1,800円以上の注文で送料無料

なぜ若者は保守化するのか の商品レビュー

3.5

18件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    9

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2011/02/16

連載コラムを集めたので仕方がありませんが、書名が問いかけになっているだけに、全体を通して解答が用意されているのかと思いました。実際は・・・コラムでした。 内容は充実していたのですが、出版社の売らんがため・・・の書名は顰蹙かも・・。

Posted byブクログ

2010/03/08

とりあえず題名は本題じゃなかった(笑) でも社会学者さんが書いただけあって、現代の若者を取り巻く 労働と結婚、経済や少子化の問題を良くとらえている。 しばらくはこの状況の中で生きるしかないんだろうなあ。

Posted byブクログ

2011/09/04

最近の若者たちは、まるで昭和の時代にもどったかのように保守化してきています。できるだけ安定した年功序列の職場がよかったり専業主婦がよかったり一時の起業家先進や海外へ出て行くなどすくなくなっているようです。それは、日本社会が敗者復活できない一回限りの卒業時の就職チャンスをなくすと永...

最近の若者たちは、まるで昭和の時代にもどったかのように保守化してきています。できるだけ安定した年功序列の職場がよかったり専業主婦がよかったり一時の起業家先進や海外へ出て行くなどすくなくなっているようです。それは、日本社会が敗者復活できない一回限りの卒業時の就職チャンスをなくすと永遠にアルバイト生活を続けなくてはいけないそんな事情があります。ますますこのような状況が続いていくと社会の活性がどんどん失われていくとかんじました。もてるものともたざるもの、既得権をてばなさないとか、団塊の世代の置きみやげでしょうか・・・しかし団塊ジュニアはつらいですね〜・・・

Posted byブクログ

2010/02/04

(K)  ついつい「若者」を一つの大きな塊としてとらえ、その実体を知らないままに「若者」を語っている自分がいることに気づくことがある。加えて、一般受けの良さをクローズアップされたマスコミの情報に振り回されているのではないかという疑念を抱くこともある。「若者」を様々な切り口で分解し...

(K)  ついつい「若者」を一つの大きな塊としてとらえ、その実体を知らないままに「若者」を語っている自分がいることに気づくことがある。加えて、一般受けの良さをクローズアップされたマスコミの情報に振り回されているのではないかという疑念を抱くこともある。「若者」を様々な切り口で分解して理解していくためには、様々な情報や意見をインプットしていかなければ始まらない。本書はそのような思いから手にした。  若者の保守化を、経済的な要因や、若者が若者らしくなくなったといった性格変化に求めるのではなく、社会の変化とそれに相応する社会制度の切り口から問題を掘り起こしている。希望とは、努力が報われるときに感じる感情であり、絶望は努力してもしなくても同じだと感じたときに生じる。利益配分構造の中に入ることができれば、努力は報われ、外れると報われない。このような格差が社会的な構造として作り出されていることが問題だと筆者は指摘している。  本書では明確な処方箋は示していないが、いろいろなデータが示されており、問題を分解する一つの切り口を得る情報源としては有益である。

Posted byブクログ

2010/02/02

(2010/2/1読了)すげー明快!20世紀には「年功序列の正社員」は当たり前だったからこそ、「会社に縛られない自由な生き方」が憧れだったが、21世紀は逆に不安定雇用が当たり前になってきたので(←24歳以下の非正規雇用率は50%以上)、若者にとっては「安定した正社員」が憧れになり...

(2010/2/1読了)すげー明快!20世紀には「年功序列の正社員」は当たり前だったからこそ、「会社に縛られない自由な生き方」が憧れだったが、21世紀は逆に不安定雇用が当たり前になってきたので(←24歳以下の非正規雇用率は50%以上)、若者にとっては「安定した正社員」が憧れになり、それは一見”若者が保守化している”という事態を招いている、と。いやもう、そうそうそう、そうですなあ。

Posted byブクログ

2009/12/15

若者に関する様々な問題を鋭い視点から書いている。 大学教授ということもあり、学生たちの生の声を聞いた上で書かれてあり、説得力がある。

Posted byブクログ

2009/12/13

アメリカの社会心理学者 努力が報われたと思えば希望が生じ、努力しても無駄だと思えば絶望が生じる ジグムンド バウマン 消費と身体によってアイデンティティを保つメカニズムが主流となる 能力がある人は、その能力を最大限に発揮できる地域に行こうとする。いくら地元のためにつくそうと思って...

アメリカの社会心理学者 努力が報われたと思えば希望が生じ、努力しても無駄だと思えば絶望が生じる ジグムンド バウマン 消費と身体によってアイデンティティを保つメカニズムが主流となる 能力がある人は、その能力を最大限に発揮できる地域に行こうとする。いくら地元のためにつくそうと思っても、能力を生かす場がなければ、無駄になる。先端産業がある一部の地域や、新しいサービス業が盛んな大都市部に人材があつまり、生産力が高まり、専門的サービスを提供できる地域が形成される。 人は自分の見たいものしか見ない ユリウスカエサル 親と会話する子供のほうが成績が良い 世界で通用する才能のある人は、国境を越えて自分の才能が最も伸ばせ、最も高く買ってくれる国地域に移動する時代がくる。国力は高い能力を活躍をさせる場を提供できるかどうかにかかってくる。日本でそれがなかなかすすまないのは、心理的なためらいと日本語しか話せないという語学能力のせいではないか。この2つの障害がなくなり、能力をもつゆえに国際移動が可能な人々と、ないがゆえに国にとどまるしかない人々に分かれていったとき、国家の持つ意味は大きく変化していくに違いない。 ポスト工業化社会にとなると、専門的能力は高く評価される一方単純労働も広がる。格差社会が浸透すると、能力が高く富裕が集まる地域と集められない地域への分化が生じる。地域格差は人間力格差なのだ。

Posted byブクログ

2009/12/12

バイトや派遣でどんなに待遇悪くても若者がデモやったりしないのは、親にパラサイトしてるからそれによって今の生活をそこまで脅かされることはないから、だそうだ。

Posted byブクログ