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きままな娘 わがままな母 の商品レビュー

3.7

20件のお客様レビュー

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2024/02/03

何故この作家さんが好きなのか考えてみた。簡単に読めるのはもちろんのこと、なんの変哲もなく登場人物はみんな個性はあるが穏やかでサザエさんの大人版。隣りの家族を覗いているような感覚だから同じ気持ちだったり発見があって手にとって読みたくなるのだろう。 過去に読んだ内容を忘れてもムダな時...

何故この作家さんが好きなのか考えてみた。簡単に読めるのはもちろんのこと、なんの変哲もなく登場人物はみんな個性はあるが穏やかでサザエさんの大人版。隣りの家族を覗いているような感覚だから同じ気持ちだったり発見があって手にとって読みたくなるのだろう。 過去に読んだ内容を忘れてもムダな時間とは思わないのは何故か。。よくわからないが疲れた時に読んでも疲労感が増す事はないからかな

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2023/05/08

子どもの日には、すっかり大人になったというか…中年になった子どもたちが帰省していたのだが、母の日も近くなってくると自分も母なのにその日は、子どもになって実家の母を思ってみる。 この物語は、娘・沙良(独身37歳)と母・駒子(62歳)の二人暮らしの日常を描いたものである。 とにか...

子どもの日には、すっかり大人になったというか…中年になった子どもたちが帰省していたのだが、母の日も近くなってくると自分も母なのにその日は、子どもになって実家の母を思ってみる。 この物語は、娘・沙良(独身37歳)と母・駒子(62歳)の二人暮らしの日常を描いたものである。 とにかく自由に生きる娘に対して何かと口を出し、支配したい母。 大きな揉め事や酷い険悪な雰囲気なる一歩手前で、なんとなくおさまっているのは、シニカルな笑いがあるからだろうか。 伯父伯母たちの面倒くさくて、えらそうに説教ばかりなのも年寄りあるあるといっちゃあそうなんだけど親戚付き合いもほどほどにしなきゃしんどいよなぁと…。 自分の母とは、あっさりとしたつきあいで年に一度帰省するかどうか…だし、娘との関係も同じようにあっさりしたものである。 長くいっしょに暮らすといろんな面が見えてくるのかもなぁと思いながらホームドラマを見ているような感覚で楽しんだ。 うん??楽しんだ?他人事だからかな?

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2018/07/25

37歳独身の娘沙良、62歳未亡人の母駒子、母娘二人暮らしの日常。 私は母であり娘であるため、どちらにも何となく思い当たる節がありながら、楽しく読みました。 母の立場として、娘と言い合いをしたり、でも気がつけばそんなことも忘れて笑いあっていたりと言うことは、我が家でも日常で、本...

37歳独身の娘沙良、62歳未亡人の母駒子、母娘二人暮らしの日常。 私は母であり娘であるため、どちらにも何となく思い当たる節がありながら、楽しく読みました。 母の立場として、娘と言い合いをしたり、でも気がつけばそんなことも忘れて笑いあっていたりと言うことは、我が家でも日常で、本作にもあったように、そんなことを繰り返してながら、木の年輪のように家族の歴史を重ねていくんだなと、改めて思いました。 沙良と駒子親子がこれからも幸せでありますように。

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2018/02/06

娘の立場として共感できることありありでした。 リフォームなんて先走りすぎじゃないの!とか。 くせの強い駒子や親戚に振り回される沙良は気の毒でしたが、母が娘を縛り付けるだけの重い話だけではなく笑える場面もあって楽しく読めました。

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2016/09/10

62歳の母、駒子と娘、沙良37歳。 自宅をオフィスにし独立する第1話から、離れて暮らす弟が結婚する最終話まで6つの短編。 母と娘の関係がどこかあるあるな感じ。 家庭の中におこる小さな事件や出来事のたび、母娘の感情の動きが丁寧に書かれていて、共感したりうなったりしつつ、一気に読...

62歳の母、駒子と娘、沙良37歳。 自宅をオフィスにし独立する第1話から、離れて暮らす弟が結婚する最終話まで6つの短編。 母と娘の関係がどこかあるあるな感じ。 家庭の中におこる小さな事件や出来事のたび、母娘の感情の動きが丁寧に書かれていて、共感したりうなったりしつつ、一気に読めました。 どこの家庭にもありそうな母娘の関係ですが、弟の嫁の実家の事情をみるになにが普通でなにが家族か、ふっと思う作品でした。

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2015/10/03

アラフォー未婚の娘と、その母との日常。 その年代の女性には付き物の転職、親との同居、恋愛、結婚話、親の病気などといった身近なストーリーばかり。 主人公の娘のほうと自分が同年代なこともあって、共感しながらどんどん読み進めた。 現実の私はとっくに母を亡くしているので、物語中の沙良と駒...

アラフォー未婚の娘と、その母との日常。 その年代の女性には付き物の転職、親との同居、恋愛、結婚話、親の病気などといった身近なストーリーばかり。 主人公の娘のほうと自分が同年代なこともあって、共感しながらどんどん読み進めた。 現実の私はとっくに母を亡くしているので、物語中の沙良と駒子のやり取りをもし今も母が生きてたいたならこんな風な会話を交わしていたのかな、なんて想像しながらあっという間に読み終わった。 2015/10

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2015/04/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アラフォー間近のインテリアコーディネーターの沙良は、実家で母の駒子と暮らしている。一見平和なふたり暮らしなれど、そこにはそれぞれの思惑が絡み、微妙な母娘の駆け引きが・・・まさに、母娘あるある!な短編集。 「自由に生きる娘の、一番の『支持者』である母は、実は一番の『支配者』だった!」帯の一文に深く納得。

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2013/11/25

タイトル通りの内容。 37歳の独身娘が自宅を事務所にして仕事を始める。 親としてはこんなにいいことはないだろうね〜。 気楽に頼りにできるしねぇ。 どこの母親も似たり寄ったりなんかなと思えた。 元気なうちに親孝行しないとね。

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2012/06/09

小説。アラフォー独身女性の主人公と一緒に暮らす老年の母の悲喜こもごもが短編で6つ。仕事、結婚、出産という人生の大きな選択を、一歩一歩丁寧に扱う主人公がいい。加えて未熟な母親との折り合いにうまく対処出来たり出来なかったりが、1人では完成しえないオリジナルの生き様を模様している。どち...

小説。アラフォー独身女性の主人公と一緒に暮らす老年の母の悲喜こもごもが短編で6つ。仕事、結婚、出産という人生の大きな選択を、一歩一歩丁寧に扱う主人公がいい。加えて未熟な母親との折り合いにうまく対処出来たり出来なかったりが、1人では完成しえないオリジナルの生き様を模様している。どちらかといえば仲のいい方に入る母娘の物語なので、読後はさわやか。ステレオタイプでない幸せな暮らしぶりがあたたかい。

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2012/01/01

連続短編集で、ひとつ40ページほどなので 少しだけ読みたい時に良いかもしれません。 いやしかし、すごい母親…というか等身大すぎる母親です。 確かにこういう母親いる! と思いますし、多分どこか あ、というものがあると思います。 しかし母親もすごいですが、親戚もすごいです。 むし...

連続短編集で、ひとつ40ページほどなので 少しだけ読みたい時に良いかもしれません。 いやしかし、すごい母親…というか等身大すぎる母親です。 確かにこういう母親いる! と思いますし、多分どこか あ、というものがあると思います。 しかし母親もすごいですが、親戚もすごいです。 むしろあまり関係を持ちたくないです。 もしや兄や姉や妹や弟が多い、昔の人ってこういう感じなのだろうか、と あらぬ現実を考えてしまいます。 弟のお嫁さんも…こういう家庭もあるよな、と。 理想を押し付けられて、そこにはめようとするのはいいのですが それに応えきれない子供を全否定するのはいかがなものかと…。

Posted byブクログ