「日本人」という病 の商品レビュー
潮出版社 (1998年12月1日発売)を読みました https://booklog.jp/item/1/4267015236
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自ら「日本人病」を発症したと語る臨床心理学者、河合隼雄。日本人として、自身が抱える葛藤を明かしながら、日本人にこれからを生きる指針を示す。 日本人の恋愛観や宗教観について述べている部分が特に面白い。日本人は宗教を信仰せず、礼拝を毎日せずに労働ばかりしている。 アラブ諸国民からす...
自ら「日本人病」を発症したと語る臨床心理学者、河合隼雄。日本人として、自身が抱える葛藤を明かしながら、日本人にこれからを生きる指針を示す。 日本人の恋愛観や宗教観について述べている部分が特に面白い。日本人は宗教を信仰せず、礼拝を毎日せずに労働ばかりしている。 アラブ諸国民からすれば、「日本人は動物以外の何物でもない」。しかし、著者のアメリカ人の友人は、「日本人は観光に大仏を見にくるし、仏像の前で真剣に祈る。日本人はすごい宗教性を持っている」と言う。 我々は、無意識的に日本人として物を考えてしまう。私は「日本人は無宗教だ」と思っていたのだが、この本を読んで、一面的なものの見方をしているのだと実感した。 べっしょ。
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村上春樹と対談しているので、注目している。日本人の行動パターンがわかりやすく書かれていたところが興味深く読めた。
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大いなる心理学者、河合隼雄先生の講演をまとめたもの。 震災以降、日本に生きる者としての生き方、心のありようを問う機会が多くなった今、心理学という、社会的な側面やスピリチュアルな分野とはまた違ったアプローチで、「日本人であること」ひいては「日本という地域で生まれ、日本という文化で...
大いなる心理学者、河合隼雄先生の講演をまとめたもの。 震災以降、日本に生きる者としての生き方、心のありようを問う機会が多くなった今、心理学という、社会的な側面やスピリチュアルな分野とはまた違ったアプローチで、「日本人であること」ひいては「日本という地域で生まれ、日本という文化で育ったこと」を改めて考えさせてくれる、今読むと大変参考になる本。
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日本におけるユング心理学の第一人者、河合隼雄。専門は分析心理学、臨床心理学、日本文化論。 この本から学んだことは多いのですが、ただわたしは今日本で日本人として生きているので「日本人とは」という問いはわたしにとってあまり切迫感が無く、勉強になるなあと思いながら読んでいてもたいして引...
日本におけるユング心理学の第一人者、河合隼雄。専門は分析心理学、臨床心理学、日本文化論。 この本から学んだことは多いのですが、ただわたしは今日本で日本人として生きているので「日本人とは」という問いはわたしにとってあまり切迫感が無く、勉強になるなあと思いながら読んでいてもたいして引っかからず、残念なことにあんまり心に残らないんですよね。本を読むには環境、こちらの問題意識なんかもすごく重要だなあと思った次第。 以下、内容について。 この本は基本的に日本と西洋の対比を根底に据え、根本的思想の差異を明らかにしながら話を進めています。 外国、つまり異質な他者を見つめることで自分が見えてくる。 「分ける」ことで人間の意識は明確になる。「分ける」ことを極端にやり抜いて、自然科学と技術が結びついて、便利な世界になった。人間についてもどんどん分けていって個人というものが残って、個人ができるだけのことをどんどんやるようになった。日本的「融合」とアメリカ的競争主義。 と、いうことですが、人間には分けられない部分が存在するわけで、個人というものがどこまで個人か、という問題があると思います。社会的要因、環境、遺伝、親に左右される部分、どこまでが「個人」で作り上げた「個人」か? きちんとやればみんなできるはずで、できない人は堕ちるしかないそれも自己責任、という個人主義は限界がある。 場の友人、個人としての友人。場の友人というのはすごく楽で、わたしはそれに多いに甘えてしまっているので耳が痛い。ただ常に個人として向き合って生きていくのは本当にしんどいと思います。対する社会という集団の強大さを考えるとね。 一人称、二人称、三人称の「死」。「誰か」の死は客観的事実を述べるに留まっても問題は無いが、自分に関係ある「あなた」や、自分自身、「わたし」の死は意味を問わなくては満足出来ない。 自然科学の知は客観性の前提があり、科学は万能ではない。「私」が世界とどう関わるか、という問いに科学は答えられない。人生にとって重要なのは全体性のなかで自分自身の経験。宗教性である。神話の知と、自然科学の知。「私」という問題は、科学の知に頼ることが出来ない、個人で引き受けなければならない、最大の問題。 河合隼雄の心理学的見地からの語りは、そのような教養に欠けるわたしにとって非常に興味深く、勉強になる。結局最も解決への欲望を喚起するのはひとの精神なのだと常々思う。
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あとがきに講演会をまとめたものだと記載されております。 よかったです。 どの言葉もすっと染みてアタシの心に届く! 死の影って振り払えない。 と、感じていた日々。 『死に支えられて生がある』 隣り合っていると感じてはおりましたが。 支えられているんだぁ。 って、なるほどです...
あとがきに講演会をまとめたものだと記載されております。 よかったです。 どの言葉もすっと染みてアタシの心に届く! 死の影って振り払えない。 と、感じていた日々。 『死に支えられて生がある』 隣り合っていると感じてはおりましたが。 支えられているんだぁ。 って、なるほどです。
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海外生活をしていた著者が、外から日本人を見つめ、その独特な世界観を改めて見つめさせてくれる。 確かに、私たちは井の中の蛙であることが多い。 日本人独特の背景と思考で、それを殺さずにいかに生きて行くか…。 難しいテーマを、河合さんの親しみやすい講演を読むことで身近に感じられる...
海外生活をしていた著者が、外から日本人を見つめ、その独特な世界観を改めて見つめさせてくれる。 確かに、私たちは井の中の蛙であることが多い。 日本人独特の背景と思考で、それを殺さずにいかに生きて行くか…。 難しいテーマを、河合さんの親しみやすい講演を読むことで身近に感じられる一冊。オススメです。
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震災後の被災者の心について知りたいと思い読んだ。心理学は、だいたいのことが至極当然のことだ。自分が相手の立場になることはできないが、相手の立場になったときの想像を巡らせばいいのだ。どのように接すればいいかは、相手との関係によって千差万別であるということも当然である。どうすればいい...
震災後の被災者の心について知りたいと思い読んだ。心理学は、だいたいのことが至極当然のことだ。自分が相手の立場になることはできないが、相手の立場になったときの想像を巡らせばいいのだ。どのように接すればいいかは、相手との関係によって千差万別であるということも当然である。どうすればいいのかはゆっくり考えて結論を出すしかない。
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