罪と罰の果てに の商品レビュー
すべての発端は「ルナファーム」 そこは、「神様」の元、大勢の人間が集団生活をする場所。 宗教とは名ばかりの、暴力と苦に満ちた「夢の世界」だった・・・ 命からがら逃げ出した幼い兄妹のその後を軸に たくさんの人たちが絡み合い、もつれ合い破滅へとなだれこんでいく。 読み応えたっぷり。...
すべての発端は「ルナファーム」 そこは、「神様」の元、大勢の人間が集団生活をする場所。 宗教とは名ばかりの、暴力と苦に満ちた「夢の世界」だった・・・ 命からがら逃げ出した幼い兄妹のその後を軸に たくさんの人たちが絡み合い、もつれ合い破滅へとなだれこんでいく。 読み応えたっぷり。 かなり重いです
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重さも内容も、ずっしりと読み応えがあった。 ちょっとだけ、東野「白夜行」を思わせる感じ。 新興宗教って、こんなもんなんだよな・・・ 本当の救いを与えられる宗教って、この世にあるのだろうか? 案外、それは宗教なんかじゃないのかもしれない。 強い信念と、信仰って、似てる。 どこに...
重さも内容も、ずっしりと読み応えがあった。 ちょっとだけ、東野「白夜行」を思わせる感じ。 新興宗教って、こんなもんなんだよな・・・ 本当の救いを与えられる宗教って、この世にあるのだろうか? 案外、それは宗教なんかじゃないのかもしれない。 強い信念と、信仰って、似てる。 どこに向かうか、が大事。
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451P、なかなかの長編。 幸太、東一、聖斗、そしてその妹、聖美を巡る重く 暗い人生を描いた暗黒風小説。読み応えは充分。 信仰、支配、経済、洗脳、暴力...様々な要素が 万遍なく、そそいて破綻せずに語られる熱量は 読み応え充分。 房総の片田舎から中卒で上京する少年たちが ここま...
451P、なかなかの長編。 幸太、東一、聖斗、そしてその妹、聖美を巡る重く 暗い人生を描いた暗黒風小説。読み応えは充分。 信仰、支配、経済、洗脳、暴力...様々な要素が 万遍なく、そそいて破綻せずに語られる熱量は 読み応え充分。 房総の片田舎から中卒で上京する少年たちが ここまで金を得ることが出来る成功者になるっていう ご都合主義、中3の時に一生抱え込まないといけない 暗部をもった幸太少年の現在...など結構大きい 突っ込みどころに目を瞑れば...の話ですが(笑)。 あ、後キリストさんの正体はかなりバレバレでちょっと 醒めてしまうかなー。 でも、こういった作品は好きだし、作者の主題が 多少はブレていたとしても熱量とパワーはしっかり 伝わるし、最終的には面白く読めましたし。救いようの ないノワールになりきれないところに好感。
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著者のオハコ、格闘シーンの緊迫感、物語の面白さは今回も健在。今までの作品と比べて、重いテーマを扱っているが、さすが一気に読ませる。けっこう厚みがあったケド、頑張って運転中も読んだ。左腕がちょっと大変だったケド、気になって仕方がなかった。
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とにかく骨太です。最初はちょっと取っつきが悪くて苦労しますが、そこを我慢すれば後はエンディングまでまっしぐら。落とし方も実に上手くて文句なし。久々に当たりの永瀬作品でした。それにしても宗教って恐い。宗教はあくまでも自分のためのもの。他人のためだとか人類のためだとか言い始めたら、そ...
とにかく骨太です。最初はちょっと取っつきが悪くて苦労しますが、そこを我慢すれば後はエンディングまでまっしぐら。落とし方も実に上手くて文句なし。久々に当たりの永瀬作品でした。それにしても宗教って恐い。宗教はあくまでも自分のためのもの。他人のためだとか人類のためだとか言い始めたら、それはもう宗教ではなくなってしまうのではないかと思います。
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