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ローマで語る の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2022/06/22

「ローマ人の物語」の筆者、塩野七生が息子のアントニオと映画をテーマに行った対談集。 アントニオは映画業界に携わっているとのことで、業界の裏話も時に交えつつ、古今東西の映画・監督・俳優に話は広がる。 まあ、上質な批評というところか。どちらかというとアントニオメインで、塩野七生の手厳...

「ローマ人の物語」の筆者、塩野七生が息子のアントニオと映画をテーマに行った対談集。 アントニオは映画業界に携わっているとのことで、業界の裏話も時に交えつつ、古今東西の映画・監督・俳優に話は広がる。 まあ、上質な批評というところか。どちらかというとアントニオメインで、塩野七生の手厳しいコメントは控えめか。黒澤明と親交があったということは初めて知った。

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2013/12/08

塩野七生と息子の映画談議。親子でこんな知的な会話が繰り広げられるなんて。。。 小さい頃から、自分の意見を持つように自然と教育していたのでしょうね。。。 塩野七生は甘いものが嫌いのようで(少女漫画のような)女性よりも男性を描いている作品のほうが好きなようだ。 映画を観ているポイン...

塩野七生と息子の映画談議。親子でこんな知的な会話が繰り広げられるなんて。。。 小さい頃から、自分の意見を持つように自然と教育していたのでしょうね。。。 塩野七生は甘いものが嫌いのようで(少女漫画のような)女性よりも男性を描いている作品のほうが好きなようだ。 映画を観ているポイントも、ファッションやインテリアなんかに、うっとりするタイプではない。 基本的に好きな映画が私とは違うように思ったが、以前から気になっているヴィスコンティの作品は観たいと思ってる。 イタリア映画 自転車泥棒、山猫、甘い生活、いつも奴ら カポーティ、バリー・リンドン、アラバマ物語、ゴッドファーザー

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2012/12/03

オカンの事を塩野さんつうて呼ぶ等、かなり特殊な親子関係を垣間見る。親がああだと子供は良かれあしかれ影響から逃げられんな。イタリア映画への言及は流石現地生活者だけあって、凡その読者にとって未知のものを提示してくれており、面白く感じます。

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2011/02/04

歴史小説家である塩野七生と考古学を学び映画業界で働く息子アントニオによる映画対談。古今東西の名作、名監督、名優たちを語る。取り上げる名作映画は文藝からエンターテイメントいわゆるB級までも含み、映画を楽しみにしていて、かつその道のプロである人物二人が語る感想・評価・見方は、評論家に...

歴史小説家である塩野七生と考古学を学び映画業界で働く息子アントニオによる映画対談。古今東西の名作、名監督、名優たちを語る。取り上げる名作映画は文藝からエンターテイメントいわゆるB級までも含み、映画を楽しみにしていて、かつその道のプロである人物二人が語る感想・評価・見方は、評論家による評論とは一線を画す何かより身近に感じるコメントのようなものなのだ。この一冊はこれから良作を見たい人々へのよき指南書である。

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2010/07/27

塩野七生と息子アントニオシモーネの対談。 息子さんは映画の仕事に携わっているため、映画の話がメイン。 編集を塩野七生氏が行っているせいか、対談というよりも、塩野七生氏一人で対話形式で書いているのではないかと思ってしまうような内容。 アントニオシモーネ氏の洞察が母親に酷似している。...

塩野七生と息子アントニオシモーネの対談。 息子さんは映画の仕事に携わっているため、映画の話がメイン。 編集を塩野七生氏が行っているせいか、対談というよりも、塩野七生氏一人で対話形式で書いているのではないかと思ってしまうような内容。 アントニオシモーネ氏の洞察が母親に酷似している。 親子だからってここまで似る?と疑ってしまう。

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2010/07/10

 古代ローマの歴史を扱った物語の著書で、お馴染みの塩野七生氏と、ハリウッドやイタリアで『スパイダーマン2』などの映画の制作助手を務た事もある息子のアントニオ・シモーネ氏。書物と映画は同格という感じで両親に育てられ、数だけはやたら観たという。息子にも同じ教育を与えたそうだ。 映画の...

 古代ローマの歴史を扱った物語の著書で、お馴染みの塩野七生氏と、ハリウッドやイタリアで『スパイダーマン2』などの映画の制作助手を務た事もある息子のアントニオ・シモーネ氏。書物と映画は同格という感じで両親に育てられ、数だけはやたら観たという。息子にも同じ教育を与えたそうだ。 映画の舞台裏や映画制作をビジネスとして見るアメリカ映画の底力、映画をアートと信ずるイタリア映画の魅力とか、マストロヤンニ、キューブリック、黒澤明などの監督についても語る。勿論、ハリウッドの有名俳優たちにも話題が及ぶ。140余りの作品が紹介され、映画について二人が論じ合っていくというもの。  中でも興味深いのは、黒澤明監督と塩野氏は、かつて親交があり、息子のアントニオは、10才の時『乱』のピーンと張りつめた緊迫感漂う撮影現場を見て映画の世界に感心を持つようになった、とエピソードが語られている。 アカデミー賞外国語映画賞をとった『おくりびと』を観て、アントニオ氏はこう評している。映画の内容も出来も。ユーモアがあるのには感心した。リスペクトできると(『フラガール』『選挙』も含め)日本映画へ期待のエールを送っている。  二人のおしゃべりから、映画によって学ぶものだったり、奥深さだったり、映画を観るさらなる愉しさも伝えてくれる一冊。

Posted byブクログ

2010/07/01

ブログにレビューを書きました。 http://yo-shi.cocolog-nifty.com/honyomi/2010/06/post-5769.html

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