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あねチャリ の商品レビュー

3.5

18件のお客様レビュー

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2023/08/27

女の子が競輪を走ったら面白かもしれませんね、 こんな発想から生まれた本書。 とても体育会系で試練と修行の物語、、 個人的にはもっと主人公の凛ちゃんの心の動きや、家族や周囲との葛藤と成長に軸を置いて頂きたかったと思います。 著者の川西蘭さんが非常に競輪にお詳しいこと、僧侶として修業...

女の子が競輪を走ったら面白かもしれませんね、 こんな発想から生まれた本書。 とても体育会系で試練と修行の物語、、 個人的にはもっと主人公の凛ちゃんの心の動きや、家族や周囲との葛藤と成長に軸を置いて頂きたかったと思います。 著者の川西蘭さんが非常に競輪にお詳しいこと、僧侶として修業を重ねておられることが、本書の中から滲みでているように感じます。 私たちの世代でが川西さんの初期の作品にとても感慨深いものがあるので、他の「自転車小説」にも広げて読んでみたいと思います。 凜ちゃんのその後(人生編)の物語に想像が沸いて期待できます。 是非、お願いします!

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2019/09/24

ピストの妖精・・ 部活で怪我をし、もうそのスポーツができなくなった主人公が 自転車に出会う。 早坂凛の怒涛の成長を描く。

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2013/10/26

今でこそ女子競輪が復活しているが、その前に書かれたケイリンを目指す少女の物語。 自転車への造詣も深く、読みやすい一冊。

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2013/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これはセカンドウインド女版! 16歳でケイリンと出会ったりん。自転車の面白さに惹かれて、高校を辞め女子ケイリンの世界に飛び込む。しかし、競技人口の少ない女子は、窮屈なことが多くー。あっさりと終わってしまった感が強く、人物の描写まで描ききれていない。コーチがりんをどう思っているのかだとか、女性ならではの悩み、体の変化も描かれない。淡々と才能があるだけで。リアリティに欠ける分だけ退屈してしまう。

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2012/08/19

著者の『セカンドウィンド』でファンとなり、同じ自転車競技 の作品ということで本作品も読んでみた。 ひきこもりだった(元)女子高生が、自転車の魅力にとりつかれ、 才能と努力で世界を目指すという王道のストーリー。 プロローグの最初から、もうとりこです。 2012年夏には、女子競...

著者の『セカンドウィンド』でファンとなり、同じ自転車競技 の作品ということで本作品も読んでみた。 ひきこもりだった(元)女子高生が、自転車の魅力にとりつかれ、 才能と努力で世界を目指すという王道のストーリー。 プロローグの最初から、もうとりこです。 2012年夏には、女子競輪(ガールズケイリン)が48年ぶりに 復活するとのこと。 この作品で描かれた空想も、現実になるかもしれない。 実に興味深い。

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2012/06/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

高校中退した女の子が、ダイエットのために始めた自転車にハマり、世界一を目指すという、シンプルかつ単純なストーリー。 出だしで主人公がランニングより、ウォーキングよりスピード感がある自転車がすきという主人公に共感して、最後まで一気に読みました。 主人公が負けず嫌いで真っ直ぐ。 でも女の子っていうところが、僕の好きなシャカリキと違って、また面白かったです。 他の登場人物もでしゃばりすぎず、ちょうど良い感じ。 最後、一気に飛躍しすぎでしょっていうのはご愛嬌。 この著者の他の著作も読みたくなりました。

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2011/06/30

自転車と出会って、自転車競技にのめり込んでいく少女の話。 主人公・早坂凜は怪我により続けていたバレーボールを辞めざるを得なくなり、学校にも行かなくなってしまった16歳。 運動をしなくなったことで自分の体が緩んでいることに気づいた凜は、自転車ダイエットの記事を見て、自転車に乗り始...

自転車と出会って、自転車競技にのめり込んでいく少女の話。 主人公・早坂凜は怪我により続けていたバレーボールを辞めざるを得なくなり、学校にも行かなくなってしまった16歳。 運動をしなくなったことで自分の体が緩んでいることに気づいた凜は、自転車ダイエットの記事を見て、自転車に乗り始める。 当初はママチャリで河川敷を走るだけだったが、あるきっかけで元競輪選手と出会い、競輪や自転車競技で使うピストバイクに触れ、本格的に自転車に乗り始める。 競技との出会い、良い師匠との出会い、それまでの生活との別離、競技に取り組む上で立ちはだかる障害と味方の出現、こうしたスポーツ小説のエッセンスが見事に凝縮されている。 主人公を女性にして、元来体育会系だけれど、一旦引きこもっているという設定がエッセンスを引き立てている。 それでいて、非現実的な根性論や才能の飛躍もなく、すっと物語に入っていける。 そのため、ラストに向けて気持ちの良いカタルシスを味わうことができた。 でも、いちばん気に入ったのは、実家を出て師匠に弟子入りするくだりで父親が理解を示すところ。 こういうエピソードで涙腺が緩む歳になってしまったのだなと、改めて感じた。

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2011/02/02

青春スポーツ小説~凛は在学していれば高校2年生だが、小学校高学年から続けていたバレーボールを手首の故障で断念し休学中で家事をこなしながら引き篭もる生活で外出は通学用の自転車でのサイクリングだけだ。ある日、川沿いのサイクリングロードでロードサイクルを追いかけていてパンクしピストバイ...

青春スポーツ小説~凛は在学していれば高校2年生だが、小学校高学年から続けていたバレーボールを手首の故障で断念し休学中で家事をこなしながら引き篭もる生活で外出は通学用の自転車でのサイクリングだけだ。ある日、川沿いのサイクリングロードでロードサイクルを追いかけていてパンクしピストバイクに乗る中年男性に助けられるが、男性はボスと呼ばれサイクリングチームを持っており、速く走るこつを教えてもらいたい。課題をこなして一週間後、ワンボックスカーで峠に連れて行かれ、1ヵ月のトレーニングの後、18歳の競輪選手志願者と山登りの競走を行うが、1分け2敗。ボスはやればできるのだと亮という男の子を褒めるだけで、凛は悔しい。元競輪スターだったボスに土下座して弟子入り志願をすると、親の同意が必要だと言われ、せめて高校卒業はと泣くばかりの母親とは話し合いにならず、いつもは生返事ばかりの父親がボスとの話をまとめてくれた。痴呆が多少入った元資産家の小春と競輪ファンだったバン爺、亮が暮らすタンポポハウスでおさんどんを含む管理人をしながらボスの経営するリサイクル店で働きながら、ボスから貸してもらったロードサイクルでトレーニングをする毎日、小春の車椅子の修理完了と同時に、凛のピストバイクも中古品の組み合わせで完成した。初めて訪れた競輪場では偏見に満ちた視線を感じながらも走った千タイでは亮に遅れること14秒の1分19秒を出して漸く認められた。亮は3回目に競輪学校合格を決め、凛もハッパをかけられる。5年後、海外で行われたスプリントレースでは1回戦で敗退したが、ケイリンでは幸運も手伝って3位入賞を果たし、女性2名を含むプロアマ混合の記念競輪が地元で企画され、亮が先行の番手で走る凛はスタンドで応援する家族の姿を確認する~なるほど青春スポーツ物語だ。川西氏は1960年広島生まれで、早大政経学部在学中に作家デビュー。青春スポーツ小説の第一人者だそうだが、聞いたことがなかった。トッププロであるシーサーの女がバンクを走る事への危惧が本物っぽい。昔は女性の競輪もあったと書いているが、一時導入されたが迫力に欠けて廃止されたのは当然だろう。賭の対象となるバンクでの走りは、選手だって命懸けにならざるをえない。女でも死力を尽くせば・・・男と並んで競える・・・というシチュエーションは奇跡であって現実的ではない。だからフィクションなんだけどね

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2010/09/29

「セカンドウィンド」の川西蘭の著作。元バレーボール部の高校生がケイリンの世界を目指す物語。ピストバイクとの出会いから自転車にのめり込んで行く姿はグイグイ引き込まれる。ひたすら何かに打ち込む姿は美しい。でも、最後はちょっと唐突すぎた感じがして残念。「回せ、回せ、回せ。」自転車のペダ...

「セカンドウィンド」の川西蘭の著作。元バレーボール部の高校生がケイリンの世界を目指す物語。ピストバイクとの出会いから自転車にのめり込んで行く姿はグイグイ引き込まれる。ひたすら何かに打ち込む姿は美しい。でも、最後はちょっと唐突すぎた感じがして残念。「回せ、回せ、回せ。」自転車のペダルは踏むのではなく回す。自転車にのるとき、そんな声が聞こえてきそう。

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2010/07/15

2010.7.14読了 手首の故障でバレーを辞めた高校生の女のコが、自転車に目覚めて競輪を目指す?話。

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