サービス精神は「ありがとう」から生まれる の商品レビュー

金子和斗志【著】

2013/07/28

ハウスウエディングの全国展開の先駆けアイケイケイの代表の書籍
百億円企業のリーダーが語るサービス、人材論

★サミュエル・スマイルズの自助論の中の一節
・わずかな時間も無駄にせず、コツコツと努力を続ければ、積もり積もって大きな成果に結びつく。毎日1時間でいいから、無為にすごしている時間を何か有益な目的のためにむけてみるがいい。
そうすれば、平凡な能力しかない人間でも、必ず学問の一つくらいはできるようになる。
そして、どんな無知な人間でさえ、10年もしないうちに見違えるほど博識の人物に変わっていくはずだ。
時間は学ぶべき価値のある知識を吸収し、優れた信念を養い、よい習慣をしっかりと身につけさせるために使われるべきである。実りのない生活を続けて時間を浪費するなど、断じて許されない。

・アイケイケイでは、サービスとは「気づき」と定義しています。気づきはその人の直感であり、感じる力です。
その感じる力が鈍い人は訓練で克服するか、アイケイケイのサービスから離れるしかの選択しかありません
気づけない人の問題は、第一に行動が遅いことです。
アイケイケイスタッフは過敏になっていなければなりません。行動、態度、表情、言葉かけ、御もてなしなど、いち早く気づいて、お客様よりも先に行動をおこさなければ、感動をもたらす真のサービスとはいえません。

・ピーター・ドラッカーの人間関係の定義
→人間関係について優れた才能をもつことによって、よい人間関係をもてるわけではない。自分の仕事や他の人間との関係において、貢献に焦点をあわせることによってのんみよい人間関係がもてるのです
→仕事や課題に焦点をあわせた関係において何の成果もないならば、温かな感情や会話も無意味である。むしろ、ねじれた人間関係のとりつくろいにすぎない。逆に、関係者全員にとって成果をもたらす人間関係であるならば、ときおり失礼な言葉さえ人間関係を壊すことはない。