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月に笑う(下) の商品レビュー

4.5

23件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    3

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2023/11/12
  • ネタバレ

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これは傑作でした... 木原先生がそんな簡単にハッピーエンドにしてくださるわけがないですよね。 上巻で油断していたので心がズタズタにされましたが、最後は本当によかったです。 二人に幸あらんことを...

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2019/10/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私もそう思った、、、というのが一番に抱いた感想です! 路彦がとても大人だし男になってたいたので星4。 信二は相変わらずで読んでるとぐぬぬ…となるけど、憎めないというか何というか。 木原さんが書く一途だけど一癖あるキャラすきだなぁ 飛んで逃げ回りょんのに初夜迎えて一晩中まぐわいまくる路彦が最高に良かった! どんなオチになるか少しハラハラはしたけど紆余曲折を経ての平和エンドでほわ…となりました。 これから月に笑うバレンタイン編を読むぞ

Posted byブクログ

2019/10/07

散々焦らして、そう来るのねって。逆になると考えてなかったから、路彦の様子がおかしいシーンが可愛く見える。 そして、やっぱり信二はどこまでも言葉足らずで、小心者で、人思いの優しい男故に物事が通じ辛いんだけど、路彦の信じる強さと粘り強さで繋ぎ止められたって感じが凄く男を感じて良かっ...

散々焦らして、そう来るのねって。逆になると考えてなかったから、路彦の様子がおかしいシーンが可愛く見える。 そして、やっぱり信二はどこまでも言葉足らずで、小心者で、人思いの優しい男故に物事が通じ辛いんだけど、路彦の信じる強さと粘り強さで繋ぎ止められたって感じが凄く男を感じて良かった(^^)

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2017/03/10

ヤクザに入り込むといい終わりはないと思っていたので…、いい形に収まってよかったです。 それにしても、愛の逃避行は上手くいくのを見たことがないものです。 上巻ではいじめられっ子だった路彦を信二が救うという構図でしたが、年月が経ち、下巻では全くの逆で、自分の在り方に思い悩み最後は追い...

ヤクザに入り込むといい終わりはないと思っていたので…、いい形に収まってよかったです。 それにしても、愛の逃避行は上手くいくのを見たことがないものです。 上巻ではいじめられっ子だった路彦を信二が救うという構図でしたが、年月が経ち、下巻では全くの逆で、自分の在り方に思い悩み最後は追い込まれる信二を路彦がばっちり救ってあげていますね。表紙も含め、この対比が嬉しいです。 個人的に、強気な人が泣かされるの好きなので。(^^; といっても路彦もぼろぼろ泣いてますが。2人とも泣き虫、可愛い二人組だ。 信二さん、路彦、2人ともお互いに出会えてよかったね…。

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2016/05/22

やくざBLは多いけど、この本に出てくるやくざは、年々厳しくなる取締りのせいで儲からず格好もつかず解散したりする。そんなにコツコツと悪事を働いたりテキ屋働きができるなら、おまえ堅気で暮らしてけるで、とか言われてる。ファンタジーじゃないやくざで面白かった。 BLも、私のすきな、年上の...

やくざBLは多いけど、この本に出てくるやくざは、年々厳しくなる取締りのせいで儲からず格好もつかず解散したりする。そんなにコツコツと悪事を働いたりテキ屋働きができるなら、おまえ堅気で暮らしてけるで、とか言われてる。ファンタジーじゃないやくざで面白かった。 BLも、私のすきな、年上のお兄さんが好きな少年、からの粘着質に尽くす年下攻めで、大変よかったです。喧嘩しすぎなんだけど、喧嘩してるシーン面白くてすき。

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2016/01/18

思った以上にBLだったかなぁ。 面白かったけれど、漫画でもヤクザがらみのBLをいくつか読んでいたからか、身近でないからか。BLだなぁーという感想。 じれったさもなく、すこしいろんな意味でハラハラする感じ。

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2013/11/11
  • ネタバレ

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ふと、読み返したくなる本。 BL小説のなかでも好きな木原先生、の作品の中でも上位に入る。 木原先生は"なぜこの人じゃないとだめなのか'を描くのが本当にお上手!!路彦と信二、お互いを想う言葉に毎度涙です。 "「僕のことを好きでいること、怖がらないで。大丈夫だから。もう怪我するなんてヘマしないから。寂しい思いはさせない。たとえ僕が先に死んじゃっても、一緒にいたことを後悔させない。僕を大好きなこと後悔させないから」 路彦が、山田の頬を撫でて微笑んだ。 「おかえり」 優しい声に、指先が震えた。 「僕のところに、おかえり」" (下巻 p.272)

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2013/04/16
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上下巻の感想をまとめて以下に。 他に頼る者のいないいじめられっ子中学生路彦が下っ端ヤクザの信二に惹かれ、信二もまた路彦の存在に癒され、そんな二人の関係が発展していくのがものすごく自然だった。 いじめられっ子で泣き虫なチン彦もかわいくて好きだったので下巻の表紙絵だけ見てもちょっと動揺したくらいだったけど、いざ読んでみれば全く抵抗なく、むしろチンピラヤクザ攻め×いじめられっ子体質受けからの下克上は意外性もあって正直凄まじい萌えがあった。成長した路彦の逞しさと、根っからの悪にはなりきれない信二の良くも悪くも弱い部分、それが顕われたのがあの廃車の中から信二がかけた電話にあった路彦への「助けて」だった。それ以降はもう弱くて危なっかしい信二がかわいくて仕方なく、路彦は路彦でそんな信二さんを守る頼りがいのある男前になっていてびっくりするくらいかっこいい。 最後は助長に感じなくもないけど、信二と路彦が大好きになっていたのでハッピーエンドが見られて良かった。

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2012/09/04

後半、家族だと思って信じてきたものから裏切られ追い詰められていく山田。不幸な生い立ちからヤクザになるしかないと思っていたけれど、ヤクザになるには優し過ぎる繊細さ。その弱さも引っくるめて全てが愛おしい。 そして、路彦の甘ったれの中に見え隠れしていた肝の座った強さ!極限状態になって泣...

後半、家族だと思って信じてきたものから裏切られ追い詰められていく山田。不幸な生い立ちからヤクザになるしかないと思っていたけれど、ヤクザになるには優し過ぎる繊細さ。その弱さも引っくるめて全てが愛おしい。 そして、路彦の甘ったれの中に見え隠れしていた肝の座った強さ!極限状態になって泣きながら路彦に縋る山田を優しく包み込む路彦…まさに下克上的展開なのですが、そんな軽い言葉では語れない程、紆余曲折を経てやっと愛に辿り着いた自然で必然な流れだと思います。 背中の龍が、ヤクザになりきれない山田を笑っているかのように滑稽ながらも美しい。 僕の人生のそばに来てくれてありがとう…なんて素敵な愛の台詞(*^^*)を恥ずかしげもなく言ってしまう路彦と悪態をつきながらも嬉しくて涙ぐんでしまう山田にキュンキュン\(//∇//)\します。読んでいる私も胸が熱くなり涙したラストでした。

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2012/06/20

木原作品の容赦のなさは、物語の主軸として描かれる登場人物に対しての周囲の人たちが、それなりの対応をする、と言う部分にもあると思う。 読み手はどうしても主人公周辺の人物に肩入れする。自分の身に置き換えて読む人もいるだろうし、知っている人に似ているとか、そう言う目で見てしまうかもしれ...

木原作品の容赦のなさは、物語の主軸として描かれる登場人物に対しての周囲の人たちが、それなりの対応をする、と言う部分にもあると思う。 読み手はどうしても主人公周辺の人物に肩入れする。自分の身に置き換えて読む人もいるだろうし、知っている人に似ているとか、そう言う目で見てしまうかもしれない。感情移入まではいかなくても、傾きながら読んでいると思う。その傾きを、登場人物への慈悲や贔屓で表してほしい、と身勝手な願いを時に抱いてしまう。これだけ辛い目に遭っているのだから手加減してやって欲しいとか、報われるようにして欲しいとか、読み手としては 手を貸せないので、周囲の人間に動いて欲しいと願ったりするが、上巻の時もすごく感じたが、あくまでも登場人物たちの世界の中で彼らは生きているわけで、いきなり「いい人」になったりはしないもんなのである。自分の人間関係を考えればよく解る。思いもよらなかった人から助け船が出されるなんて、早々経験できるものじゃない。早々出来るものじゃないものは、物語の中でも早々起こるもんじゃないのだ。これを、「容赦がない」と表現されるんだろうな、とも思うが、こう言うところに「逃げない」作家さんとして、信用度が個人的には上がるんだけどなぁ。

Posted byブクログ