ドレの神曲 の商品レビュー
確か古本屋で見かけたのはこれだったと思うんだけども、ドレの挿絵と本文が読み易そうで読んでみたいな。いつかまた古本屋さんで見かけたらその時は。
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挿絵がメインで文章は分かりやすくまとめられている。ドレの挿絵が素晴らしい。苦悩を乗り越えてダンテが成長していく様が感動的だ。これを機に今度こそちゃんと「神曲」の読破に挑戦したい。
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絵がともかくすごい。 絵と文章だとどうしても視覚的表現に勝てないから、文章読みながら脳内で絵を動かす形になっちゃうんだけど、地獄の悪魔と目玉の迫力と、天上のベアトリーチェの圧倒的美しさがもー脳内に焼き付いて離れない。
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死後の人間は成す術もないまま地獄の責め苦をひたすらに受け、煉獄あるいは天国へ昇るには生きている人間の『祈り』が必要だというのは、なんだか箴言に思えます。死んだ人間は何もできない、生きているからこそ成し得る力というか、死んでからはどうにもできないという、ある意味崖っぷちに立たされて...
死後の人間は成す術もないまま地獄の責め苦をひたすらに受け、煉獄あるいは天国へ昇るには生きている人間の『祈り』が必要だというのは、なんだか箴言に思えます。死んだ人間は何もできない、生きているからこそ成し得る力というか、死んでからはどうにもできないという、ある意味崖っぷちに立たされているような感覚になります。『生きてるだけで丸儲け』なんて言ってられません(笑) 天国編の引用にあるように、言葉がすごく綺麗です。数々の哲学者の残した理詰めの言葉ではなく、すーっと心に響く心地よい言葉。原語ではなく日本語訳とはいえ、よく考えついたなぁと感心しきりです。ここまで綺麗な文は『陰翳礼賛』以来の衝撃です。 挿絵がふんだんに盛り込まれているので想像力を掻き立てて飽きません。そのため、本書は文字数的には原本の1/3くらいになっていると思います。 不朽の名作と呼ばれる神曲、僕の評価はSにします。
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- ネタバレ
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神曲の翻訳版を昔ちらっと読んだことがあるが、固い表現で読みにくくて断念した記憶がある。 それに比べて、意訳だが非常に読みやすいし、ドレの精密な画がついていてわかりやすい。 なによりドレの画は素晴らしい。 Wikipediaによると、『聖闘士星矢』冥王ハーデス冥界編の舞台でダンテの地獄をほぼそのままなぞっており、独自の解釈による地獄の情景が描かれているらしいので、非常に気になる。
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ダンテの「神曲」 ドレの挿絵が魅力的で、 文字は参考程度にして、 絵ばっかり見てしまった。 これをきっかけに、 本格的な「神曲」の翻訳に、 挑戦できれば、と思う
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ドレの絵がいい。それに尽きる。 最初に表紙を見た時は一瞬デューラーかと思った。 ダンテの神曲は読んだことがないので、この本を読んだだけではイマイチ内容が入ってこないが、神曲を読んだことがある人がこれを見たら、ものすごく感動すると思う。
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一度は読んでみたいと思っていたダンテ作の『神曲』。有名な作品なので、各出版社からいろいろな装丁のものがでていて、どれを読もうか迷っていたときに出会った作品。文章が読みやすいのはもちろん、挿し絵が素晴らしいです。まるで絵本を読んでいるかのように、すんなり読むことができました。『神曲...
一度は読んでみたいと思っていたダンテ作の『神曲』。有名な作品なので、各出版社からいろいろな装丁のものがでていて、どれを読もうか迷っていたときに出会った作品。文章が読みやすいのはもちろん、挿し絵が素晴らしいです。まるで絵本を読んでいるかのように、すんなり読むことができました。『神曲』の入門書として最適な本だと思います。
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ルネッサンスの扉を開いた14世紀イタリアの大詩人ダンテの名作、『神曲』の挿絵付き本です。 19世紀の版画家、ギュスターヴ・ドレによる挿絵が膨大にあり、地獄・煉獄・天国の情景が鮮やかに描かれています。 ただしその分、文章はだいぶ省略されていますが(^O^; 原典の『神曲』は当然膨大...
ルネッサンスの扉を開いた14世紀イタリアの大詩人ダンテの名作、『神曲』の挿絵付き本です。 19世紀の版画家、ギュスターヴ・ドレによる挿絵が膨大にあり、地獄・煉獄・天国の情景が鮮やかに描かれています。 ただしその分、文章はだいぶ省略されていますが(^O^; 原典の『神曲』は当然膨大な文章と詩から成っていますが、原典を読むかどうか判断するのにちょうどいい本ですw 特に場面が飛んだり、亡者がどのような理由で責苦を受けているのか判らない場合があるので、本書を読んで満足できなかった人は是非原典にチャレンジすべきでしょう。 ベアトリーチェという女性の名前が突然出てきて、最初はそれが誰なのか判らないしw 「地獄編」は『聖闘士星矢』冥界編の題材にもなったので、星矢ファンにはオススメの一冊です^^ ニン、トン♪
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かつて金箔付の大判で出版されていた豪華本の「普及版」。 イラストは小さめではあるのだが、ドレの挿絵でどんなものがあるのか、カタログ代わりになる。 谷口氏の翻訳はさらりと読みやすく、山川丙三郎氏の翻訳で理解できなかった部分を補完する事も出来た… 注釈も、大体そのページ内付いている...
かつて金箔付の大判で出版されていた豪華本の「普及版」。 イラストは小さめではあるのだが、ドレの挿絵でどんなものがあるのか、カタログ代わりになる。 谷口氏の翻訳はさらりと読みやすく、山川丙三郎氏の翻訳で理解できなかった部分を補完する事も出来た… 注釈も、大体そのページ内付いているので、解りやすいと思う。 これはやはり良い本だと思う。
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