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フィッシュストーリー の商品レビュー

3.7

845件のお客様レビュー

  1. 5つ

    128

  2. 4つ

    340

  3. 3つ

    268

  4. 2つ

    32

  5. 1つ

    4

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正義の味方とは

短編集の同タイトル小説に感動しました、というよりなんとなく疑問に思っていたモヤモヤが晴れた気分です。最近多い、知識をひけらかし言葉で相手を言い負かすような正義感にウンザリしていましたが、体を鍛え強い肉体と動じない心を持つ、いつ起こるかわからない何かの為に準備をしておくこと、まさに...

短編集の同タイトル小説に感動しました、というよりなんとなく疑問に思っていたモヤモヤが晴れた気分です。最近多い、知識をひけらかし言葉で相手を言い負かすような正義感にウンザリしていましたが、体を鍛え強い肉体と動じない心を持つ、いつ起こるかわからない何かの為に準備をしておくこと、まさに私の求めていた正義の味方でした。

haha

2024/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトル見て人間じゃない魚の話かと思ったら普通に違った( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) そしてフィッシュストーリー=英語でホラ話って意味だとはΣ('◉⌓◉’) 英語はちゃんと勉強しとくべきだったかな\(//∇//)\ そしていつも伊坂幸太郎作品読んで思うけど、それぞれの話は一つで完結してるけど、こことここが繋がるなんて\(//∇//)\ っていつもながらに感激しちゃう(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ あと黒澤さんこんにちは!ってなっちゃった笑 黒澤さんはいろんな作品でちょこちょこ出てくるからなんか最近は親近感湧いてきちゃったd( ̄  ̄)

Posted byブクログ

2024/05/15

【2024年109冊目】 夜の動物園で寝そべる男、とある村に伝わる生贄の儀式、売れないバンドが引き起こしたバタフライエフェクト、空き巣たちの日常――伊坂幸太郎が軽快なテンポで綴る表題作を含めた4つの中編集。 手軽に伊坂幸太郎ワールドを楽しむなら、短編〜中編集を読むのもいいかもし...

【2024年109冊目】 夜の動物園で寝そべる男、とある村に伝わる生贄の儀式、売れないバンドが引き起こしたバタフライエフェクト、空き巣たちの日常――伊坂幸太郎が軽快なテンポで綴る表題作を含めた4つの中編集。 手軽に伊坂幸太郎ワールドを楽しむなら、短編〜中編集を読むのもいいかもしれません。どのお話も登場人物たちの軽快な掛け合いが楽しく、どこで起こっているのかもしれない日常を垣間見るような気持ちで読みました。 表現の秀逸さを楽しめるので、読書初心者の方もきっとするする読めてしまうのではないかと思います。過去作に出てきたキャラクターや物語が引用されたりしているのも魅力ですね。

Posted byブクログ

2024/05/06

スリルとサスペンス! と言った楽しみ方ではない、何かボーッとしたほわっとした、でも根底にはピリッとした雰囲気のあるそんなミステリー。 映画「フィッシュストーリー」のファンなため、そこから読んでしまったが、これは順番に前から読むべきだったと後悔した。 不思議で憎めないキャラクター...

スリルとサスペンス! と言った楽しみ方ではない、何かボーッとしたほわっとした、でも根底にはピリッとした雰囲気のあるそんなミステリー。 映画「フィッシュストーリー」のファンなため、そこから読んでしまったが、これは順番に前から読むべきだったと後悔した。 不思議で憎めないキャラクター達。 みたいのが好きな方におすすめです。

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2024/05/01

久しぶりに本を読んだ 大好きな群像劇、知らずに読んだら想像以上に良かった 関係ないけど、帰省から東京に帰る間に読んだらなんかいろいろ考えてもた!

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2024/04/23

「大西はまた枝豆を手に取る。食べたい、というよりは惰性だった。惰性で食われる枝豆もあんまりな立場だな、と思う」p.304

Posted byブクログ

2024/04/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本棚整理してたらいつ買ったか分からない未読書がポロポロ出てきたので、せっかくなので読了。 伊坂さんにありがちな、ハードな部分もなく気軽な気持ちで読めた作品。 個別でいうと、タイトルにもなっているフィッシュストーリーがよかったな。時系列が前後しながら、全然関係ない話が、色んなキーワードで薄く繋がってる感じが心にすっーっと入ってきました。 サクリファイスはミステリ好きからすると一番しっくりきたかな。

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2024/03/10

4編に構成されており、どれも全く違う斬新な話で面白かった。 フィッシュストーリーに関しては、一度では伏線回収できず、もう一度読んでしまった。風が吹けば桶屋が儲かるとはこの事なのだなと感じた。 個人的にはラッシュライフに出でくる黒澤が二度も登場し、ラッシュライフの時の話が出てきたと...

4編に構成されており、どれも全く違う斬新な話で面白かった。 フィッシュストーリーに関しては、一度では伏線回収できず、もう一度読んでしまった。風が吹けば桶屋が儲かるとはこの事なのだなと感じた。 個人的にはラッシュライフに出でくる黒澤が二度も登場し、ラッシュライフの時の話が出てきたところに作者のセンスを感じたと同時に嬉しかった。 動物園、こもり様、ほら話、ポテチどれも面白かった。

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2024/03/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

松岡茉優案件。 大好きな俳優の松岡茉優が本好き、読書好きと知り、彼女が読んだであろう本を、僕も読んでみようと思ったことが僕の読書動機。この文庫本に収められている『ポテチ』の映画版に“若かりし”彼女が出演していた。当時の彼女へのインタビュー記事には、伊坂幸太郎の物語は以前から読んでいたという趣旨の話が載っていた。具体的なタイトルの記述がなかったので、僕はこれから入手可能な伊坂幸太郎の物語を読み続けることにした。僕にとって伊坂幸太郎は、まだ2冊目。1冊目は『仙台ぐらし』エッセイ集だった。   『動物園のエンジン』 冒頭の一編は、いわばアイドリング状態。手ごたえを掴み損ねてしまったのは残念だけど、それは読者としての僕の至らなさ。申し訳ありません。 『サクリファイス』 黒澤が「こもり様」として取り込まれてしまう物語なのかと思った。安部公房かよ、と、早合点。 エンディングの「だから?」それを言っちゃお終いかも。黒澤の執念というか、彼は確信を得たいと思っていただけ。職業柄かな。 徐々にシフトアップ。 『フィッシュストーリー』 “ほら話”語源は釣果を話すときに“盛って”しまう釣り人の習性から、ってことでしょうね。面白い。 「争いは全部、正義のために起こるんですよ」 正義とは個々の解釈だし、それなら個々の胸の内だけで、やりくりしなければならない。“正義”とは、わがままを正当化する常套句。押しが強いね。 「届けよ。誰かに」切実。僕も届けたい。「誰かに」とは言わない。僕には具体的に、届いてほしいと願う「誰か」がいるから。 おすすめしたい快作。 トップギアまでシフトアップ。 心地良いクルージング。 『ポテチ』 予備知識をまったく持たずに読み始めるのは常のこと。ふたたび黒澤が登場で、お、となった。読み終えて知ったのは黒澤のこと。彼は他の物語にも登場するらしいですね。今後のためにも予備知識はこれくらいにしておく。 映画版は観ていないけれど、主要キャストだけは、どうしても見聞きする機会があり、彼らをイメージしながら読んだ。一際、情景が脳裡に浮かんだ。 終盤の野球観戦の場面で、今村の運命の秘密が明らかになってゆく展開には、不覚にも泣かされてしまうという想定外の事態。渾身の一打を目の当たりにした。 トップギアから気持ちよくシフトダウンが決まった心境。穏やかに減速して日常への回帰。

Posted byブクログ

2024/03/03

フィッシュストーリー ザ伊坂な話って感じ。売れないロックバンドが世界を救う。なんかありふれた話のようで、伊坂さんの話。星5 動物のエンジン、サクリファス、ポテチ は星3 短編集は面白い話と普通の話と混在。 短編間のつながりはなし。

Posted byブクログ