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ライバル俳句史 の商品レビュー

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2024/04/15

明治から昭和の俳句史をライバルという視点からまとめた本で、60人の俳人を登場させている。おかげで、俳句を通史として理解できたし、相生垣瓜人(あいおいがきかじん)や百合山羽公(ゆりやまうこう)など、あまり知らなかった俳人について知ることが出来た。「捨てに行く骸が上の落花かな」(松根...

明治から昭和の俳句史をライバルという視点からまとめた本で、60人の俳人を登場させている。おかげで、俳句を通史として理解できたし、相生垣瓜人(あいおいがきかじん)や百合山羽公(ゆりやまうこう)など、あまり知らなかった俳人について知ることが出来た。「捨てに行く骸が上の落花かな」(松根東洋城)「たんぽぽたんぽぽ砂浜に春が目を開く」(荻原井泉水)「憩ふ事無き蟻見るに忍びざる」(相生垣瓜人)「かへりみる空のひかりは夕雲雀」(百合山羽公)「地下の闇より玲瓏の清水湧く」(山口草堂)「地の果てに倖せありと来しが雪」(細谷源二)「花あれば西行の日とおもふべし」(角川源義)「くちぶえがいつもどこかに五月よし」(片山桃史)

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2010/01/08

「露伴と子規から始まる31組のライバルの俳句を検証し、俳人たちの特色を浮かび上がらせた秀逸な俳句論」 by松山巖

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