加藤和彦ラスト・メッセージ の商品レビュー
期待どおり
期待どおり劇的で鮮烈な内容。
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2009年10月16日に自殺した加藤和彦から本人の自伝の執筆を依頼されて前年に数度のロングインタビューを経て構成された本。 加藤が生まれは京都だが育ち(高校まで)は逗子、鎌倉、日本橋で一人っ子ということは知らなかった。 フォークルを北山修らと結成し、帰ってきたヨッパライでミリオン...
2009年10月16日に自殺した加藤和彦から本人の自伝の執筆を依頼されて前年に数度のロングインタビューを経て構成された本。 加藤が生まれは京都だが育ち(高校まで)は逗子、鎌倉、日本橋で一人っ子ということは知らなかった。 フォークルを北山修らと結成し、帰ってきたヨッパライでミリオンセラーを出したが、当時まだ学生だったことから就職やプロへの岐路について興味深く読めた。 本人も本書で語っていたが、ミカバンドが日本のロックの草分けとしてその後のユーミンやYMOの進出に影響を与えたことは間違いないだろう。 ただフォークルでの莫大な印税を一気に費消してしまう金銭感覚と彼のお洒落を極めた美意識が結託したことで作品やライフスタイルを先鋭化ないし変容させたのではないかと思った。 序文に北山修、結びに松山猛と彼にとって楽曲の大切なパートナーが文を寄せており、彼自身の宛名のない最後の言葉(遺言?)の現物が掲載されている。 彼らしい表現が切ない。 もっと彼の寿命までの人生のエッセンスを見せて欲しかったな。
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あまりに偉大な音楽家が最期に遺した言葉。それはあまりに「悲しくてやりきれない」ものだった。 その最期は用意されたものだったのか、加藤さん自ら語った自身の足跡。この最期を用意しながら遺した自伝のつもりだったのかは今もって分からないし、永遠に分からない。 しかしここで語られた加藤...
あまりに偉大な音楽家が最期に遺した言葉。それはあまりに「悲しくてやりきれない」ものだった。 その最期は用意されたものだったのか、加藤さん自ら語った自身の足跡。この最期を用意しながら遺した自伝のつもりだったのかは今もって分からないし、永遠に分からない。 しかしここで語られた加藤和彦の音楽史は希望に満ちてる。何も無かった道を興味という武器で切り開いた日本音楽の紳士。 悲しいが、加藤さんの遺書に抗すべく彼の偉大な功績を後世まで語り継いでゆこう。そのために重要な本人による語りである。
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著者のトノバンへのインタビュー中心。 未完(と言っては語弊があるが)なのが残念だけれど、 少年~晩年までのトノバンの生き様がよくわかったような気がする。
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2年前に、加藤さんが松木直也さんに 「ぼくの本作らない?そんな思いはあまりない人間なのですが 60ともなるとね。歴史を残すのも良いかな。」 というところから、この本がはじまったそう。 まさか、2年前から消えること考えてたんじゃないですよね・・・ 子供の頃からの話 フォークルから、...
2年前に、加藤さんが松木直也さんに 「ぼくの本作らない?そんな思いはあまりない人間なのですが 60ともなるとね。歴史を残すのも良いかな。」 というところから、この本がはじまったそう。 まさか、2年前から消えること考えてたんじゃないですよね・・・ 子供の頃からの話 フォークルから、サディスティク・ミカ・バンドの話、 ワイン、料理、車の話。 読んでて、正直知らないことがほとんどで へぇーそうなんだ、ほぉー、すごいなー、とか思いながら読んでた。 にこやかに 穏やかに 話されてる姿を思い浮かべながら。 最後に松山猛さんの文。涙 出てきちゃったな・・・
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松木さんも、もう少し時間をかけたかったのかもしれないが、しょうがないな。 料理の話だけでも、一冊分の価値が… 絶版になってる安井かずみさんとの共著の数々には宝が埋もれているのかもしれない。
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