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スコーレNo.4 の商品レビュー

4

284件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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  3. 3つ

    60

  4. 2つ

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2010/10/31

最後の方は、心が温まります。 面白いと思うのは、最後の章だけだったなぁ。 そこまで、読んで来てこそというのはあるかもしれないけれど。 しばらくは、淡々と(悪く言えばだらだらと??) 話が脈絡なく続いている感じ。 仕事に悩むところとかは共感出来ました。

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2010/09/20

「書店員さんのtwitter口コミで話題」の文句に釣られました。確かに、本屋大賞とかああいうエンタメ系ではなかなか注目されない小説かも。20代女性としては他人事に思えない部分が非常にあります。が、他の世代、ましては男性にとってはどうなのかしら…という疑問も。男性の感想が気になる一...

「書店員さんのtwitter口コミで話題」の文句に釣られました。確かに、本屋大賞とかああいうエンタメ系ではなかなか注目されない小説かも。20代女性としては他人事に思えない部分が非常にあります。が、他の世代、ましては男性にとってはどうなのかしら…という疑問も。男性の感想が気になる一冊。

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2010/08/22

日々を精一杯生きているたくさんの女性に読んでほしい。私にとってもかけがえのない1冊となった。この本に出会えて良かった。

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2010/08/16

麻子の中学から就職までの成長を描いた作品。 いつも自分に自信が持てず、妹の七葉と比べてしまう麻子。 そんな自分が好きになれなくて、だけど変えることはできなくて。 そんな麻子が仕事や人とのかかわりを通して、自然と前向きな考え方に変わっていく。 自分なりのものをみつけていく。 誰にで...

麻子の中学から就職までの成長を描いた作品。 いつも自分に自信が持てず、妹の七葉と比べてしまう麻子。 そんな自分が好きになれなくて、だけど変えることはできなくて。 そんな麻子が仕事や人とのかかわりを通して、自然と前向きな考え方に変わっていく。 自分なりのものをみつけていく。 誰にでも壁は訪れる。それをどう乗り越えるかはその人次第だ。 麻子はそれが他の人より、ゆっくりなだけだったのかもしれない。 とくに派手な場面はないが、丁寧に麻子の成長が描かかれている。 なにか息詰まっている人に読んでほしい。 最後にこの作品の好きなフレーズを。 「「知りたい」と「好き」は同義語なのよ。」

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2010/08/12

2010/08/01 自由奔放な妹・七葉に比べて自分は平凡だと思ってる女の子・津川麻子。そんな彼女も中学、高校、大学、就職を通して4つのスコーレ(学校)と出会い、症状から女性へと変わっていく。そして、彼女が遅まきながらやっと気づいた自分のいちばん大切なものとは…。ひとりの女性が悩...

2010/08/01 自由奔放な妹・七葉に比べて自分は平凡だと思ってる女の子・津川麻子。そんな彼女も中学、高校、大学、就職を通して4つのスコーレ(学校)と出会い、症状から女性へと変わっていく。そして、彼女が遅まきながらやっと気づいた自分のいちばん大切なものとは…。ひとりの女性が悩み苦しみながらも成長する姿を淡く切なく美しく描きあげた傑作。

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2010/07/19

一人の女性の中学~就職までの日々を丁寧に描いた物語。 丁寧に描いてあるから、この女性が自分の身近な人であるかのような はたまたこの女性が自分であるかのような気がしてくる。 自分に自身が持てない人 自分らしさとは何かと迷ってる人 恋をする勇気が欲しい人 家族との付き合い方がわから...

一人の女性の中学~就職までの日々を丁寧に描いた物語。 丁寧に描いてあるから、この女性が自分の身近な人であるかのような はたまたこの女性が自分であるかのような気がしてくる。 自分に自身が持てない人 自分らしさとは何かと迷ってる人 恋をする勇気が欲しい人 家族との付き合い方がわからなくなった人 読んでみるといいかもしれない。 作家の宮下奈都さんは 自然や物に対して愛情を持っているんだろうなぁと感じた。 自然や物が表情を持っているような文章で 読んでいて心地よさを感じた。

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2010/07/17

読み終わった後 無性に恋がしたくなります。 あたしも茅野さんのような 料理上手で感性が似ている人と出会いたいです。

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2010/06/25

自分のことや自分のすることに自信の持てない女の子が、様々なことを見、触れ、感じながら、自分について考えていく。 あとがきにも書いてあったけど、靴屋の話が好きだ。一足の魅力的な靴との出会いで、世界が変わっていくあの感じ。 茅野くんって、マルツ商会のお店にいても大丈夫だと思う。店...

自分のことや自分のすることに自信の持てない女の子が、様々なことを見、触れ、感じながら、自分について考えていく。 あとがきにも書いてあったけど、靴屋の話が好きだ。一足の魅力的な靴との出会いで、世界が変わっていくあの感じ。 茅野くんって、マルツ商会のお店にいても大丈夫だと思う。店主であってもそうだし、商品としてお店に並んでいてもいい感じ。こんな風に未来を想像して微笑んでしまうのは、麻子の影響かもしれない。 全体的に文章が綺麗で、丁寧で、優しい印象を受けます。内容のせいか、本の紙質までがいつもと違ってやさしくて、でもしっかりしているそんな手触りなような。もっともそれは単に、光文社文庫の紙質がそうなだけかもしれないけど(笑) たまに読みたくなるだろうな。

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2011/11/04

びっくりするくらいいい本に出会ってしまった。 これがわたしの読後の素直な感想。 いろんな本を毎日読んでいるけど、このびっくりした感じは久しぶりだ。 宮下さんの作品は短編でちょろっと読んだ程度でした。 本作は骨董品店に住む長女麻子の視線で語られる。 欲しいものは容赦なく手...

びっくりするくらいいい本に出会ってしまった。 これがわたしの読後の素直な感想。 いろんな本を毎日読んでいるけど、このびっくりした感じは久しぶりだ。 宮下さんの作品は短編でちょろっと読んだ程度でした。 本作は骨董品店に住む長女麻子の視線で語られる。 欲しいものは容赦なく手に入れる双子のような妹、七葉と、いつまでもお豆ちゃんな六つ下の妹、紗枝。 麻子はいつも仲の良い七葉と自分を比べ生きて、成長する。その成長する中で決して派手ではないけどきらりと光るなにかにため息が零れてしまう、そんな本。 美しい表現、柔らかな口調、そしてその本が持つ空気。 これは間違いなくいい本です。

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2010/06/21

No.1、No.2まで読み進めて「やはり、おじさんにはきついのか…」と思ったら、No.3で俄然面白くなってきた。4つの学校の話かと思ったら、1起2承3転4結だったのね。 『愛せない』と感じるのは女の子だけじゃない。著者作り出した美しい世界に入り込む事が出来ました。

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