ロボットとは何か の商品レビュー
ロボット=理系というイメージがあったが、そのイメージは崩された。 ロボットを用いることにより、人間の心や人間社会について考えるというアプローチは、とても興味深かった。
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読みながらうなずけるところがたくさん。 研究の難しいことはわからないけど、すごい可能性を感じさせてくれる。 機械と人間の境界がますます曖昧になっていく。
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2010.01.24 朝日新聞に掲載されました。 「人は何か」という問いに迫る(朝日新聞掲載文より)
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ロボットとは何か――人の心を映す鏡 ロボットは何かを考えるのは人間とは何かを考えるのと同じではないのかという話。ずっとこの著者をただの変態だと思っていたが、そういうわけではないらしい。 http://bit.ly/4M0TmM
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不気味の谷の話は非常に面白い。 ロボットが「ロボット」として、動くときにはなんの感情も抱かないが、人間的な動きでありながら、不自然な動きをするとき、そこに不気味さを感じる。 ロボットと人間の間で、我々人間が認知するなにか、特別な物がある。 人間には心はない。 心があると信じ...
不気味の谷の話は非常に面白い。 ロボットが「ロボット」として、動くときにはなんの感情も抱かないが、人間的な動きでありながら、不自然な動きをするとき、そこに不気味さを感じる。 ロボットと人間の間で、我々人間が認知するなにか、特別な物がある。 人間には心はない。 心があると信じているだけ。 私たちは自分が怒っているのか、楽しいのか、わからなくなる時がある。 ただし、他人については、よくわかる。喜怒哀楽は自分については説明できない、よくわからないこともあるので、それを心があるとは決していえないのではないか。 ロボットに心があると思うときがあるのは、他がそうだであるように、 喜怒哀楽を判定しうるような行動や表情などの反応を示すときかもしれない。 ~~ この本は、非常に科学者的な仮説、実験、結果、さらなる仮説・・・というように論が展開していく。彼の実験にはすべて意味があり、その意味を探ることを実験を通して、理解する。この実験において「人間とはなんなのか?」を求める実験をロボットを研究することで行っている。 ロボットと人間の境界線をめぐる「認知学」が非常に面白い。 なるほど、と思わせる。 そして、彼の性的情動に関する事件へのジレンマなどの記述さらに笑わせてくれる(深刻な話で重要なことで、だけれど、こう真面目に書かれると笑ってしまう) 海外ではアーティスト扱いだそうだが、その日本と海外とのギャップなどもおもしろいかもしれない。 エピソードとして、 「先生、最近、ロボットに似てきましたね」と声をかけられることがあり、 変わり続ける自分が、変わらないロボットに近づくという不可思議な認識が学生の中に起こることに、興味をおぼえた節などが面白い。
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ロボットからはじまって、人間とは何かまでの哲学まで たどる非常に面白い本です。 いくつか興味深い考察があるので、追って引用します。
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