我執にどのように対処するべきかと自問自答を繰り返す武蔵と、みずからの大きな我執をも肯定してしまうような闊達さを見せる一刀斎との対照が鮮やかです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2010年1月21日、29~32巻読了。 ちょっと積みすぎましたが……。 別の道。おつうとの暮らし。それも良い。 又八、最後の嘘はそれでも親孝行だったから。 だがなんというかね。えっと。 まだ会ってないんかい!!! どちらとも剣を交えた一刀斎とは出会ったというのに。 天下無双とは、陽炎。
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武蔵が考えることって自分に向かってる感じがして読んでて気持ち良い。 それにやっぱり武蔵の哲学してる姿を支えるのは井上さんの絵だと思う。又八の視点が入ってくることで武蔵の過去も語り直されてる感覚も好き。
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絵がだんだんすごくなってきた。もともと上手いが迫力が。又八の嘘で塗り固められた半生。母親の死と同時に自分の存在をあるがまま見つめ武蔵の語り部になる。奥が深すぎて読み解くのは大変です。
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久々の伊藤一刀斎の登場。巌流島の決闘も早く見てみたいが、宮本武蔵の理への追求のほうが気になる。あと、おつうが今後宮本武蔵とどうなっていくのかも気になる。
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一刀斎と武蔵の戦いに決着。そして過去には一刀斎と小次郎の戦いがあった。にゾワっとしつつも、武蔵の物語を語る老いた又八登場に、もぉ素晴らしすぎると喝采。石舟斎と胤栄のじいちゃん方が亡くなってしまった。。笑えっ。。。
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http://d.hatena.ne.jp/mos9/20101005/p2 http://d.hatena.ne.jp/mos9/20101001/p1
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レ。 「そこにいる俺は まるで初めて見る他人みたいに立ってる 何か借り物のような奇妙な――」って感覚すごくわかる。 僕の場合は鏡の前に立って自分の顔を見続けていたとき。 今まで読者に死闘を見せてきた武蔵の言葉で《殺し合いの螺旋》が語られると納得できてしまう。
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いやーなかなか重いしエグい。そして深い。武蔵と小次郎には斬り合いをして欲しくないと思ってしまう。又八が一番人間らしい弱さや汚さをもっててそれによって2人の強さが際立つ。
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僕が最も頻繁に読み返せる漫画の一冊です。内容ももちろん楽しめますが、ただ眺めているだけですら楽しめる数少ない漫画ではないでしょうか。一コマがひとつの海外として完成しています。何かを超越している武蔵と小次郎に対して、醜い部分、小心者丸出しの又八の苦悩と葛藤が人間らしく、また寂しげで...
僕が最も頻繁に読み返せる漫画の一冊です。内容ももちろん楽しめますが、ただ眺めているだけですら楽しめる数少ない漫画ではないでしょうか。一コマがひとつの海外として完成しています。何かを超越している武蔵と小次郎に対して、醜い部分、小心者丸出しの又八の苦悩と葛藤が人間らしく、また寂しげです。 もう連載開始から10年ですよね。これからの展開が楽しみです。
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