2010年宇宙の旅 の商品レビュー
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クラーク作品三作目。『2001年』を読了後、すぐさま買いに走った(笑)本作。それほど衝撃を受けた作品をさらに上回るとは・・。もうね、なんて言ったらいいかわからない…。こんなにもワクワクさせてくれるSFってそうないよ!!人間を遥かに凌ぐ"超"知性の登場の仕方に「よっ!待ってました!!」と、拍手喝采でした(*´꒳`*) 最後のモノリスが○○するシーンはどこかエヴァ(旧劇場版)の人類補完計画を彷彿とさせた。
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「2001年宇宙の旅」といえば、スタンリー・キューブリックの映画で有名ですが、その原作者(というか小説版)がビッグ3、アーサー・C・クラークであることは、たぶん知ってる人は知っている。本書は、映画版「2001年宇宙の旅」を下地にした続編です。なぜ映画版と記載したかというと、原作と...
「2001年宇宙の旅」といえば、スタンリー・キューブリックの映画で有名ですが、その原作者(というか小説版)がビッグ3、アーサー・C・クラークであることは、たぶん知ってる人は知っている。本書は、映画版「2001年宇宙の旅」を下地にした続編です。なぜ映画版と記載したかというと、原作と映画版では舞台が違うんですね。原作は目的地が土星であるのに対して、映画版は木星。ということで、本書では木星を舞台に話が展開していくことになります。 素晴らしい作品の続編、かつ、特にその続編が当初計画されていなかった場合においては、どうしても続編自体が蛇足と思われたり、一作目と比較されて下にみられる印象があります。ところがどっこい、本書は一作目をうまいこと補完しつつ、この宇宙に対して新たな示唆を与える内容で、とても興奮に満ちた作品でした。序盤〜中盤は、ただ物語が進捗していく感じですが、終盤に繰り広げられるスペクタルは想像力を刺激されます。 しかし、なんか人間に対してすごいドライな印象を受ける結末でしたね。その辺は続編以降で明らかになるのかな?ただ、続編以降の評価がよろしくなく、なんとなく先に言及した蛇足感のある内容でないことを祈るばかり。。。笑
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2001年宇宙の旅の続編(ただし小説版ではなく映画版の設定を引き継いでいる。) ソ連国籍のレオーノフ号に、アメリカ組のフロイドら3人がソ連宇宙飛行士たちと同乗し、2001年に乗員を失ったアメリカ船ディスカバリー号を回収することを目的に木星へ向かう。 フロイドらはディスカバリー号...
2001年宇宙の旅の続編(ただし小説版ではなく映画版の設定を引き継いでいる。) ソ連国籍のレオーノフ号に、アメリカ組のフロイドら3人がソ連宇宙飛行士たちと同乗し、2001年に乗員を失ったアメリカ船ディスカバリー号を回収することを目的に木星へ向かう。 フロイドらはディスカバリー号の回収を行いつつ、木星軌道に浮かぶ、前作から謎に包まれていた物体モノリスに接近し、その調査に挑む中、モノリスが驚くべき行動にでる。 文系人間の私にはちんぷんかんぷんの内容が多く、かつ人名が紛らわしいの何ので追いつくのに必死でした。ですが理屈はわからなくても情景が目に浮かぶ描写で楽しみ、モノリスの行動に度肝を脱ぎ、主人公たちの関係性やたわいもないやりとりにほっこりし、上っ面だけですが十分に楽しめた作品です。
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面白かったけど、謎が多いまま。 2001年宇宙の旅は、原作と映画が後の方でずれたため、映画の内容に合わせて少し書き換えられている。 土星だったのが木星に。などなど。 9年前に土星(設定が今回木星へ変更)の調査に行った宇宙飛行士たちの中でボーマンだけが、星がいっぱいという言葉の後いなくなった。 今回は宇宙船ディスカバリーを探しにいくことと、ボーマンはいったいどうなったかの調査のため旅立つ。 ハルを復活させたけど、覚えてなかった。 今回のハルはちゃんと仕事をしていた。 フロイド博士だけが、ボーマンの意識と接触し、早くここから去った方がいいと忠告される。 なんとか、みんなを説得させたが、帰還初期にとんでもないものをみる。 木星がザガートカ(モノリス操作する意識?)によって消滅?めっちゃ小さくなった後、生まれ変わり大きくなり太陽になった。 地球にとって太陽が2つに。 しかも、夜が短くなった?ようだ。 エピローグで、エウロパ人について書かれていた。 ボーマン意識からのメッセージ(ハルが伝える)には、エウロパだけには降りるなと。 エウロパ人からも、地球人がいるかわかってないようで、何やら光(宇宙船)が移動していると思っている。 何か他のものがいると思っている。
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ハルがどうして反乱を起こしたのかはわかった。 神がどういった存在かとか、精神と肉体の関係性、どちらが重要な存在かだとか、SFというよりは哲学的な小説だと思った。 チャン博士が見つけた木星の衛星にいた魚みたいな生き物は、木星が太陽になった後どうなったんだろう。続編を読めばわかるの...
ハルがどうして反乱を起こしたのかはわかった。 神がどういった存在かとか、精神と肉体の関係性、どちらが重要な存在かだとか、SFというよりは哲学的な小説だと思った。 チャン博士が見つけた木星の衛星にいた魚みたいな生き物は、木星が太陽になった後どうなったんだろう。続編を読めばわかるのかな。
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小説の続編でなく、映画のストーリーに続くもの。その割り切りと進取の姿勢に驚かされました。大いなる存在との遭遇よりも宇宙旅行冒険譚として楽しめる内容でした。
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ストーリーが映画の続きだったので、ちょっと混乱しながら読み進めた。 全体的にもうちょっとすっきりしててもいいかなと思わなくもなかった。 映画も観たけど、まぁなんというか観なくても別に良かった。 2010: Odyssey Two(1982年)
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これも、結構前に購入したのだが、なぜかそのまま積ん読になっていた。2001年宇宙の旅を読んでから10年以上経っており、内容も忘れていたので、最近また2001年を再読してから読んでみた。 続編だと聞いていたのだが、(新販)ということもあってか、色々と手直しをしたと書かれていた。旧版...
これも、結構前に購入したのだが、なぜかそのまま積ん読になっていた。2001年宇宙の旅を読んでから10年以上経っており、内容も忘れていたので、最近また2001年を再読してから読んでみた。 続編だと聞いていたのだが、(新販)ということもあってか、色々と手直しをしたと書かれていた。旧版の方は読んだことはないのだが、やはりその時代を反映した形で書き直されるのだろう。2001年では米国とソ連という大国が出ているが、今回はすでにソ連はなくなっている。この小説での国際情勢の変化はよくわからないが、今回の内容は、米国とロシアの協力がテーマに書かれていたように思う。 主人公が、ボーマンからフロイド博士に変わっている。ボーマンが星の子になった後にどうなったかは、残念ながら今回もよくわからなかったが、まあ、このわからないところが魅力的なのかもしれない。 今回は、HALとチャンドラ博士の会話はあるものの、どちらかというと人間同士のやりとりがメインのドラマのように感じた。所々わからなくなったり、前回は土星がターゲットだったはずが、いつの間にか木星に焦点が当てられていたり、流れがなかなか複雑だが、物語は楽しかった。 もう2010年は一昔前になろうとしているが、未だ人類は有人ということでは木星にたどり着いていない。実際、「ザガートカ」みたいなものってあるのだろうか。昔はそういうものに憧れて、良く空想にふけったりしたが、今でもこんな小説を読むと、当時の高揚感が蘇って来る。 しかし、結局TMA1とかザガートカについては、決着していない。これは続編で明らかになるのだろうか。まだ続編を読んでないので楽しみである。
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読んだ後に映画も鑑賞。前作のHALの反乱の謎は解けるが、新たな謎というか展開。新たな展開で、地球を含む惑星の軌道や気候が変わってけっこう大変なコトになりそうだけど、その辺は無かったことになるのかな。""
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このSF小説は、第二部であり、前書の「2001年宇宙の旅」でコンピューターの原因不明事故の解明するために、主人公の科学者が乗り出すがそこで意外な人物が。
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