めくらやなぎと眠る女 の商品レビュー
「鏡」「ハンティング•ナイフ」「偶然の旅人」「七番目の男」が特に好きだった。品川猿の話は一人称単数で好きだったから原型?が読めてよかった!
Posted by
「象の消滅」と同じ体裁ですが、この本もお気に入りです。「バースディ・ガール」「とんがり焼きの盛衰」「偶然の旅人」が好き
Posted by
発売当初に買って本棚に置いたまま アニメ化とあってようやく読んでみる 自分の気持ちをあるがままに伝えることのできる人に出会えるのは奇跡、僥倖 自分を知らない誰かと出会って話をするっていい 本を読むのと似た感じがする
Posted by
ハイ、私はここ数ヶ月でどんどん村上春樹を好きになっている。これはもう否定のしようがない。 25年前にノルウェイの森を読んだ時はめちゃくちゃ苦手やったのに。そこからほとんど村上作品には手をつけられずにいたのに。 日本での散々な言われよう、叩かれように嫌気がさして海外で生活しながら...
ハイ、私はここ数ヶ月でどんどん村上春樹を好きになっている。これはもう否定のしようがない。 25年前にノルウェイの森を読んだ時はめちゃくちゃ苦手やったのに。そこからほとんど村上作品には手をつけられずにいたのに。 日本での散々な言われよう、叩かれように嫌気がさして海外で生活しながら執筆を続けていたという村上春樹。そんな時に何を思っていたのか、どこまで自身を振り返り、日本のそんな人たちをどんな思いで海外から見ていたのか。なんとなくこの短編集を読むと分かる気がして。苦しみや葛藤を乗り越え、海外で日本での人目や批評を気にしない生活では何が見えたのか、聞こえたのか、浮かんだのか。 ラストがモヤる短編がほとんどだけれど、嫌なモヤり方ではない。村上春樹が読者に向けてニヤっといかにも笑ってそうだなと。 ワールド、村上ワールド全開で、いつのまにかそのトリコになってる自分に気づいてこちらもニヤリ。 本はストーリーの面白さがいちばん。グイグイ引き込まれる勢いが文体にも会話にもストーリーにも欲しい!派だったけれど、村上作品に限ってはそこを求めずとも、なんか好きやなと思いながら読めてしまう自分がいて嬉しい発見だった。 全編通してとても美しい比喩が無数に散りばめられていて、それを読む(眺めると言った方が良いかもしれないほど美しい表現)だけでも価値ある短編集。 表紙もすごくかわいい。
Posted by
ニューヨーク発 24の短編コレクションだ。 圧倒されんばかり、ディープ、シュールなムラカミワールド。 「蛍」「ハンティングナイフ」は書下ろし初出。 他は、ほかの選集や全集にも掲載されている。 あえて個別に語るとすれば・・・ 「人食い猫」「7番目の男」はぞわぞ和させられるムラカ...
ニューヨーク発 24の短編コレクションだ。 圧倒されんばかり、ディープ、シュールなムラカミワールド。 「蛍」「ハンティングナイフ」は書下ろし初出。 他は、ほかの選集や全集にも掲載されている。 あえて個別に語るとすれば・・・ 「人食い猫」「7番目の男」はぞわぞ和させられるムラカミホラー 文章にジャズのメロディーが染みこんでいる。 「とんがり焼きの盛衰」:ムラカミ童話、寓話の味わい。 裸の王様的展開を感じさせる。 「氷男」:これ好きだなぁ。 どんな外観が氷?っていう要望に関するより、男の内省の世界観が氷、冷たい、つららが、目線が、霜がついているというイメージだった。 私と行く旅が南極❣・・らしい展開。 南極語ってどんなんって?!アイスランド語?かなり何回らしいものね。 身ごもって生まれるはずの氷ちゃんについてのストーリー、家族の団らんでも井村屋の小豆アイスを食べているのかな。 「蟹」:これも寓話的。食事をしながらは読めない。 白い吐しゃ物がイメージさせるのは。 一緒に食べた彼女のおなかにぷつぷつしたものがびっしり収まっている・・ほくろが2つある首筋を見ながら思った彼がシュール。 「ハナレイ・ベイ」:毛色が違った空気感。アメリカの短編映画を見ているような感覚がある・・乾いて、それぞれの表情がざらついていて。
Posted by
「象の消滅」に続く村上春樹の短編集第二弾。 「バースデイ・ガール」「蛍」「日々移動する腎臓のかたちをした石」など、わりと好きな短編が多く収録されていたので、間違いなく買いだった。 1Q84あたりで村上春樹にハマった方には是非オススメ。短編集なので1日1話ずつでもドウゾ。 何...
「象の消滅」に続く村上春樹の短編集第二弾。 「バースデイ・ガール」「蛍」「日々移動する腎臓のかたちをした石」など、わりと好きな短編が多く収録されていたので、間違いなく買いだった。 1Q84あたりで村上春樹にハマった方には是非オススメ。短編集なので1日1話ずつでもドウゾ。 何といっても装丁がオシャレ。ジャケ買いしちゃえばいいじゃない!
Posted by
よかった。すごくいい。 村上春樹の作品は読んでいて心地いい。 名前を盗む品川猿の話は前読んだことあってこれ!って 感動した 片足のサーファー 25階と26階の間で行方不明になった夫
Posted by
米国で出版された短編集。他のところで発表済みの作品をまとめたものだけど、アメリカの読者を意識した選定、順番になっているのでしょうか? 久しぶりに村上さんの短編ワールドを堪能しました。
Posted by
村上ワールド入門書としても最適の著者自選短篇集。短篇作家・村上春樹の手腕がフルに発揮された粒ぞろいの名篇を、英語版と同じ作品構成でお届けします。 本邦初登場の「蟹」は、名作「野球場」(1984年発表)の作中小説を、実際の作品として書き上げた衝撃の掌編!短篇と長篇の愉しみを語ったイ...
村上ワールド入門書としても最適の著者自選短篇集。短篇作家・村上春樹の手腕がフルに発揮された粒ぞろいの名篇を、英語版と同じ作品構成でお届けします。 本邦初登場の「蟹」は、名作「野球場」(1984年発表)の作中小説を、実際の作品として書き上げた衝撃の掌編!短篇と長篇の愉しみを語ったイントロダクションなど、本邦初公開の話題も満載!『象の消滅』に続く24の短篇コレクション。
Posted by
村上春樹の比喩表現がおもしろくて好き。シーツの皺を直すみたいに口の端をきゅっとひっぱって微笑む仕草、だとか、彼の耳たぶはちょうど今焼きあがったばかりのマドレーヌのようにふっくらしていた、とか。
Posted by