インパラの朝 の商品レビュー
文章から著者の真面目な人柄を想像した。 世界は本当に広くて、日本に居ては経験できない体験をこの本を通じて読んで驚いたけど、それもまた一部でしかなくて。 こういった本を読むと気持ちが焦る。 焦る必要もないし、焦ったって何にもなんないんだけど。本当に自分がちっぽけな存在なんだと思...
文章から著者の真面目な人柄を想像した。 世界は本当に広くて、日本に居ては経験できない体験をこの本を通じて読んで驚いたけど、それもまた一部でしかなくて。 こういった本を読むと気持ちが焦る。 焦る必要もないし、焦ったって何にもなんないんだけど。本当に自分がちっぽけな存在なんだと思い知らされるからだろうな。
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筆者とほぼ同世代。 就職氷河期、やっとの思いで就職し、怒涛の毎日を過ごしていた頃、違った意味でディープな経験をしていた筆者に羨望の念。 今読んでも、色々考えさせられる内容があるが、凝りすぎていない文章で読みやすい。 同じことはできないが、久々に海外に行ってみたいという気持ちになっ...
筆者とほぼ同世代。 就職氷河期、やっとの思いで就職し、怒涛の毎日を過ごしていた頃、違った意味でディープな経験をしていた筆者に羨望の念。 今読んでも、色々考えさせられる内容があるが、凝りすぎていない文章で読みやすい。 同じことはできないが、久々に海外に行ってみたいという気持ちになった。
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旅行記というには断片的で、いわゆる「旅本」とは一線を画す硬派な本。 その文章はときに冷酷なほど淡々としているが、芯の強さがを感じる。 鋭い観察と繊細な描写に、「女性の視点」を思った。 いま一番気になる、会ってみたい人。 ブログを読む限りではとても愉快な人だと思うんだけど。
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集英社 営業さんが、「面白いんだよね」と仰っていたため、ずっと気になっていた本。ようやく読みました。 ……こんなハードな旅、出来るだろうか?まだ20代の女性が、ですよ? 知ろうとしなければ 知ることが叶わず、知らないまま 安穏と暮らせる人ではなかった、ということか。
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"僕は結婚式の当日に初めて妻と出会うんだ。その日から僕らは10年かけて、お互いを知ろうと努力する。それから次の10年で、僕と妻は恋をする"
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紀行文にしては読んでて止まらない感覚がない。 入国困難な国に入るために形式上の結婚離婚を2度も繰り返したり、行き当たりに身を任せる行動力は読んで面白かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
26歳女性のアジア、アフリカの旅行記。旅先でのエピソード、感じたことをオムニバス形式でまとめている短編集のような形式だが、世界遺産を訪ねて感動した話ではなく、旅先で感じた社会に対する考察が中心。 読み終わった感想だが、本の構成もこれでよかったのかなという疑問が浮かんだ。まず、各エピソードがつながりを持たないため、全体を通じて統一感を感じられなかった。例えば、旅先に関する説明を増やすことだけでもできなかったのか。次に、各エピソードに関する記載が少ないと感じた。国際協力に関する考察など、より深く掘り下げられそうなエピソードがあっさりと記載されているあたりがもったいないと感じた。 ただそう感じた原因は、2009年に本書を購入してからかれこれ10年近く積読していた自分にあると思った。というのは、この10年間で私は各大陸を50カ国以上旅しており、あまり新鮮味を感じられずに読み進めることになってしまった。だからこそネガティブな面がより際立ったのではないだろうか。これから海外を旅してまわりたい方であれば本書で感じたことがあったかもしれないと思う。
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モノの見方が変わると世界が変わる。経験した者しかわからない。そして、『リオとタケル』につながるのね。
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「ユーラシア・アフリカ大陸684日」という文字に なんとなく惹かれて、読み始めた。というのも、そこの 世界は自分にとって、未知の世界だから。 表紙もおとなしく、本のタイトルは「インパラの朝」。 それが、まだうら若き日本女性で、それに加え、命を張った「旅行記」だったとは。「ホンモノ...
「ユーラシア・アフリカ大陸684日」という文字に なんとなく惹かれて、読み始めた。というのも、そこの 世界は自分にとって、未知の世界だから。 表紙もおとなしく、本のタイトルは「インパラの朝」。 それが、まだうら若き日本女性で、それに加え、命を張った「旅行記」だったとは。「ホンモノ」、という言葉は、 こういうものを言うのだと心が感じてる。 裏表紙にある著者の「中村安希」さん。この写真を 見て、彼女の「強烈な意思」を感じない人はいないと思う。 あまりにも付箋をした箇所が多くて、それらを全部 写したら、半日経ってしまいそうなので、たった 一箇所だけから引用をする。 〈本から〉 ネパールやインドの人々は、右手で器用にご飯を 掻き混ぜ美味しそうに食べていた。私は何度か 真似をして、習慣を理解しようとしたが、結局は スプーンに手が伸びた。しかし、それすら今となっては 思い出話の一部だった。すべては長い時間をかけて、 自然と体に溶け込んでいた。ハエがいるのが日常と なり、手で食べることが普通になった。野菜も肉も 揚げた魚もご飯に混ぜて手で食べてきた。切り分け られたスイカの種は、よく見ると無数のハエだった。 私は自分の手の味をいつの間にか受け入れて愛する ようになっていた。ー 文化の恩恵の理解や真似 ごとではなく、生理的な現象として。 (略) 同じテーブルの漁師たちが「うまいだろ」と、私に 訊いた。私はこっくり頷いて、ハエのスープとご飯の 山をあっという間にたいらげた。
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アフリカは貧しい、発展途上国、そんな ステレオタイプ的な見方は止めよう。あくせく働く先進国と自分のペースで働くアフリカはどちらが幸せか。著者が旅の終わりのアフリカで、国際援助の実態、日本の誇り、優しさに気づくところが感動的。 真っ白なノートで見ること。
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