もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら の商品レビュー
小説としては星3つですが、読み終わった後、ちゃんとドラッカーを勉強したくなったので星+1で! とてもド直球の王道ストーリーと、平易な文章で、サクサク読めます。言い方を変えればありがちな物語で描写の足りない文章なんですが、そこにスパイスとしてドラッカーが入ってくることで、良いバラン...
小説としては星3つですが、読み終わった後、ちゃんとドラッカーを勉強したくなったので星+1で! とてもド直球の王道ストーリーと、平易な文章で、サクサク読めます。言い方を変えればありがちな物語で描写の足りない文章なんですが、そこにスパイスとしてドラッカーが入ってくることで、良いバランスの小説になっています。 ただ、人間ドラマの盛り上がり部分はさすがに描写不足で、ものすごく行間を想像で補完することを強いられます。そこだけ適応できれば、とても楽しめる小説だと思います。 ただ、全体的に非常に軽い内容なので、単行本の価格はやや高すぎると感じました。1200か1300円くらいが妥当な内容です。なので私はiPhone版(800円)で読みました。
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2007年頃から爆発的ブームとなった「やる夫が○○してみた」シリーズ。それに乗っ取ったかどうかは知らないが、本作のタイトルからはそのようなニュアンスを受け取った。 そういった文脈で受け取るならば話は簡単で、主人公のみなみは「実直だがお茶目なところもある」という点でやる夫くんと大体...
2007年頃から爆発的ブームとなった「やる夫が○○してみた」シリーズ。それに乗っ取ったかどうかは知らないが、本作のタイトルからはそのようなニュアンスを受け取った。 そういった文脈で受け取るならば話は簡単で、主人公のみなみは「実直だがお茶目なところもある」という点でやる夫くんと大体性格は一緒である。 タイトルにもある「ドラッカーのマネジメント」を読んでいることがこの本を読む最低条件であり、この作品を読んでからドラッカーを読むより、不明点を残したままでよいので『マネジメント』を読んでから本作を読むほうが、理解という点でうまくいくのではないだろうか。 この作品ではドラマ仕立てで、『マネジメント』で言われたとおりのことを実行して行き、最後には甲子園に到達する。 甲子園に到達する、というとネタばれに聞こえるかもしれないが「もともとそういうサクセスストーリーを扱ったもの」であるから、これはネタばれの範疇に入らない。途中、どのようにマネージャーがマネジメントしてチームメイトたちを奮い立たせるかが本作の重要な点である。 作品自体は非常に硬質な常体文で書かれており、『ドラッカー』と同じくらい言い回しなどが硬い。表紙はこれだが、文章はハードである。しかし、時折現れる挿絵はエロゲのそれである。アンバランスなように見えるし、実際アンバランスである。女の子が主人公だからそれなりに萌えアニメやらラノベでよくあるような話の流れを期待すればあっさり裏切られる。ドラマはあるが、あくまで淡々と進む。クライマックス付近でみなみ一行には大きな出来事が訪れるが、ドラマとして成立しているのはそこくらいである。 よく言えば、ドラッカーを使って陳腐なドラマを作るよりも、ドラマをおまけにおいてドラッカーを使った成功例(シナリオ)を記述したというのが正解だろう。 絵はあれだが、内容はまともなので普通の人でも読める。(むしろなぜこういう外装にしたのかがなぞだが) 以上。「どや顔」が一瞬でまぶたの裏に浮かぶ人なら。
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主人公の女子高生が全然女子高生っぽくない(むしろバリバリのビジネスマン)って感じです( ̄▽ ̄) マネジメントの具体例を、 ストーリー仕立てにしてる感じですな♪♪ しかも、企業ではなく非営利団体の野球部ってのがミソになってる☆ それにしてもドラッカーはスゴいっっ 勉強になりま...
主人公の女子高生が全然女子高生っぽくない(むしろバリバリのビジネスマン)って感じです( ̄▽ ̄) マネジメントの具体例を、 ストーリー仕立てにしてる感じですな♪♪ しかも、企業ではなく非営利団体の野球部ってのがミソになってる☆ それにしてもドラッカーはスゴいっっ 勉強になりますっ^0^
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みなみちゃんのような人が増えたら、会社は変わると思うんだ。 アニメ表紙をあなどるなかれ、これ、泣きます。
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ドラッカー先生の「マネジメント」を具体的な事例に当てはめて理解しようという1冊。公開討論会を行うものの心得として薦められて読みましたが、やはりこの高校野球の野球部という設定が当たりなんだと思いました。 弱小高校野球部を主人公のマネージャーが、ドラッカー先生の「マネジメント」...
ドラッカー先生の「マネジメント」を具体的な事例に当てはめて理解しようという1冊。公開討論会を行うものの心得として薦められて読みましたが、やはりこの高校野球の野球部という設定が当たりなんだと思いました。 弱小高校野球部を主人公のマネージャーが、ドラッカー先生の「マネジメント」を使いながら、様々な思いを抱く部員や部員とうまくコミュニケーションのとれなかった監督をまとめ、高校野球の新たな流れを生み出す=イノベーションを起こし、奇跡を起こすという話を通して、「マネジメント」のエッセンスを学ぶというものです。 正直、準決勝から決勝にかけては思わず熱くなるものもありました。 ドラッカー先生の「マネジメント」のエッセンスのエッセンスを学ぶという意味ではいいと思います。ただ、それは著者の理解による部分もあるので、これを読んでから、ドラッカー先生のマネジメントを読んではいかがでしょうか。
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ドラッカーへの興味が喚起されるという意味では100点。 非常にわかりやすくドラッガーのエッセンスが理解できた気になり、素直に大学生や高校生に薦めたいと思った。 ただ、終盤の物語の展開にイマイチ引きこまれなかった。「ドラッガーのエッセンスをわかりやすく紹介する」という目的に徹して欲...
ドラッカーへの興味が喚起されるという意味では100点。 非常にわかりやすくドラッガーのエッセンスが理解できた気になり、素直に大学生や高校生に薦めたいと思った。 ただ、終盤の物語の展開にイマイチ引きこまれなかった。「ドラッガーのエッセンスをわかりやすく紹介する」という目的に徹して欲しかったところが、少し「感動スト-リー」の方にブレたように感じてしまった。
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就活中ずっと読みたかった本です。やっと読めました。 とても読みやすく、めちゃくちゃ面白かったです。 普通に小説としても泣ける話になっていて、ドラッガー知りたい!!って思って読んだのに、おまけもついてきた感じで非常に感動しました。 マネジメントとは何か?マーケティングとは何か?...
就活中ずっと読みたかった本です。やっと読めました。 とても読みやすく、めちゃくちゃ面白かったです。 普通に小説としても泣ける話になっていて、ドラッガー知りたい!!って思って読んだのに、おまけもついてきた感じで非常に感動しました。 マネジメントとは何か?マーケティングとは何か?真摯さとは何か? ビジネスにおいて非常に重要なことをこの本ではドラッガーの『マネジメント』を使ってわかりやすく教えてくれます。(「真摯さ」って最近読めるようになりました!笑) 大学時代プロジェクトを回してきましたが、これを見てもう一度やってみたいなーと思いました。やっぱり自分はマネージャー的なポジションが好きみたいです。いろいろな人の間に立ち、人の強みを引き出すことで最高のチームを作っていく。 社会人になるにあたって間違いなく自分がやってみたい仕事の一つです。 そんなことを考えて、次はこの本に出てくるみなみチャンが読んでいたドラッガーの『マネジメント エッセンシャル版』でも読むかと思って本屋に行ったところ、どう見ても女子高生が読める代物じゃなくて萎えました。 さすがフィクション!
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読みやすい。 私のようなドラッカーを読んだことがない人間でも 大枠は理解できたような気にはなる。 あくまでも読み物としてはいいと思う。
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岩崎夏海「もし高校野球の女子マネージャーが ドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読む。 新刊で平積みになっていたときから気になっていたが、 あれよあれよという間にベストセラーのランキングに入ってきた。 ブクログでも☆4つの評価である。 みなさんのレビューを読んでいるうちに ...
岩崎夏海「もし高校野球の女子マネージャーが ドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読む。 新刊で平積みになっていたときから気になっていたが、 あれよあれよという間にベストセラーのランキングに入ってきた。 ブクログでも☆4つの評価である。 みなさんのレビューを読んでいるうちに やはり読んでおこうと思った。 それも、みなさんが薦めているiPhone版を購入した。800円。 iPhoneで書籍を読むのは初めてだが、 フォント、サイズなど工夫してあり、 ページをめくるときに紙のタッチを残すなど読みやすい。 なにより、内容がよかった。 せいぜい、ドラッカーに再注目させるために 高校野球の女子マネージャーと組み合わせたのかと 推測していたのだが、 後半のクライマックスでは不覚にも目頭が熱くなることが 何度もあった。 ふとした勘違いでドラッカーの『マネジメント』を手にした 野球部女子マネジャーが、仲間たちと甲子園出場を目標に 困難に挑戦していく物語である。 モデルがAKB48であるというのが面白かった。 著者の師匠は秋元康なのだ。 意外性のある角度からドラッカーを取り上げたことで、 若い読者がドラッカーの著作に興味を持つこともあるだろう。 岩崎夏海の最初の著書。 ドラッカーを読み、涙が出るほど感動した岩崎の体験が 元になっている。 自身のブログにこの本のアイデアを書いたところ、 編集者が薦めて小説のカタチで出版が実現した。 そうした経緯で本が生まれることも増えてきた。 既に48万部売れているから、今年のスマッシュ・ヒットである。 (文中敬称略)
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おもしろかった。すごく。ドラッカーのマネジメントを実際買うと思う。 なんか、よくある、解説だけだと味気ないから、一応物語り風にしてみました的な本かなと 思ってたけれど、全然違った。 物語がメインで、でも物語が『マネジメント』によって動いていくみたいな。 大げさにいうと、ダビンチ...
おもしろかった。すごく。ドラッカーのマネジメントを実際買うと思う。 なんか、よくある、解説だけだと味気ないから、一応物語り風にしてみました的な本かなと 思ってたけれど、全然違った。 物語がメインで、でも物語が『マネジメント』によって動いていくみたいな。 大げさにいうと、ダビンチコードみたいな、謎解きみたいなスリルもあった。 例えば、 「あらゆる組織において、われわれの事業は何かを定義することは、不可欠である」 というマネジメントの一文に対し、主人公のマネージャーは、悩んだ末に、 自分たち野球部の事業は、「顧客に感動を与えること」と定義する。 この顧客は、高校野球を見に来る人や、学校、また自分達自身のことと考えている。 他にも、人事のやり方とか、専門家の使い方、効率化、マーケティング等、 様々なマネジメントについての話が、とても具体的に書かれていた。 マネジメントが重要で、どんな組織にもあてはまるだろうことを実感させられた。
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