ボーダー&レス の商品レビュー
アジカンのゴッチが紹介していたので読んで見た本。 さらさらと読めてしまうが、すごく考えさせられる。 私たちが普段避けて通っていることをガツンとぶつけている。
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この世界はどこにだって、見えない溝がある。僕ら二人の間にも……新入社員の僕が出会った独特な魅力の在日コリアンのソンウ。二人の友情を通して“世界の今”を描く第46回文藝賞受賞作。 つまらなくはないけど、また読み返したい本ではないな~。 どこにでも、何にでも壁はあるもんなんだよね...
この世界はどこにだって、見えない溝がある。僕ら二人の間にも……新入社員の僕が出会った独特な魅力の在日コリアンのソンウ。二人の友情を通して“世界の今”を描く第46回文藝賞受賞作。 つまらなくはないけど、また読み返したい本ではないな~。 どこにでも、何にでも壁はあるもんなんだよね。
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就職先の同期の新入社員「チョ・ソンウ」。その人個人に惹かれつきあいを深めるものの、在日の中身には立ち入らないつきあい。 それがその後、一転していく。 金城一紀の『GO』と同じく、アイデンティティーについて考えさせる深さを持ちながらも、さらりと読ませる筆致。 ★は4以上。
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すごく読みやすかった。 たぶん小説をとても書き慣れた人なんだろうと思う。 在日というテーマ性が先立って読んでしまったが、社会人生活や、主人公の女の子事情などもしっかり語り込んであるので、途中からそんなに意識することはなく読めた。 やはり、私自身この問題には実感がまったくない。実感...
すごく読みやすかった。 たぶん小説をとても書き慣れた人なんだろうと思う。 在日というテーマ性が先立って読んでしまったが、社会人生活や、主人公の女の子事情などもしっかり語り込んであるので、途中からそんなに意識することはなく読めた。 やはり、私自身この問題には実感がまったくない。実感がないうえに自分の経験を思い起こしても、今時、在日ということで人個人のアイデンティティに影響するという考えがない。たぶん、日本人は世界中まれに見るほどの民族意識希薄民族だと思う。それこそ、「くくり」よりも「個人」を見ている若者ばかりなはずで。 そう思うあたり、出てきた在日の女の子美姫ちゃんの存在。 それこそ私の知っている感覚に近しい子だった。そしてそれを前にしたソン・ウの立ち位置で、初めてこの小説の言いたい事が分かった。 たぶん、だから「新しい」在日を扱った小説なんだと思う。 こんな時代にあって尚、アイデンティティ、国、民族を考える孤独とか、意味とか、苦しみとか。 主人公同様、ラスト近くはソン・ウの感情がよく分からなかった。でもそれは、分かる分からないで言えば、分かるはずがないでしょう。て言われてるような感覚。そういう意味で、主人公とはきれいにリンクできたラストだったといえる。 でもやっぱり、このBL感はスゴイ。 この主人公は、まさしく女の子によって書かれた愛すべき馬鹿キャラ系。 こういうのは読みやすいけど好きじゃない。 最低、だけど、誠実、なんてちょっとやめてくれませんか・・・ ひーこわい。
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普段、ふわふわした小説ばかり読んでいたので、ちょっとゴンときた。 「在日」って考えたことなかったな。 うん、語れない。
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ハングルを勉強してる僕にとってはちょっと身近に感じる内容。日本人と在日韓国人との友情をテーマにしている。すごく『りーりん』と『なりすけ』の深い友情が羨ましくなった。お互いを真剣に考えられる、考えてくれる友人が欲しいです。
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テーマが”在日”なんだケド、けっして重すぎず、淡々と、苦悩や葛藤を描いてる。今時の若者の妙にアッサリした日常と、「それでも時々思い悩む」感が、スラスラっと入ってくる。嫌みなく愉しめて、そっと心に残る。結構イイ本だと思った。
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新入社員の主人公、江口理倫(りーりん)と在日コリアンであるソンウ(なりすけ)との出会いから始まる友情を描いた小説。 さくさくっと読めてしまう。個性的なキャラクターや、りーりんとなりすけの間での言葉遊びが面白い。
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11/29 ストーリーは面白い。 ボーダーにもある程度ケリをつけている。 でも何かが足りない。
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文藝で読んだ。下ネタが多かったので、読んだ後に作者写真を見て「女性だったのか!」と驚いた記憶が。 在日という社会のレッテルを越えた友情をテーマにした作品。 ありふれた印象もあったが、ソンウの刺のあるキャラクターや言葉遊びが面白く最後まで楽しく読めた。
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