烏金 の商品レビュー
ざっと読んだことがあったのだけど、「はむ・はたる」の後に読み直し。どちらかを知らなくても影響ないけれど、読むと深まる。そうかそうか、この時の子どもたちが…、と納得。 いつもながら、女性たちがかっこいい。 また、算学の存在が印象的で、当時のレベルの高さが窺え、身分を越えて交流を深め...
ざっと読んだことがあったのだけど、「はむ・はたる」の後に読み直し。どちらかを知らなくても影響ないけれど、読むと深まる。そうかそうか、この時の子どもたちが…、と納得。 いつもながら、女性たちがかっこいい。 また、算学の存在が印象的で、当時のレベルの高さが窺え、身分を越えて交流を深めるものでもあったことに感心する。
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【収録作品】烏金/勘左のひとり言 金を貸すだけではなく、それを生かす方法も教える浅吉の知恵と度胸が好もしい。地に足をつけて生きることで得られる充実感が伝わってくる。 単行本でずいぶん前に読んだが、『はむ・はたる』を再読したので、改めて読む。文庫オリジナルの掌編「勘左のひとり言」...
【収録作品】烏金/勘左のひとり言 金を貸すだけではなく、それを生かす方法も教える浅吉の知恵と度胸が好もしい。地に足をつけて生きることで得られる充実感が伝わってくる。 単行本でずいぶん前に読んだが、『はむ・はたる』を再読したので、改めて読む。文庫オリジナルの掌編「勘左のひとり言」がうれしい。
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時代小説ではありますが、 難しい表現や引っかかる人物描写もなく、 サクッと気軽に読めました へー、烏金と呼ばれる職業があったのかぁ 素直にそう感じ、どんな時代も庶民は様々な仕事で生きていたんだろうなぁと想像も膨らんだので、最高評価です
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内容(「BOOK」データベースより) 因業な金貸し婆・お吟のもとへ押しかけ、金貸し業の手伝いをする浅吉。新しい発想で次々と借金をきれいにし、貧乏人たちを助ける彼には、実は秘密があった。大金を得るべく浅吉が仕掛ける真の目的はいったい…。日本ファンタジーノベル大賞作家が江戸を舞台に描...
内容(「BOOK」データベースより) 因業な金貸し婆・お吟のもとへ押しかけ、金貸し業の手伝いをする浅吉。新しい発想で次々と借金をきれいにし、貧乏人たちを助ける彼には、実は秘密があった。大金を得るべく浅吉が仕掛ける真の目的はいったい…。日本ファンタジーノベル大賞作家が江戸を舞台に描いた痛快時代エンターテインメント小説。 令和3年5月26日~29日
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最初と真ん中と最後の展開が 違います。 最初は お吟という金貸しの婆さんを取り込んでいく浅吉 なんと烏連れ 真ん中は みなしごたちの生活がたつようのしてやったり 借金まみれの旗本を立ち直させたり 智恵と工夫がいっぱい 最後は 浅吉の本当の名前 出身地 おぎんとの関係 とか...
最初と真ん中と最後の展開が 違います。 最初は お吟という金貸しの婆さんを取り込んでいく浅吉 なんと烏連れ 真ん中は みなしごたちの生活がたつようのしてやったり 借金まみれの旗本を立ち直させたり 智恵と工夫がいっぱい 最後は 浅吉の本当の名前 出身地 おぎんとの関係 とか出てきます。本当はそういう話しだったのね! という終わり方です。最後まで読むと 又最初の方をよんで確かめたくなります。
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いつもと少し違う切り口 貧しい者にお金をただ、貸すのではなく返し方を教える。 ノーベル賞のグラミン銀行に近い? 優しさと強さ。
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江戸の金貸しであるお吟の元に上手く転がり込んだ浅吉は何か腹に抱えている雰囲気を漂わせているが、普通の金貸しとは異なる良心的な方法でビジネスを拡大させたり、掏摸をしながら生き伸びる孤児の集団に合法的に生きていく術を与えるなど、かなり善意と商才に溢れた魅了的な人でした。 因業ババアの...
江戸の金貸しであるお吟の元に上手く転がり込んだ浅吉は何か腹に抱えている雰囲気を漂わせているが、普通の金貸しとは異なる良心的な方法でビジネスを拡大させたり、掏摸をしながら生き伸びる孤児の集団に合法的に生きていく術を与えるなど、かなり善意と商才に溢れた魅了的な人でした。 因業ババアのように感じていたお吟も徐々に可愛らしさを出してくるので。後半に明らかになる浅吉のさとの因縁が想像していたより遥かにマシな理由だったのでホッとしました。
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何かと忙しない時だったので、読み終えるのに思ったより時間がかかってしまいました。読み終わってみたら結構面白かったのに。 金貸し業は恨まれる商売だと思いますが、江戸時代には無くてはならぬ身近なものだったのでしょうね。最後はめでたし、で終われて良かったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
金貸のお吟の元にころがりこんだ何やら訳ありの浅吉。借金で身動きとれなくなった人に、暮らしの立て直しの手助けをしながら、借金返済にみちびいていく。浅吉の本当の目的は、地元甲府で貧しい村の生計の助けとなるようにブドウ栽培を始めるため、お吟の金を利用することだった。 武士が借金まみれなこと、江戸時代の高利貸しの返済の過酷さなどは、当時の武士・庶民は熟知していたのに、浅吉がヒーロー気取りで知恵を出して暮らしを立て直し、みんなから感謝され好かれるなど、ちょっと話が稚拙。 ただ、文章は読みやすい。
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金貸しの因業ばばぁ、お吟の元へ、あるたくらみを持って転がり込んでくる、浅吉。 金儲けに拘っている様でいて、その実、借りる側の生活を立て直す知恵を授け、手間をかけて面倒を見ていく、松吉のギャップが不思議だったけど。 最後にお吟と松吉の関係が明かされて、すっきりする結末。 賢い烏(...
金貸しの因業ばばぁ、お吟の元へ、あるたくらみを持って転がり込んでくる、浅吉。 金儲けに拘っている様でいて、その実、借りる側の生活を立て直す知恵を授け、手間をかけて面倒を見ていく、松吉のギャップが不思議だったけど。 最後にお吟と松吉の関係が明かされて、すっきりする結末。 賢い烏(カラス)、豪快な算術の師匠、あんちゃんラブな松吉の弟、面倒見のよい浮浪児集団の兄貴分、実直なお武家とその家族等、魅力的な登場人物が沢山。 面白かった。続編の「はむ・はたる」も読みます。
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