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月に笑う(上) の商品レビュー

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18件のお客様レビュー

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    6

  2. 4つ

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2019/10/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

やっと読めた… 路彦が中学生で信二は18だっけか? 始まりは同級生が男とのいざこざからの窓から飛び降りるっていう中々サスペンス展開!って思ったけど、案外そこらへんはサックリ終わった(˙ω˙)まぁそりゃね、そうよね あれがないと2人は出会わないもんな とにかく路彦は子供(文字の如くの子供)だし信二はどうしようもないチンピラだしで、ああああとなるけど馬鹿な子ほど可愛いというか何ていうか… これを読むきっかけになった灰の月で主役の惣一が出てきたときは、胸が痛くなったよ…惣一もやり方が子供。 下巻に続く…

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2019/10/07

2人とも、幼稚過ぎて読み進めていてイライラする。どうしようもないくらい未完成な2人だからこそ惹かれ合うのかなぁ。楽しい。

Posted byブクログ

2019/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

気の弱い優等生(路彦)と下っ端ヤクザ(山田)の話。 気が弱そうな路彦は肝が据わっていて、ぞっとするような言動をするし、 山田は情に厚く、面倒見がよくて臆病な部分もある。 二人の傷つけ傷つけられ離れられないずぶずぶな依存関係が あらすじだけ読むと危ういように思うが、 実際に読んでみるとこの二人はお互いじゃないとダメになってたんだろうなあという安定感があった。 ヤクザものだがヤクザを美化せず、救いがなく、勧善懲悪のスカッとする話ではない。 二人のキャラクターは好みではなかったが、山田は下巻の最後ちょっと可愛いなと思わされた。 上巻の受け攻めは下巻になると逆になるので注意が必要。

Posted byブクログ

2017/03/09

いじめられっ子の路彦とヤクザの信二の話。 路彦が14歳、信二が18歳で出会うところから始まり、路彦が大学生になるまでの2人の模様が上巻では描かれる。東京の組についた信二と、真っ当に大学に通う路彦。 終着点が見えない…。

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2013/12/06

木原さんの濡れ場はいつも読んでて、過激な行為の中、この受けの子は本当に生理的現象だけでなくえっちの快楽を楽しんでいるのかなぁ…ってたまに思う、反面、情緒なくていいのか、突っ込まれてるだけでいいのか、って思う時もあり…と言う所が意外に個人的に凄くエロい…痛いくらいでいいのかよ…もっ...

木原さんの濡れ場はいつも読んでて、過激な行為の中、この受けの子は本当に生理的現象だけでなくえっちの快楽を楽しんでいるのかなぁ…ってたまに思う、反面、情緒なくていいのか、突っ込まれてるだけでいいのか、って思う時もあり…と言う所が意外に個人的に凄くエロい…痛いくらいでいいのかよ…もっと優しいえっちもあるぜ、それはいいのかい?って心の中で尋ねてしまう。関連作の「惣一編」は特に顕著だ。

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2012/09/04

木原さんの小説を読むとBLはファンタジーだなんて幻想じゃないかと思ってしまう。それ程痛くてリアル。でもしっかりした人間ドラマがベースにあるからこそ、それが男同士であろうとなかろうと心に響く。 今回はいじめられっ子とチンピラ…相変わらず社会の弱者とも言える人達を描くのがお上手です。...

木原さんの小説を読むとBLはファンタジーだなんて幻想じゃないかと思ってしまう。それ程痛くてリアル。でもしっかりした人間ドラマがベースにあるからこそ、それが男同士であろうとなかろうと心に響く。 今回はいじめられっ子とチンピラ…相変わらず社会の弱者とも言える人達を描くのがお上手です。まだ恋愛感情にも気付かないまま欲望だけを吐き出す二人。やたらと下ネタ連発しているのは照れ隠しの幼い証拠^_^ 暗い雰囲気の中にも滑稽なほど人間くさくて笑える描写があるところが好き。月に笑う間抜けな龍の顔が見てみたい! 後半に続きます。

Posted byブクログ

2012/03/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上下巻とボリュームたっぷりで、上巻読み終わったら下巻がめちゃくちゃ 気になって、結局やっぱり一気読みをしてしまいそうです。 何が素敵って、この本の装丁、上下巻をぴったりひっつけると、1枚の絵に なるようになってます。それも、出会いから9年間の歳月をえがく壮大な ストーリーになるそうなので、上巻は出会った年、そして下巻では9年後 の年が描かれてるんですかね。『美しいこと』みたいでドキドキしました。 ヤクザものなので、その手の残虐描写も結構多いので、読んでていろいろと痛いんですが、上巻は下巻での布石的展開で、導入部分という感じ。 二人の間はまだ微妙な関係であって、決定的なものはない。 下巻に期待します。あー…どきどきするなー。読むのがこわい。 どうか恐ろしいエンディングがきませんように…。

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2011/10/18

いじめられっ子の中学生・路彦が夜の学校で目撃したのは、同級生の飛び降り自殺だった。 いじめっ子の長尾とその取り巻きにリンチにあっていた路彦は、そのことに探りを入れていた金髪ヤクザの信二に助けられる。 そこから10年間に及ぶ二人の長い物語は始まる。 何故か解け合う二人。 おそらく...

いじめられっ子の中学生・路彦が夜の学校で目撃したのは、同級生の飛び降り自殺だった。 いじめっ子の長尾とその取り巻きにリンチにあっていた路彦は、そのことに探りを入れていた金髪ヤクザの信二に助けられる。 そこから10年間に及ぶ二人の長い物語は始まる。 何故か解け合う二人。 おそらく、初めから互いに『磁石のように』惹かれていたのだろう。 信二は「ヤクザにはヤクザが寄ってくる。 磁石みたいなもんだ。 こいつも、そのうち悪くなっちまうのかな」・・・と感じる。 事実、路彦が高校で友達になった森の父親も同業者だった。 だが、それは違う。 何故なら信二は筋金入りの悪者ではないからだ。 彼の境遇が、彼をその道へと歩ませただけなのだ。 信二の本質は、ヤクザには向いていなかった。 これは下巻で痛いほどわかる。 この信二の本質的な弱さが、二人の関係が曖昧なまま年月が経過していく要因だろう。 お互いを思い遣りすぎるあまり、関係がギクシャクすることもよくある。 しかし、路彦には迷いは無い。 下巻での立場逆転は全然急展開ではなく、二人の生まれながらの本質が露になったのだ。 こういった描写が非常に上手い。 続きは下巻のレビューで。

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2011/07/15

この作家さんの本がいいとネットで見たので、図書館にあったこの本を借りてみました。 ヤクザものは苦手です。そうとは知らずに読み始めたのですが、文章がとても読みやすいのでさらさらと読めました。 内容は暗いです。 やたらと下ネタを言うキャラなのがちょっと抵抗感が。。 読みやすいけ...

この作家さんの本がいいとネットで見たので、図書館にあったこの本を借りてみました。 ヤクザものは苦手です。そうとは知らずに読み始めたのですが、文章がとても読みやすいのでさらさらと読めました。 内容は暗いです。 やたらと下ネタを言うキャラなのがちょっと抵抗感が。。 読みやすいけど、特に惹かれることもなく(キャラクターも内容も)終わった上巻でした。

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2011/06/18

面白かったです!濡れ場が多いわけでもなく、お互いがお互いに恋だとか愛だと、そういった感情がまだあまりない。 それでも引き込まれる。少し、路彦が信二に依存しすぎかなあっと思ったのだけど、けれど悪くない。早く下巻が読みたい。

Posted byブクログ