地球環境を映す鏡 南極の科学 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2009年刊行。タイトルどおり、南極のあれこれ(生物相・大陸や氷床の形成過程・越冬隊・探検の歴史等)を解説する書。著者は総合研究大学院大学名誉教授。ブルーバックスの中では難易度は高くない方だろうが、南極という切り口では一冊は持っておきたい書といえそう。個人的には、オーロラのメカニズムの解析が興味深かった。
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最低気温はマイナス89・2℃!氷の厚さは富士山の標高を超える!温暖化が進む昨今、注目が集まる“最新の南極”の姿をお届けする。
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オゾンホールの発見で知られるように、地球上で唯一の孤立した大陸である南極は、人為的なノイズが少ないため、環境問題に対して好感度なセンサーの役割を果たしている。しかし地球上の90.6%の氷が存在するこの白い大陸の果たしている科学的な役割、構造についてはほとんど知られていない。 1ト...
オゾンホールの発見で知られるように、地球上で唯一の孤立した大陸である南極は、人為的なノイズが少ないため、環境問題に対して好感度なセンサーの役割を果たしている。しかし地球上の90.6%の氷が存在するこの白い大陸の果たしている科学的な役割、構造についてはほとんど知られていない。 1トンの象にアリ1匹が乗ってもその変化を検地できるという超伝導重力計を有する日本の極地での研究などにも関心を持つきっかけになりそう。
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南極は氷の厚さが2000m、厚いところでは4000mもあるそうだ。氷の下の大陸は、海抜マイナス100m以下だったようだ。気温は、寒いときでマイナス80℃はあるんだって。 兎に角、南極の自然がいろいろ書いてあり、知らないことばかりで面白く読んだ。
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