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円卓生徒会(12) の商品レビュー

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本田透という小説家の底力を見た“紅龍姉弟の物語”の見事な大団円

第10巻のあとがきにあった『夜明け前が、一番暗い。』を頼りに重苦しい第11巻を読み終え、どのような“夜明け”になるのかと不安と期待を持って読み始めた最終巻は、夜明けどころか超新星爆発並の破壊力で作者の底力をまざまざと見せつけられた大団円だった。パラレルワールドに時空間移動、さらに...

第10巻のあとがきにあった『夜明け前が、一番暗い。』を頼りに重苦しい第11巻を読み終え、どのような“夜明け”になるのかと不安と期待を持って読み始めた最終巻は、夜明けどころか超新星爆発並の破壊力で作者の底力をまざまざと見せつけられた大団円だった。パラレルワールドに時空間移動、さらには特殊相対性理論(ウラシマ効果)に弥勒菩薩の概念まで持ち込んでの「何でもアリ」で若干強引な展開や、亜砂自身の出自などで所々気になる点はあるものの、これら全ては本田作品の“お約束”だし今回はもぅどうだっていい。複雑怪奇ながら割と整然とした筋道を立てた素晴らしい展開だったと思う。それにも増して、ずっと悪女を演じ続けてきたモーガン姉さんの全てが判明したことこそ特筆である。登場からして謎めいてはいたが、聖盃探索に旅立つ亜砂への“涙の懇願”や短編で綴られたマナーン・マクリルへの過剰な怖れだけでなく、第5巻の子猫遊さんへの挑発と魔術対決にまでちゃんと意味を持たせている。そして、そこにあるのは家族愛・姉弟愛を越えた愛である。これ、ツボだとヤバイ。『5時間』とのセリフは「16年と5時間」でもあり、亜砂への揺るぎなく深い愛情には不覚にも号泣を禁じ得なかった(『円卓生徒会』で号泣なんて何か悔しい)。モーガン姉さんにこそ「お疲れ様」と声を掛けたい。先頭の口絵とP.157の挿絵は素晴らしい笑顔のリンクである。そしてもう1人、これにも勝る愛情を最後まで失わなかった娘がいる。子猫遊さんの行方、その顛末を驚きとともに読んで欲しい。これまでの軽薄おちゃらけ路線を払拭する手腕には素直に驚くとともに、実は作者もモーガン姉さんと一緒に本シリーズ完結までの旅をしていたことが伺える素晴らしい作品に最後で化けたと思う。超絶におちゃらけてのハッピーエンドを密かに予想していた自分がちょっと恥ずかしい。

DSK

2010/03/18

一応大団円かな。今回の前半もシリアスだったけど前巻が相当重かったのであまり気になりませんでした。読み始めた当初はマリがいまひとつ好きになれなかったけど読み終わるとそうでもなかったかも。前巻でも書いた感想だけど、「生徒会」は何処へ?(笑)

Posted byブクログ

2009/12/04

中弛みがひどかった為、最終巻までに、何度も心が折れそうになった作品。ライトノベル入門者にはお勧め出来ない。

Posted byブクログ