最果ての空 の商品レビュー
ジャンルは警察小説にしようか迷う感じ。 お義兄さん、とてもよいキャラです。 物静かで一本芯が通ってて穏やかだけれど、やはり官僚とはいえ「警察」を志すだけあって心の中には闘志があるというか。 孤独で寂しい、という言葉を言わせた江波くんもよいキャラでした。素直な彼が篠塚のオアシス...
ジャンルは警察小説にしようか迷う感じ。 お義兄さん、とてもよいキャラです。 物静かで一本芯が通ってて穏やかだけれど、やはり官僚とはいえ「警察」を志すだけあって心の中には闘志があるというか。 孤独で寂しい、という言葉を言わせた江波くんもよいキャラでした。素直な彼が篠塚のオアシスみたいな存在になるといいです。
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やっとの思いで積読の山から掘り起こすことに成功。 これがシリーズ完結巻ということですが、篠塚さん主役です。 そして英田さんの人気があってこそな内容でした。 BLなのにBLくさくない! というよりもメインカップルの桃色なし! 朝チュン展開とかじゃなく、ガチでなし! なしなのに何という満足感でしょう……。 篠塚の生き方というのが本当に染みいってきます。 普通なら幸せにしてあげて~の声にお答えして、どんな キャラでも幸せになっちゃうBL業界において、まさかの 孤高の人展開。 受とか攻とかの範疇に収まらず、一人の男の人生がこの 1冊に凝縮されてました。 個人的には神津が好みすぎてどうしようかと。 最後のシーンの挿絵の後ろ姿が神がかってました。
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エスシリーズの隠れた主役^_^篠塚義兄さんのその後を描いた本作。BL小説というより篠塚の人生を描いた人間ドラマとして読ませます。 ラスト自らの人生を寂しいと言いながらも、それが自分の生き方と決めた彼の読後に漂う切なさに目頭が熱くなります。安易なBL展開にならなかったのは、長い間彼...
エスシリーズの隠れた主役^_^篠塚義兄さんのその後を描いた本作。BL小説というより篠塚の人生を描いた人間ドラマとして読ませます。 ラスト自らの人生を寂しいと言いながらも、それが自分の生き方と決めた彼の読後に漂う切なさに目頭が熱くなります。安易なBL展開にならなかったのは、長い間彼を見てきた中の英田さんの深い思いがあると思います。これこそが篠塚なのだろうな、と。去る者を見送り最果ての空を眺めて何を想うのか。エスシリーズ完結に相応しい秀作です。
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一人で生きて行くと決めている篠塚が…江波が「寄り添いたい」と思うのも無理はないが、仮に妻を失わず普通に妻子の夫として生きていたら、江波は果たして好きになったろうか、とも思う。篠塚と言う人間そのものの魅力はあるとしても題名が示すものは…。一人が孤独だ、と江波に口に出して言った事、と...
一人で生きて行くと決めている篠塚が…江波が「寄り添いたい」と思うのも無理はないが、仮に妻を失わず普通に妻子の夫として生きていたら、江波は果たして好きになったろうか、とも思う。篠塚と言う人間そのものの魅力はあるとしても題名が示すものは…。一人が孤独だ、と江波に口に出して言った事、と言うのは非常に大きな事だ。あとがきでも書かれていたが、江波が根気よく篠塚の身近にいる人間で居続ければいつかは想いが叶うかもしれんよ、と…。人恋しい・ぬくもりが恋しい時に、タイミングよく傍に居られれば…もうちょっと篠塚に咀嚼する時間・要!タイトルの「最果ての空」、最果ての空の下でも篠塚は一人でいる路を選んだ、ってことなのかなぁ、と思うと途轍もなく寂しい。普通に、警察モノとして楽しめたわー、関連作でBLだからと言って江波の想いが遂げられない処がリアルで。
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エスシリーズからデコイまでずっと微妙に皆勤賞の篠塚兄!やっと主人公でっせ!エロなし警察サスペンス!事件自体はあれってカンジでしたが・・・。兄さんの椎葉に対する想いとかもうちょっと書いてもいいんではないでしょうか・・・と期待した私が悪いのか(ToT) とうとうエスシリーズ終わりまし...
エスシリーズからデコイまでずっと微妙に皆勤賞の篠塚兄!やっと主人公でっせ!エロなし警察サスペンス!事件自体はあれってカンジでしたが・・・。兄さんの椎葉に対する想いとかもうちょっと書いてもいいんではないでしょうか・・・と期待した私が悪いのか(ToT) とうとうエスシリーズ終わりました。 警察も極道も微妙に似ているんですが・・・
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やっときた篠塚さんメインのスピンオフ。 彼には幸せになって欲しい声が殺到していたという作者の後書きに納得。 寂しいことが分かっている篠塚さんは本当に強い人です。 ラストの宗近と椎葉が救いだったかも。 エスシリーズ最後の作品。
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警視庁公安部外事第一課第四係の刑事であり、ウラに属する江波郁彦は、ある日、秘匿追尾していた男に尾行を見破られるという失敗をおかしてしまう。そしてその日、上司に呼び出された江波は、そこで警視正、篠塚秀之からある事件の班員に指名される。篠塚は若くして公安部部長に次ぐ地位にあり、一見穏...
警視庁公安部外事第一課第四係の刑事であり、ウラに属する江波郁彦は、ある日、秘匿追尾していた男に尾行を見破られるという失敗をおかしてしまう。そしてその日、上司に呼び出された江波は、そこで警視正、篠塚秀之からある事件の班員に指名される。篠塚は若くして公安部部長に次ぐ地位にあり、一見穏和だが常に冷静で、なにを考えているのかわからない男だ。江波はある事実から篠塚に反抗にも似た感情を持っており……!? 事件にはできない事件を追う、男たちの静かな闘いの物語! (出版社より)
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最後の挿絵で思わず涙が・・・! 決心することはとても勇気のいることだと思うがそれと同時に己を強くしてくれる。 篠塚、格好いいです。
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エスシリーズにもデコイシリーズにも出てきた篠塚のお話。エスでは大切な人を失い、椎葉を宗近に取られ、デコイではあそこまで犯人を追いつめるものの大切な部下を失うという不幸?オンパレードだけれども一番恰好いい篠塚がついに主役になりました。熱いね。 篠塚視点でえがかれる部分があり、そこで思いがけない椎葉への気持ちなどが覗けてとてもうれしかった。スピンオフでもこうやって大好きなシリーズが展開していくのは嬉しいな。
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