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太陽の庭 の商品レビュー

3.4

29件のお客様レビュー

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2010/07/22

雨の塔のもう一つの世界。世界観は面白く、破滅に向かって用意されている道も淡々としていて、好感が持てる。ただ、例えば和琴、あるいは永代院由継主体に感情移入したかった。

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2010/06/26

おもしろくないことはない。 でも、どっぷりハマるほどではなかった・・・。 ほかの人のレビューを見ると、これって続編だったらしい。 そうか・・じゃあ先にもともとの作品を読んでから、気に入ったらもう一度読んでみるかな。 ・・・読まないだろうな・・・(笑)

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2010/06/17

日本の上流階級とそこに御座す神の一族の物語。 政財界、お公家さん、旧家名家のことなんて 庶民には伺い知れないことだけに こんなことは実際にあるわけない、けど 近いことはあるのかなー、とか思ってみたり。 まぁないでしょうけどね。

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2010/05/27

「雨の塔」と同じ世界。ただ、「塔」が半径何メートルって狭い世界の個人的なすれ違いの話だったのに対して、あの学校の外側の、さらに閉じた世界の話。 意外なくらいどんどん大きい話になってきた反面、やっぱり個人的な人間関係が好きでこの作家を読んでいるので、そのへんがメインだともっと浸っ...

「雨の塔」と同じ世界。ただ、「塔」が半径何メートルって狭い世界の個人的なすれ違いの話だったのに対して、あの学校の外側の、さらに閉じた世界の話。 意外なくらいどんどん大きい話になってきた反面、やっぱり個人的な人間関係が好きでこの作家を読んでいるので、そのへんがメインだともっと浸って読んだかもしれない。 最後はむなしいというかうっすら怖い。 葵と和琴の姉弟の存在感が、本人たちが退場してからじわっと増してくるところが好きだった。 ・・・「雨の塔」で一番魅力的に思えたあの三島の子はこれからどうなるんだ・・・と心配になった。続編出るんだろうか。

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2011/01/23

東京のど真ん中に人知れず存在する 永代院と呼ばれる大きな屋敷 家主は永代由継 一族は跡継ぎ争いのためにだけ生きる 自由もない、戸籍もない世界 一夫多妻、嫉妬、欲望 島流しという追放、殺人、贄 歪んだ世界なのにどこか美しくて 儚く密やかな幻想的な世界 その存在を・・・ 新聞...

東京のど真ん中に人知れず存在する 永代院と呼ばれる大きな屋敷 家主は永代由継 一族は跡継ぎ争いのためにだけ生きる 自由もない、戸籍もない世界 一夫多妻、嫉妬、欲望 島流しという追放、殺人、贄 歪んだ世界なのにどこか美しくて 儚く密やかな幻想的な世界 その存在を・・・ 新聞記者によって 現実に引き戻される 永代院は終わるのは宿命だったのか もしかしたら本当にあったのかも と思わせる世界観だった

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2010/10/14

雨の塔からぶっ続けで読んだからか、余計楽しめた。他の方の評価はあまり高くないけど、わたしは好きです。

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2010/04/20

物語の背景や登場人物の主従関係はよく描かれているものの、肝心の人物の感情や心の内が伝わってこない。 「雨の塔」と比べると、ただ闇を突き進む淡々とした話に思えた。 作品の出来はともかく「雨の塔」を、もう一度読み返してみたくなった。

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2010/01/18

内容(「BOOK」データベースより) 一般人にはその存在を決して知られることなく、政財界からは「神」と崇め奉られている、永代院。屋敷内では、跡目と寵愛を巡る争いが絶えず、子供たちは常に死と隣り合わせの生を生きている。愛と自由を知らない「神の子供たち」が「最後の日」に見るのは、神の...

内容(「BOOK」データベースより) 一般人にはその存在を決して知られることなく、政財界からは「神」と崇め奉られている、永代院。屋敷内では、跡目と寵愛を巡る争いが絶えず、子供たちは常に死と隣り合わせの生を生きている。愛と自由を知らない「神の子供たち」が「最後の日」に見るのは、神の祝福か、それとも警鐘か―。『花宵道中』の宮木あや子が描く、現代の“宮中小説”。

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2010/01/18

面白い…けど前作のほうが好き。 「雨の塔」の謎は解けたけど… 反逆を起こす「庶民」の先鋒にネット住民のスネークを使うのはちょっとどうかと。「神殺し」を請け負うならもう少し意思のある何かに託したらいいのに。「卑小なるもの」が「神」を殺すという構図を意図するのにネット住民を使うのはな...

面白い…けど前作のほうが好き。 「雨の塔」の謎は解けたけど… 反逆を起こす「庶民」の先鋒にネット住民のスネークを使うのはちょっとどうかと。「神殺し」を請け負うならもう少し意思のある何かに託したらいいのに。「卑小なるもの」が「神」を殺すという構図を意図するのにネット住民を使うのはなあ。安易ではないか。 彼らは核心に自ら乗り込むことはしないぞ。脇から見て楽しむのが醍醐味なんじゃないか。 その描写の上滑り感が気になりました。 しかし装丁が素晴らしい、と鳩山画伯ファンとして付け加えておきます。

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