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美酒の設計 の商品レビュー

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2024/02/12

秋田へ着いたよ♪ ってな事で、藤田千恵子の『美酒の設計 極上の純米酒を醸す杜氏・高橋藤一の仕事』 丁度、読み切る時に秋田入り♪ この本はホントに読み易くて日本酒についての魅力や日本酒造りの流れも書いてあるんで、日本酒好きには勿論、日本酒ビギナーの方にもオススメの日本酒本 ...

秋田へ着いたよ♪ ってな事で、藤田千恵子の『美酒の設計 極上の純米酒を醸す杜氏・高橋藤一の仕事』 丁度、読み切る時に秋田入り♪ この本はホントに読み易くて日本酒についての魅力や日本酒造りの流れも書いてあるんで、日本酒好きには勿論、日本酒ビギナーの方にもオススメの日本酒本 高橋藤一杜氏はもう引退してるかな? 杜氏は日本酒を造るだけじゃなく、米造りから、後継者創りも杜氏の使命じゃと。 ホント深い話で益々日本酒が好きになる! 常々、個人的に雪の茅舎に外れ無しって言っていたけど、やっぱりそうじゃと納得する日本酒創りと熱い想いじゃね これは日本酒好きには読んで貰いたい一冊じゃね 今日のコンビニで買ったのはアル添じゃけど、これまた美味いよね♪ 因みに、岩手県のタクシードライバーでお馴染みの喜久盛酒造の杜氏さんも高橋藤一と同姓同名なんですよw 2018年70冊目

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2022/03/16

お酒の醸造だけにとどまらず、人生とは、仕事とは何かを考えさせられる作品でした。 当方、神戸市在住で灘の酒を愛するおっさんですが、由利正宗が飲みたくなりました。

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2015/07/11

「美酒の設計」という秋田の銘酒を醸った高橋藤一という杜氏の話。自分語りではなく酒造の工程と理論、杜氏というリーダー論もしっかりと語られてお勧めできる。 高橋杜氏は戦後生まれだが戦前の徒弟関係を受け継ぐ。しかし、自家培養した酵母、自社で作った米、山廃もとの復活、櫂入れしない工程、水...

「美酒の設計」という秋田の銘酒を醸った高橋藤一という杜氏の話。自分語りではなく酒造の工程と理論、杜氏というリーダー論もしっかりと語られてお勧めできる。 高橋杜氏は戦後生まれだが戦前の徒弟関係を受け継ぐ。しかし、自家培養した酵母、自社で作った米、山廃もとの復活、櫂入れしない工程、水入れせずに16度で発酵させる技術、無濾過生酒、これら、ここ20年での技術革新の成果である。現代の酒造りは意外と新しいのだ、と驚く。杜氏ではなくITが作る獺祭というのもある。

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2013/09/20

秋田の杜氏、高橋藤一氏の日本酒造りに対する姿勢や考え方について、ノンフィクションとしてまとめた本。 2009年に出た本で、この本の中では高橋氏はそろそろ後進が杜氏としてきちんと経験を積めるように一線を退こうと思っている、とおっしゃってましたが、氏が杜氏を務める齋彌酒造店のホーム...

秋田の杜氏、高橋藤一氏の日本酒造りに対する姿勢や考え方について、ノンフィクションとしてまとめた本。 2009年に出た本で、この本の中では高橋氏はそろそろ後進が杜氏としてきちんと経験を積めるように一線を退こうと思っている、とおっしゃってましたが、氏が杜氏を務める齋彌酒造店のホームページを拝見したところ、まだ現役で頑張っておられる様子(笑)なにがあったのかは分かりませんが、呑兵衛としては美味しいお酒を醸してくれるのなら、これほど嬉しいことはございません。 冒頭は、酒造りの基本的な工程についてさらっと触れてるので、この辺を知っている人はしれっと読み飛ばしてしまってOK。この倉ならではのユニークな点も紹介されてますが、決して紙幅は多く割かれていません。 後半からが俄然、面白くなってきます。 高橋氏の酒造り(そして、そこに至るまでの酒米造り)に対する姿勢や考え方だけでなく、この倉ならではのユニークな工程(端的に言うと日本酒造りで必須とされる工程をいくつか省いて、自然の力に任せている)が細かく紹介されてます。むしろ、100ページ目を超えたあたりから読み始めても良いんじゃないか、という気さえします。 日本酒が好きな人なら、特にこの倉で醸された「由利正宗」や「雪の茅舎」が好きな人なら、手に取ってみる価値は十分にあります。

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2010/04/04

日本酒が飲みたくなる本。人・米・菌-酒造りのドラマが楽しめる本。(酒造りの手順のイロハもわかる。)副題は「極上の純米酒を醸す杜氏・高橋藤一の仕事」。高橋杜氏は秋田県にある齋彌酒造店の杜氏。 ・日本酒ってシンプルだなぁ~ 日本酒は米と米麹と水だけを原材料とする醸造酒 ・日本酒作...

日本酒が飲みたくなる本。人・米・菌-酒造りのドラマが楽しめる本。(酒造りの手順のイロハもわかる。)副題は「極上の純米酒を醸す杜氏・高橋藤一の仕事」。高橋杜氏は秋田県にある齋彌酒造店の杜氏。 ・日本酒ってシンプルだなぁ~ 日本酒は米と米麹と水だけを原材料とする醸造酒 ・日本酒作りには清潔が第一。神道も清潔第一。神様の飲み物だからか,この共通点がおもしろい。 「蔵は,麹菌,酵母菌といった微生物たちの住みかです。微生物たちは清浄な場所でなければ健やかに生き,自分たちの使命を果たすことができません。その使命とは,米を醗酵させて酒へと変化させていくこと。そのためには,常に蔵は麹菌や清酒酵母たちが雑菌に汚染されるよう清潔に保たれる必要があります。」p2 「まず大切なことは,とにかく自分の身をいつもきれいにしておくこと。蔵を清潔に保つこと。」p53 ・酒造り,昔は農家の冬の間の仕事。農閑期の冬場に仕事を求める人が蔵に冬の間にだけ入り,酒をつくる。春には酒ができるので,田植えの頃には農業にもどる。 ・師匠の世話をするのは職人としての生活の仕方を手取り足取り習っている期間。(なんで住み込んで師匠の世話とかしたりするんだろうと思っていたけど,そういうことだったのか) 「仕事に就いて一年目の新人は,酒造りだけでなく,杜氏の私生活の雑用をこなすのが蔵のならわしだった。職人の世界の常として,仕事を終えたあとも杜氏の風呂の準備をしたり,食事の連絡役となったり,いわば杜氏の身の回りの世話係を仰せつかるのである。 『でも,そういった仕事は単なる雑用ではなくて,今から思えば,私たちを育ててくれたことだったんですね。杜氏さんのお世話をすることで私生活を見せていただく。そうすることで,将来私が杜氏になった時にしなければならないこと,というのを教えてくださったのだと思います。風呂当番をしますと,お湯加減を見てからお風呂に入ってもらい,背中を流すのが私ら付き人の役目でした。そういうときに照井さんは<いったん蔵に入ったなら,杜氏になれ>と言って,私が将来,杜氏になった時の心構えを話してくださっていました。ですから,その一年で見せていただいた照井杜氏さんの生活の仕方を,私は今も守っています』」p52-53 ・お酒トリビア。しゃれだったんだ。 「ちなみに,全国各地に『OO正宗』の銘柄を持つ酒が数多く存在するが,これは『清酒』(せいしゅ)と「正宗」(せいしゅう)とをかけた洒落のようなものである。」p141

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2009/12/31

これぞ不易流行の実践ですね。本物を造る真摯な姿勢にますます日本酒、特に純米吟醸酒が好きになりそうです。

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