ぬるい男と浮いてる女 の商品レビュー
私が好きだった平安寿子さんはどこへ行ってしまったのだろう。6つの短編が入っているけれど、そのうちの書き下ろしの「浮いてる女」と「長い目で見て」はドライに淡々と意地悪な人を書いている。読んでいるとざらっとした気持ちになり辛いものがある。読み終えたけれど、読むほどのことはなかったと思...
私が好きだった平安寿子さんはどこへ行ってしまったのだろう。6つの短編が入っているけれど、そのうちの書き下ろしの「浮いてる女」と「長い目で見て」はドライに淡々と意地悪な人を書いている。読んでいるとざらっとした気持ちになり辛いものがある。読み終えたけれど、読むほどのことはなかったと思った。平安寿子さんあんなに痛快な作品で楽しませてくれたのにどうして?これって読んでる私に問題があるのだろうか?
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平安寿子の最新刊。 「ふつう」から少し外れた男や女のスケッチふうな短編集。帯の惹句のとおり「見てるだけなら面白い、でも近くにいるとちょっと困る」という人々に焦点をあてている。 お金持ち一族のダメ息子の話「長い目で見て」と、著者のバレー好きを反映したような「浮いてる女」がよか...
平安寿子の最新刊。 「ふつう」から少し外れた男や女のスケッチふうな短編集。帯の惹句のとおり「見てるだけなら面白い、でも近くにいるとちょっと困る」という人々に焦点をあてている。 お金持ち一族のダメ息子の話「長い目で見て」と、著者のバレー好きを反映したような「浮いてる女」がよかった。ただし、ほのぼの話に納まっていなくて、シニカルな視線が仕込んであるので、読後感はさわやかというわけにはいかない。心して読むこと。 12月始め地元で講演会があると今朝の広報で読んだので楽しみにしている。タイトルは「50代からの正念場を生きる」
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